レポート

スペイン広場のミサンガ売り

公開日 : 2006年02月10日
最終更新 :

先日、ローマ・スペイン広場で悪質ミサンガ売りに遭遇しました。
有名な話のようなのでご存じの方も多くおられると思いますが、こ
ちらの掲示板にお世話になり、そして、実際にトラブルに遭遇した
者として、皆様の参考になればと報告させていただきます。
1 時刻
  1月27日夕方4時頃。
2 場所及び周囲の状況
  スペイン広場の中段。観光客多し。
3 当方の状況
  中年男1人・・・
4 手口と当方の対応状況
(1)中年前のおにいちゃん(白人系)が「ナカータ、ナカムーラ」
 と話しかけてくる。「トーキョー?オーサカ?」などと出身地も
 聞いて来た。
(2)こちらが立ち止まって反応を示すと、「マジック、ノーマネー」
 と言いながら手首に毛糸を巻き付けてくる。
(3)こちらが遠慮がちに拒否してもどんどん巻き付けてくる!
(4)最後に爪切で毛糸を切り、代金を請求する。50ユーロ!
(5)こちらは、わからない振りをして50セントを出す。
(6)相手は、No、No、とあくまでも高額を要求してくる。
(7)なおも支払を拒んでいると「ボスを呼ぶ」と英語で言い、
 ボス登場。
(8)ボスは、これ、これ、と自分の財布から出した50ユーロ
 札(20ユーロだったかも)を見本として示す。
(9)こちらが、なおも拒否すると、相手は、次第に凄む。
(10)当方、ちょっと危険を感じて中ぐらいの声で周囲に向か
 って「Soccorso!」と助けを求める。
(11)すると、相手は急に笑顔になり、それ(50セント)でよい、
 と金を受け取って去る。
(12)こちらも「Grazie!」とにこやかに別れる。
5 考察(反省)
 ・(2)で反応を示したのが、まず間違い。周囲に人が多かっ
  たため、話には聞いていた「ミサンガ売り」ではあった
  が、ついつい立ち止まってしまった。
 ・(3)で遠慮がちに断ったのが、次の間違い。決然と断るべ
  きだった。ただし、周囲に誰もいないときなどは、あま
  り刺激しない方が良いのかなあ。
 ・(5)のリアクションは、とりあえずは良かったかもしれな
  い。ただ、これも状況によるかなあ・・・。
 ・(11)のように、周囲にイタリア語で助けを求めるのは、切
  羽詰まったときは、有効だと思われる。ただ、このような
  状況に追い込まれないことが第一?。
 ・この後、上の段まで上るとCarabinieriがいました。相手
  もそのことを知っていたのかも。

以上、海外旅行初めて、イタリア語、英語ともカタコトの域を
出ていないおじさんの体験です。
このため、考察(反省)は、間違っている部分もあるかと思いま
す。ベテランの皆様のご意見もお聞かせください。
何れにしても、危うしに近寄らず、もし近寄ってしまった後は、
「タマ(生命)」を奪られないということが第一条件かなあ、と
今になって思っています。
以上、ご参考までに。

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3件のコメント

  • Re: スペイン広場のミサンガ売り

    ミサンガ---nante

    BRASIL--dewa--Bin-bou-nin--no--hitsujyu--hin--desu.
    Sukoshi--ue--no--class--dewa--zettai--yari-masen--node.

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  • OWARAI !!!

    YOKU--mo--kon-na--KOTEN--na--teguchi--ni--hikka-katta--na--to....

    スペイン広場の中段--kara--shita--ni--tsuki-otoseba--ii--jya--nai--desuka ??

    Don-na--baai--demo--kane-wo--haratta--jiten--de--MAKE !!

    Tsugi--ni--yatte-kuru--NIHON--jin--ryokou-sha--ni--DAI--MEIWAKU--wo--noko-shita.
    Sono--kekka--wo--tsukutte--shima-wareta--Koto--ga--zan-nen--desu.

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    Re: OWARAI !!!

    >Tsugi--ni--yatte-kuru--NIHON--jin--ryokou-sha--ni--DAI--MEIWAKU

    Tashikani sono toori desu.
    当方のコミュニケーション能力に不安があり、しかも、
    すぐ妥協してしまうことを見透かされているのですね。
    お前、「no money」と言ったじゃないか、と日本語で
    やり合うくらいの気力が必要だったのでしょう。しか
    も、今回は、金を払わずにそのまま立ち去っても相手
    も追いかけて来なかったかもしれません。
    最初に50セントを見せたときに勝負ありましたね。
    熊が出るキャンプ場では決してテントの外に食料を置
    いて寝てはいけない、というのと同じ・・・
    せめてもの罪滅ぼしに事実報告ということでお許しく
    ださい m(__)m
    Kussyさんも、コメントありがとうございました。

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  • 06/02/10 22:48

    あ~、いました。

    そうそう、「ナカータ、ナカムーラ」と言って来た人。1月の末でした。サッカーの話題を出して来て、気さくなイタリア人かと思いましたが、その後、何やら毛糸らしき物を出して来ました。連れが、胡散臭いと思ったのか、「いい、いい。」と言って、その場を後にしました。そういう事だったのですねえ。よかったですね、大事に至らなくて。

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    まだいたよ!

    7月上旬に行きました。いました、いました!全く同様の人が。
    「ナカータ、ナカムーラ」と言いながら近づいてきて、「ハイタッチ」をしようとしてきた中年の気さくな男が・・・。私はその時は気が付かなかったのですが、連れの妻が「腕にたくさんミサンガを巻いていた」と証言しておりましたよ。
    私は思わず笑ってしまいましたが、手を振りながらその場を去って行き、特に何もトラブルは起こりませんでした。
    未だにいるということは、かなりの日本人が同様の被害に合っているに違いないでしょうね。「スリ」は明らかに犯罪ですが、この場合は「ノリ」で「ミサンガを買った(相当高額ですが・・・)」と思う人たちからは特に訴えられたりすることは無いでしょうから、おいしい商売なのでしょうか・・・。