パリのスリ達

二年前の年末に10日間パリのオペラ座近くに滞在しましたが
2回、スリの攻撃に遭いました。

彼女たち(ジプシー?ルーマニア人?の少女が殆どでした)は、例えば、地下鉄のルーブル美術館付近の駅で
最後尾の車両にドアが締まりかけたタイミングで、かなりの人数で乗り込んできて
乗客をグイグイ押します。
そして手は、バッグの中に入れて財布を探ります。

ドアの近くに立っていた姉のバッグにも手が伸びていましたが、幸い被害はありませんでした。
単に混雑しているだけかと思いましたが、私服警官が乗り合わせていて
地下鉄を停車させ、乗客に被害が無いかと尋ねたため、
私達も被害に遭いかけたことが分かりました。

もう一箇所は、オペラ座付近の、オープントップバスの停留所で待っている日本人めがけて
襲ってきます。
多くの場合、汚いA4サイズのダンボールを手に持って、「アンケート」と言って
近寄ってきます。
外貌が明らかにフランス人ではないで直ぐにわかりますが
近寄ってきたら、とにかく逃げることです。

試していませんが、防犯ベルを鳴らすのも良いかも知れません。

私は彼女たちのボスらしき女性を(日本語で)罵ったら
つばをかけられました。
すごくふてぶてしいです。日本人を舐めまくっています。

近くにいた日本人カップルの男性が襲われて、財布が道路に落ちましたが
幸い無事に手元に戻りました。

ノートルダム寺院の近くをバスで通った時にも、A4のダンボールを持った人を見かけましたので
観光客が集まるところにスリがいるようです。

以前ツァーで一緒になった方は、地下鉄のエスカレーターで
前の人が何か(小銭?)をばらまき
それを拾うために渋滞が起こり
後ろの人間がグイグイ押してきて
後で気がついたら、財布がなくなっていたそうです。

2年前は、オペラ座駅で、日本語アナウンスが流れていて
「スリに注意してください」と注意喚起していました。
今もそれほど状況は変わっていないと思います。

しかしながら、財布を深めのバッグの底にいれて(ファスナーポケット等も良いかも)
常に気をつけていれば、スられることは無いと思います。
もしくは、旅行用品店で売っているチョッキ(貴重品用)を服の下に着用すれば
万全だと思います。
試したことはありませんが、パンストに貴重品を入れ、お腹の周りに巻くのも
良いかも知れません。

お尻のポケットは厳禁ですが。

パリ全体が危険なのではないので、危険箇所に行く際に十分注意すれば
良いのでは無いかと思います。

以前聞いた話では、ヨーロッパ各国を回ったあと
ドイツで一安心したために、被害に遭うことが多いとのことです。

周りに怪しい一団がいなければ、安心して写真を撮ったり、ショッピングを楽しむことは
大丈夫です。

充分に注意して、パリでの新婚旅行をお楽しみくださいね。

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1件のコメント

  • 実例をありがとうございます

    おねえさまがスられなくてよかったですね
    なるほど、列車でそういう風にするのですね

    やはり財布は持ち歩きたくないですね
    ファスナー付きのベストを用意することにします

    ダンボール持って寄ってきたらノン!と叫んで、それでもよってきたら……
    自分一人なら蹴り飛ばしますが、妻がいるので逃げるしか無いですね

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