ただ涙を流すのではなく考えてほしい

この言葉は日本人ガイド 中谷剛さんの恩師、アウシュヴィッツ博物館元館長(?詳しく聞き取れなかった)が言われた言葉だそうです。

先月中ごろ、NHKのBSテレビで日本人ガイドの中谷さんのことをやっていたそうです。
私は見ませんでしたが、夫が私のためにビデオを撮っておいてくれました。
それを見て、やっぱり中谷さんのツアーに参加して見学したほうがいいのでは、と思い始めました。

個人で回るのは限度があります。
何気ない一軒の瀟洒な住宅を見ても、個人の場合は通り過ぎてしまうだけでしょう。
ところがそれが収容所所長だったルドルフ・ヘスが家族と共に暮らした家だった。
収容所には家族バラバラに隔離され、役に立たない老人子供は早々と殺されて、満足に食事も与えられないひどい環境の中に収容されているというのに、所長ヘスは家族を呼び寄せて一家団欒で暮らしていたのです。

中谷さんは、すごく重たい歴史をよそ者の自分が軽々しく案内するのは不謹慎ではないかと、葛藤された日々があったそうです。それを乗り越えて、ただ単に案内するだけでなく、その中でテーマを与えて考えさせる案内をしているということでした。
中谷さんのツアーが終わったら、気になったところをもう一度ご自分で回られたらいいと思います。

クラクフに2泊なさるのでしたら、ぜひ旧市内にあるユダヤ人の居留地、クラクフゲットーに寄っていただきたい。
「シンドラーのリスト」の舞台となった場所です。
クラクフは特にユダヤ人の締め付けが厳しかった街だったようです。

私は残念ながらゲットーには行っていないので、次に訪れる機会がありましたら、最優先課題にしようと思っています。

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1件のコメント

  • 17/03/03 12:43

    Re: ただ涙を流すのではなく考えてほしい

    frau.goemon3さま

    コメントどうもありがとうございます^ - ^
    皆さんからアドバイスを頂いて、できるなら中谷さんにガイドしてもらい、その後一人でもう一度回ろうと考えています。
    ただ中谷さんからお返事のメールが来ないので、ガイドしてもらえないかもしれませんが。。
    もちろん本や映画も読んだり観直しし、予習をしっかりしてから行きます。
    中谷さんのテレビを見観たかったなぁ。
    是非クラクフゲットーにも行ってみたいと思います。

    なんだか緊張しますね。しっかり勉強して、自分の中に落としてきます。

    どうもありがとうございます!!

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    3月7日6:00より再放送

    調べていましたら、再放送があるようです。
    番組情報も詳しく紹介してありますので、参考にしてください。
    この下の方に再放送の案内があります。
    http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2443/2396589/index.html