レポート

ウクライナ、ルーマニアに行ってきました。(2006.2.16~3.4)

公開日 : 2006年03月07日
最終更新 :

ウクライナ、ルーマニア旅行に行って来ましたので、ここでは簡単にウクライナについての印象を報告させてもらいます。

【ウクライナ】訪問都市:キエフ、リヴィウ
・物価
ウクライナの物価の高さに驚きました。印象では日本より2割程度安い位という感じがしましたが(リヴィウはもう少し安い)、この低レベルのサービスと製品でこの物価はないだろう!と正直思いました。一体、ここの国はどんな産業でこの高物価を支えているのか甚だ疑問です。
・ウクライナ人
人の冷たさにびっくり!今までアジア地域しか旅行をした事のない私にとって、旅行者に笑顔一つ見せない人々がいる国があるのだと初めて知りました。(私自身の問題もあるとは思いますが・・・)
・言葉
印象ではロシア語(ウクライナ語)以外はこの世に言葉は存在しないのだ!と言わんばかりに英語は通じません。私が外人であることは一目で分かるにも関わらず、容赦なくロシア語で捲くし立てます。
以下、私がロシア語を分からないと言った時の彼らの反応。
1、大声で怒鳴る。
2、深いため息をついてめんどくさいと言わんばかりにもう一度だけ言う。(当然、ロシア語で・・・)
3、ロシア語も分からないのかと馬鹿にして、あっちに行けと言う。
そして、私が片言のロシア語で「英語で話をして下さい。」なんて言おうものなら、烈火の如く怒り出す始末。
確かにロシア語圏の国に旅行であろうが何であろうが来たのだから、ロシア語が話せて当たり前だろ!という彼らの気持ちも分からないのではないのだが、もうちょっとこちら側の状況を考える気持ちは彼らにはないのだろうか?
・アジア人
旅行をしてこんなにも注目を浴びた国というのを私は知りません。確かに、アジア人は私が見た限りほとんど見かけなかったという事もありますが、そんなにも見る事はないだろ!!と思うくらい見られます。別に私がマイナス何度の雪の中を裸で歩いている訳ではないのに何でそんなに注目されなければならないのか?服装は濃い茶系のダウンジャケットに同じ茶系のコーデュロイのズボン、靴は同じく茶色の登山靴。髪は黒で短髪。身長も175cmで体重だって73㎏と至って普通。見た目としては現地のウクライナ人の男性と差ほど変わった所はないはず。唯一違うのは間違いなくアジア人と一目で分かる顔だけ。なのに何でこんなに見られなくてはならないんだ!!特に敵対心とか反感を持って私を見ているのでは無いのはよく分かるのだが、向こうが見ているので、こちらもそっちをみると間違いなく視線を逸らされます。(男女共)

ウクライナに行った方で同じ経験をされた方がおりましたら、教えて下さい!何故にこんなに見られるのでしょうか?単純に珍しいだけにしては度が過ぎると思うのですが・・・。(世界の人口比率としては3人に1人はアジア人なんだから、そんなに珍しいはずはないのだが。)

上記のような体験から、私は1週間ウクライナに居ましたが、観光が終わり次第、逃げるようにしてルーマニア行きの寝台列車に飛び乗った訳です。

※これは私が1週間というほんとに短い期間を旅行者としてウクライナに居たときの体験と単なる印象ですので、そうじゃないという方も当然おられると思います。つきまして、これからウクライナに初めて行かれる方も単なる一旅行者の私見だという事を御理解下さい。

  • いいね! 0
  • コメント 8件

8件のコメント

  • Re: ウクライナ、ルーマニアに行ってきました。(2006.2.16~3.4)

    小生昨年10月ポーランドとウクライナに、今年3月ルーマニアとブルガリアへ一人旅をして来ました。仕事で英、伊、中国語、趣味で露、西、独、仏、現在アラビア語を勉強中です。貴方のご意見に若干の異議。
    貴方は私見と少々謙った言訳をしてますが、反省点はそれだけですか?
    経済大国日本をバックに態度が大き過ぎたのでは(小生の誤解か?)
    郷に入ったら郷に従え、特に自分流は通用しない、訪問する国の歴史、社会情勢、多少の現地語位の勉強はして行ったほうが良いのでは。
    ことに共産主義体制から変わって間もなく顧客サーヴィス精神の土壌未熟なのは理解して置くべきでしょう。
    昔の日本だって、特に役所(今でも)はそんな調子だった。”お客様は神様です”の合言葉が流行った時代もあるのです。今回の旅行では
    "A customer is always our king"なんて標語を掲げた旅行社窓口を現地で見掛けました。サーヴィス改善努力は一般人を含めみんなやっているのです。日本の現実はどうか?若者の大半が大卒、然し殆ど外国語を
    喋ることが出来ず、外国人旅行者が何かを尋ねたりした際、貴方の経験したと同じ様な思いをしている筈です。
    豊かな日本の、若者達が特段の目的もなくどんどん海外へ出て行って、
    面白おかしく楽しんで来る。例えそうであっても様々な体験から、将来彼等にとって何らかの役に立つことを期待し且つ念じています。
    加えて、日本を離れ、外側から逆に日本を見詰める視点、思考の転換をする訓練でもすれば、視野が大いに拡がることでしょう。
    貴方のメッセージに多くの反応がありますが、敢えて老婆心ながら一言
    異質の提言をする次第です。

    • いいね! 0
    • コメント 1件

    ありがとう御座います。

    vecchio ishiさん
    投稿ありがとう御座います。
    vecchio ishiさんの提言は謙虚に受け止めます。

    私としては特に態度を大きくしたという認識はないのですが、現地の人から見ればそう思われる所もあったのかも知れません。それは私の不徳の致す所です。

    ご意見ありがとう御座いました。

    • いいね! 0
    • コメント 0件
  • 今マケドニアです

    こんにちは。Heart-Blueさん。
    レスありがとうございます。突然なんですが、今マケドニアの首都スコピエに居ます。ここもキエフ同様、ホテルの質が低い割には、料金が高いです。

    またここにはアジア人が本当に居なくて、私もHeart-Blueさんがウクライナで味わったように、通行人にじろじろと見られます。以前、日本に居る黒人をよくそのような目で見たことがありましたが、そのとき彼らが思ったことがわかるような気がします。ま、別に悪意があるわけじゃないんでしょうけど・・・。ただ、私を見て「ホアチョー」とかブルースリーの真似事してきた奴はとりあえず殺したいと思いました。

    キエフの地下通路の食堂だったら私も使いましたよ。確かに一皿で400円とか500円して意外と高いんだなと思いました。そうなんですよね。ウクライナ人も使っているように見えるんです。彼らの月収が本当に月10,000円程度だったら、日本人の感覚として、一皿10,000円超えそうな勢いです!
    私は庶民が利用するようなところには行かなかったのですが、そういうところは本当に安いのでしょうね。確かにキオスクでタバコが一箱1グリブナ(22円)だったり、地下鉄の利用料金が一回11円程度ということに、物価の安さを感じることができました。生活に必要なものは旧共産圏らしくまだまだ安めに抑えられているのかもしれません。

    謎が多くて、旧東側諸国は好きです。値段も順調に上昇している今、できるだけ多くの国に早いうちに回ってみたいと思っています。
    それはそうと以前バルカン半島からウクライナあたりを旅行したときの、度のレポートを書きました。誰もレスをくれなくってさびしかったのですが、駄文ではありますが、よければ検索機能を使って読んでみてください。

    • いいね! 0
    • コメント 2件

    Re: 今マケドニアです

    マケドニアですか!!
    私もいつか是非行ってみたいです。

    やっぱりアジア人はめずらしいのでしょうね!
    ただ彼ら(白人)にとって、私たち日本人が白人系の人達を見てどこの国の人かを見分けられないように、彼らにとっても中国人か韓国人か日本人か何てことは分からないのでしょうね?(私もウクライナではよく陰口でチャイナ、チャイナと言われておりましたが・・・)だからって本人を目の前にして人種的にバカにするような事を言われたら誰だって怒りますよ!
    ちょっと話は違いますが、私がキエフからリヴィウ行きの列車に乗ってた時に、車掌にロシア語が分かりませんと私が言ったら、車掌が「ヴリャート!」と私に対して言った時に正直、私も殺してやろうかと思いました。(彼は私がロシア語を知らないから悪態をついたのかもしれませんが、残念ながら「ヴリャート(クソ)」という言葉だけは知っておりました。その夜は悔しくて眠れませんでしたが・・・)
    ただ、そんな奴等には言わせておけばいいんです。間違っても一時的な感情に流されないようにしましょうね!お互いに!

    それから旅行中でも旅行の後でもいいですが、是非今回の旅の感想をお知らせ下さい。YOSHIYOSHIさんの旅行記は是非とも拝見させて貰います。それでは、くれぐれも気を付けて旅行をして下さい。

  • 心の旅

    Hert-Blueさん、はじめまして心の砂漠というものです。本題から一番最初のレスから最後のレスまで全て読ませていただきました。
    「旅というものは、人生の縮図を歩くことだ」と、誰かが言っていた気がする。
    失意の状況から抜け出す為に旅に出たのですね。きっと、その辛さや思いは他人にはわからないことでしょう。死んでもよいと思って現地に着いたのですね。でも-17℃という寒さから死ぬよりも生きようと思った。そして、苦労を積んでも旅を終えるまで頑張ろうと思ったのですね。
    私も同じような状況から日本を出て、同じように苦労を積んで帰国したことがあります。お金の無さから、数百円の安ドミトリーを泊まり歩き、各地を放浪しながら葛藤していた。そんな葛藤から解放してくれたのが安ドミトリーだった。まさに人種の坩堝である。そうか、君もドロップアウトか。私はドロップアウトなんかじゃない。そんな問答をなんど繰り返しただろう。安ドミトリーで死んだ目をしながら麻薬をしている日本人を沢山見てきた。夢も希望も消え失せ、生きる気力さえも失っている日本人を沢山見てきた。私はそんな人間にはなりたくない。そう思いながら旅をしてきた、人生の向上心と日本へ帰国したなら最悪な状況が待ち構えている現実。その現実を皆わかっているのだ。だから怖いのだ。安ドミトリーで人生を捨てている日本人もきっとわかっている。だから帰国できないのだ。Hert-Blueさん、あなたは帰国してこんな立派な旅行記を書いている。そして、元気でいる。死のでもよいなんて二度と思わないでくれ、残された家族はどうするんだ、友達はどうするんだ、残された者は皆後悔して生きていくんだぞ、君を心配しているのだから。
    私は帰国してから、辛くなるとあの状況下で旅をしていた記憶を呼び戻す。ふと会社を辞めたくなった時、もう駄目だと思った時、あの安ドミトリーを想い出す、饐えた臭いに独特の雰囲気、またあの状況に戻りたいのか、辞めたらもう這い上がれなくなるぞ、そう思う。あの状況よりも辛い日は無い。今のところはだが。
    電車の切符を買うのに、手数料を払って買ってもらい、荷物も運んでくれた。これは、無駄な時間と無駄な労力を買った、それで思うように電車に乗れたら良いと思う。切符を変えないもどかしさや疲労は、想像を超えたものなのだから。私は一円でも安く済ませようと思って旅をしていた時期がある。無理をして歩いて、わからないバスに乗って違う場所へ行き時間を無駄にしたことも何度もある。安い宿に泊まって怖くて眠れなかったこともある。安い食べ物を食べてどうしようもなくお腹を壊したこともある。お金は使いようによっては、無駄なお金でないことも沢山あることに気付いた。あの時、お金を効率よく使っていたら、もっと素敵な旅ができたんじゃないか、そう思う。Hert-Blueさん、旅を知っていますね。
    失意の状況から抜け出して、思い出深い旅の後には、必ず待ち構えていることがある。ここが頑張りどころですよ!誰も助けてくれやしない。でも、周りは皆心配している。
    少なからず言えることは、どうにかなるってこと。また素敵な旅行記を書いて下さい。期待しています。素敵な人生を!Hert-Blueさん…。

    • いいね! 0
    • コメント 0件
  • はじめまして

    書き込み拝見しました。
    無事帰国されて何よりでした。
    実は私の知り合いで現在、1年の内の数ヶ月を日本でアルバイト、数ヶ月を世界旅行に当てて訪問国100カ国を目指している方がいます。
    彼はこの春よりシベリア鉄道経由で東欧旅行を計画しており東欧は物価が安いと踏んでいるようですが、実情は違うことがわかりました。
    今彼は中南米旅行中なので帰国後、Heat-Blueさんのこの書き込みを教えてあげようと思います。
    本当にありがとうございました。
    それからこれからも頑張ってください。

    • いいね! 0
    • コメント 2件
    06/03/14 16:58

    Re: はじめまして

    お茶丸さん横から失礼します。
    比較の問題ですが、東欧は西欧に比べれば物価はかなり安く、
    アジアは私は余り行っていませんが、私の行った範囲の比較ではアジアより高いかもしれません。

    シベリア鉄道は食堂車も安いですが、停車駅に売りに来るおばあさんの食べ物は特に安いです。
    なおヨーロッパはロシアを含めて全部の国へ行きましたので細かい事は詳しくないですが、大雑把な各国の比較は出来ます。

    いずれにしても電気製品のようなものを除いて生活用品、食品は日本よりはずっと安いです。
    もっとも日本は物価も高いですが、給料も世界有数の高さです。

    ところで例の土日編お茶丸さんはどうされますか、シロカイーナさん任せですが、
    都合がつかない場合はこちらは他の日でも殆ど大丈夫です。

  • Re: ウクライナ、ルーマニアに行ってきました。(2006.2.16~3.4)

    はじめまして。Heart-Blueさん。特に何かあったわけではないのですが、面白そうだったので書き込ませていただきました。

    私も去年の9月にルーマニアからウクライナに行ったことがあります。確かに私も物価の高さに驚きました。外務省の統計データをみるとウクライナの国民年間所得(GI)が1,000ドル程度だったので、中国と同じ位かなと思っていただけに、私もショックを受けました。その時点で物価は地球の歩き方に載っている物価の倍くらいになってましたね。ホテルブラチスラバのシングルが5,000円くらいしました。またレストランで食事をしようと思ったら、普通に一品1,000円超えそうな勢いでした。
    去年の春からEU諸国からの旅行ビザが、秋からは日本からの旅行ビザが免除されたので、外国人旅行者が今急増しているそうです。その影響で物価が去年1年で2倍になったと聞きました。地元民の給料が倍になっているわけではないので、彼らもかなり苦しい生活をしているという話です。というか本当に年収が1,000ドル程度であれば、キエフでは生活できないんじゃないかと思います。

    英語はホテル以外でほとんど通じませんでした。一般人は若い人間も含めて英語は終わってました。というかルーマニアからの国際電車の車掌が英語がしゃべれないどころかラテン文字が読めてないらしくさすがにビビリました。どこに行くんだ、みたいなことをロシア語で聞かれました(チケットにはラテン文字でKievと書かれていたので)。まあ、でもそれはそれで楽しかったですよ。私の場合。

    帰りの切符を買うのも苦労しました。結局英語が話せる人を見つけて手伝ってもらうことができたので、何とか買うことができました。幸運でした。
    それにしても切符を買ってもらうのに手間賃が100グリブナは絶対ボッタクられましたね。

    個人的には全体的に楽しかったです。もう一回行ってみたいと思い、今NHK教育のロシア語会話を毎週観ています。

    ウクライナに限らず、旧東欧の国々はすごい勢いで物価が上昇しています。行くのであれば早めに行ったほうが、物価上昇のあおりをできるだけ受けないですむでしょう。

    多分を長々書いてしまいました。

    • いいね! 0
    • コメント 1件

    Re^2: ウクライナ、ルーマニアに行ってきました。(2006.2.16~3.4)

    YOSHIYOSHIさん

    投稿ありがとう御座います。
    確かにウクライナの国民所得が1,000ドルなんて、旅行者として行った感じだとちょっと考えられない話ですが、日本に戻ってきてウクライナの知り合いに聞いた所、普通の人の月収が1ヶ月\10,000~\15,000位と言っておりましたので、もしかしたらあながち外れではないのかなとも思いました。私が安いと思ってよく利用していたペッサプリー市場の地下の食堂(1食2品\500~\600)の話をそのウクライナ人にしたら、あそこは高いと言っていたので、普通のウクライナ人は旅行者の知らないもっと安い所を利用しているみたいです。(その割にはウクライナ人もその食堂でたくさん食事しておりましたが・・・)そうは言ってもやっぱり物価が高すぎるので、生活はかなり厳しいとも言っておりましたが。

    私も今回はヨーロッパ圏の旅行自体初めてだったので、何もかもが目新しく色々大変でしたが、今振り返ってみるとそれはそれで楽しい旅行でした。ただ英語が通じないのは何ともならないので、私も次回は是非、ロシア語を覚えてまた行きたいと思っています。

    YOSHIYOSHIさんが行った際の投稿を期待しております。
    では、また。

  • 大感謝!

    Heart-Blue様、
    詳細な情報本当に有難うございました。ウクライナはやはりまだ旧ソ連の影を引きずっていると私も思いますよ。少しづつ良くなっていくことを期待してます。今回のご旅行は大変だったと思いますが、想い出として強烈に記憶されると思います。私も色色危険な目にあってきましたが、ブカレストの北駅での新種の詐欺についてもう少し詳しく教えて戴けましたらありがたいです。今後単独旅行される方々にも役立つと思います。
    宜しくお願い致します!

    • いいね! 0
    • コメント 1件

    ブカレストノルド駅の詐欺について

    cosmogonyさん

    投稿遅くなりましてすみません。
    ブカレストノルド駅での詐欺についてですが、私が遭ったのはちょっと特殊な状況下の詐欺であったので、一般的には当て嵌まらないとは思いますが、注意喚起という事で投稿させて貰います。

    AM6:30発ブカレスト~モスクワ行きの列車に乗る予定でノルド駅に1時間前に到着。朝食などを取りながら待っていた所、発車20分前になっても掲示板にプラットホームの番号が表示されない。今までだと大抵20~30分前には列車が到着していたので、おかしいと思いながら掲示板を見ていた所、隣にいたルーマニア人の男がどうした!と英語で声を掛けてきた。私はチケットを見せて、列車がまだ来ないという話をしたら、彼は掲示板をみて確認し、この列車は前日の大雪(前日確かに猛吹雪であった)で遅れていて別の駅に到着するんだ!と掲示板の行き先が表示されている次の欄を指差しあっさりと言うではないか。え””!!確かにルーマニア語で何か表示されているが私には分からない。そして彼は早く行かないと間に合わないぞ!と言って、私が連れて行ってやると言い出した。一瞬、私は動揺し呆然としていると、彼は私の置いていた鞄を持って、早く来いと歩いていくではないか。その強引さを見てちょっと怪しいかもと思った私は、インフォメーションで確認するからちょっと待て!と言って、鞄を奪え返し窓口へ向かう。その間も彼は早くしないと間に合わないぞとしきりと出口へ誘う。私がインフォメーションの窓口へ行くと窓口のオバサンが英語が分からない。私が切符を見せながら言っても分からない。そしたら彼が隣にきてルーマニア語でそのオバサンと何やら話出す。そして彼が言うには、7:30に別の駅に到着すると言っている。だから早く来いと言って、また荷物を持って歩きだすではないか。私はまたちょっと待てと言って荷物を奪え返し、ちょっと冷静になろうと掲示板の所に戻り、彼に対しちょっと確認するからあっちに言っていてくれ!と言って取り合えず追い払う。彼はしつこく間に合わないぞ!と何度も言っていたが無視していたら、呆れて離れていった。そしてちょっと考えて見る、まず列車が遅れている事は確かだ。この時点で6:40位。まだ掲示板にはプラットホームの番号が表示されていない。しかし、そもそもノルド駅以外の駅があるという事を私は聞いたことがないし、仮にあったとしてもこの駅に到着しない列車が何で掲示板に表示されているのか?そして何よりも彼の異常なまでの強引さが非常に怪しい。などとという事を考えていると、掲示板が動き出した。そして私の乗るモスクワ行の列車のプラットホーム番号がついに表示される。やっぱり!!私は先ほどの男に一言文句を言ってやろうと彼を捜すが、既に見つからない。そうこうしていると列車が到着。私は急いで列車に飛び乗った訳であった。

    そして列車内でちょっと考えて見たが、彼は私を連れ出して一体何をしようとしたのだろう。目的はお金しかあり得ない。今考えて見ると、確かに最初切符を見せて話をした時に、お前は日本人か?などと聞いてきたので、日本人=金持ちという考えから騙そうと思ったのかもしれない。しかし連れ出したからと言って金は手に入らないので、おそらく脅されるか、何か睡眠薬入りの飲み物でも飲まされ身ぐるみ剥がされるかというような事になっていたのだろう。そう考えるとかなり危なかったなと思う。私は明後日、日本に帰る予定だったので何としてもこの列車に乗らなければならなかったという思いもあり、いつもより慎重になっていたのが結果的に良かった。

    と、いうような感じです。旅慣れて慎重な人ならばすぐに見抜けると思いますが、結構巧妙な詐欺なので、これから単身で向かわれる方は十分注意して行かれて下さい。

  • 教えて戴けますでしょうか?

    Heart-Blue 様

    済みませんが教えて下さい。キエフ(?)からルーマニア(ブカレスト?)迄の鉄道料金を覚えておられますでしょうか?また発車時間と頻度も教えて戴きたいのですが。ウクライナからルーマニアまで今回始めて列車を使いますが、小生もロシア語は全くダメです。キエフ駅で同じく苦労すると思います。また何か留意することあれば教えて下さいね。

    • いいね! 0
    • コメント 1件

    Re: 教えて戴けますでしょうか?

    キエフ駅購入
    キエフ→ブカレスト(片道)376rpH(約9,000円位)
    列車番号59 14:18発→19:30?着(翌日)
    ブカレスト駅購入
    ブカレスト→キエフ(片道)1,530,000Lei(約6,500円位)
    列車番号ZUG382 6:38発→9:56着(翌日)
    ※何故、料金がこんなに違うのかは分かりません。

    私が行った時は上記料金でした。2ndクラスの寝台です。
    ちなみに他の時間帯の列車の発車時間と本数は分かりませんが、
    行き帰りの到着時間帯が違うので1日に何本か出ているようです。
    この路線はロシア・モスクワ発のブルガリア・ソフィア間の列車となります。

    キエフ駅での切符購入
    私もロシア語分からず(片言のみ)読めずで結局の所、最初にリビィウ行きの列車のチケットを取ろうとしましたが無理でした。そこで怪しいとは思いながらも、そういった切符手配をしてくれる人がキエフ駅構内にはおりますので、その人に頼みました。大抵、列車の掲示板なんかを見ていれば声を掛けてきます。(ロシア語で)その人にどこに行きたいだけを伝えれば切符を取ってくれ、更に乗車の際に荷物を運んでくれた上、席まで案内してくれます。ただし、お金は取られます。100rpH(2,400円位)これを高いとみるか安いとみるかは人によりますが、そもそもこの人達はかなり怪しい人達(大体、黒の革ジャンを着ているグループ)なので、騙さないという保証はありません。実際私も切符購入時におつりを取られそうになりました。そんな訳でルーマニアに行く時には上記窓口等を確認した上で自分で購入しました。(片言のロシア語で苦労をして購入)ただ、やっぱりロシア語が話せない、読めないで最初から切符を購入するのは難しいと思うので、騙されないように細心の注意を払って上記の革ジャングループとか、街中の旅行代理店とかに頼むのが無難かな~と思いました。

    ブカレストでの切符購入
    最初に言っておきます。ブカレスト・ノルド駅は危険です。
    私は行きと帰りの2度利用しましたが2度とも詐欺グループが出現しました。危うく2度目は引っかかってしまう所でした。ギリギリ逃れましたが、もし引っかかっていたら、身ぐるみ剥がされて日本に帰れなくなる所でした。ガイドブックなどでは紹介されていない新手の詐欺がありますので、とにかく「おまえは日本人か?」と聞いて来る人が居たら間違いなく騙そうと思っている人なので、絶対に相手にしないように!
    この駅以外では一切騙されたり危ない目に遭ったことはないので、とにかくこの駅だけは注意して下さい。

    切符は駅の窓口ではなく、レジーナ・エリザベタ通りのC.F.R(国鉄旅行センター)で事前に購入しました。入って15分で発券。英語での対応で何の問題もなくスムーズに発券され、同じチケットを取るのに何故こんなに違うのかと悩んでしまいました。(ちなみにキエフ駅では1時間位かかりました。窓口のオバサンが泣き止む時間も含め・・・)

    出入国について(ウクライナ→ルーマニアの例)
    ウクライナとルーマニアの国境で検問があります。国境の駅で列車が止まり、ウクライナの出入国管理局の人達がその駅で乗り込んできます。すると今度は列車がウクライナ方面へ戻る感じで動きだします。そして列車の車両整備の場所まで行って、列車の連結部の交換等を始めます。(ロシア・ウクライナとルーマニアの連結部は違うようで、クレーンのようなもので交換作業をする。)つまりこの作業中に乗客の出国審査をするようです。
    まず係官が来たらパスポートを提示(持っていかれる)。それから係官から税関の用紙と出入国の用紙を渡されるのでそれを記入。(ロシア語と英語の用紙があるので、英語の用紙を貰う。)記入し終わった頃に再度、税関の人が来る。そして、荷物及び所持金を全てチェック。(税関の用紙には絶対ウソは書かないで下さい。所持品、所持金を全て提示するのですぐバレます。空港の税関よりも遥かに厳しい。)その確認が終わって問題なければ、その用紙にスタンプが押されます。それから列車の車両整備が終わり、国境の駅まで戻った頃に係官がパスポートを持って再度訪れ返却し、出入国用紙を回収。係官が全員降りてから出発。その間、3時間位。それから暫く走って途中駅でルーマニアの入国審査。
    しかし、ルーマニアの審査はパスポート提示のみですぐに終わる。

    大体、上記のような手順となります。ルーマニアからウクライナに戻る時はこの逆となりますが、何故か行きも帰りもルーマニアの出入国手続きだけは簡単で、ウクライナは非常に厳しくなっています。(ルーマニアは持ち出されるようなものもなく、持ち込まれても困るようなものはないという事なのか?そこら辺がラテンの血筋!!)

    • いいね! 0
    • コメント 0件
  • Re: ウクライナ、ルーマニアに行ってきました。(2006.2.16~3.4)

    Heart-Blueさん 
    ウクライナ旅行のご経験さぞかし「ブルー」な気分だったでしょうね。

    さて、私共中年夫婦は8月末ごろに「ルーマニア」へ1週間ほど旅行に行きたいと思っています。

    なにせ、東欧は始めてですので何もかも分りません。 ルーマニアには我が家をホームステイした娘さん(今はUSAへ留学中)のご両親が居まして、是非遊びに来てくださいと云う事で2年前計画しましたら「SARS」騒ぎで断念しました。 今度こそは!と思っています。
    娘さんとは同行できるかどうかは「?」です。 我々夫婦でルーマニアへ行く覚悟(おおげさ?)です。

    名古屋セントレアから出発予定ですがエールフランスでパリ経由かルフトハンザでフランクフルト経由がセントレアからでは便利だと思っています。
    ルーマニア旅行のエピソードなど書いていただければ幸です。

    • いいね! 0
    • コメント 1件

    Re^2: ウクライナ、ルーマニアに行ってきました。(2006.2.16~3.4)

    めーじむら様
    投稿ありがとう御座います。

    ルーマニアに知り合いが居るのであれば、きっと楽しい旅行となるでしょうね!(私は誰も居なかったのでちょっと寂しい旅行でしたが・・・)

    しかし日本にホームステイしてアメリカに留学しているなんて、かなり裕福な家の娘さんなんでしょうね。確かにルーマニアのブカレストだけですが、私が見たところ結構メルセデスの新車の4WDなんかが走っていたので、裕福な人は裕福なのかも知れません。その反面、街では大雪の寒い中、12~13歳位のかわいい女の子姉妹が朝から夕方まで街角で花を必死に売っている姿を見たり(ザミラビ♪ザミラビ♪ザミレ~♪と言って売っています)、物乞いの子供が街中に多く居たりしたので、貧富の差が結構ある国のように感じました。

    それからルーマニアについての印象ですが、私はウクライナのキエフから直接列車でルーマニアのブカレストに入ったので、正直ルーマニアは天国のように感じました。ウクライナで散々な目に遭っていた私にとって、英語が片言でも通じるとか、物を買ったりした時に「ありがとう!」と笑顔で言ってもらえるとか、日本では当たり前のそういった対応をして貰っただけで、私としては涙が出るほど嬉しかったです。
    それから【物価】についてもウクライナより若干安いように感じました。しかし、サービスの質及び物の豊富さなんかは遥かにウクライナより高いレベルだと思います。詳しくは分かりませんが一応、来年にEU加盟を目指している国という事なので、EUに加盟する国はやはりこの位のレベルでないといけないんだと感心した位です。(それでも日本と比べるとまだまだですが・・・)
    今回、ルーマニアを旅行して最大に苦労したのが実は【お金の単位】です。現在、ルーマニアではデノミが実施されており、Lei(レイ)とLeu(レウ)が混在しております。また、日本人にはあまり馴染みのない1,000,000札・500,000札・100,000札などがあり、支払い時に50,000札とか10,000札と間違えてしまったり、レシートがゼロを省略して書いてあったり、ホテルなどではユーロ表示だったりして正直、慣れるのに大変でした。

    ちょっと長くなってエピソードではないですが、何か参考になる事があれば幸いです。何かありましたらまた投稿して頂ければ、知っている事であればお答え致します。