こんにちは。
旅を終えて無事戻ってきました。
今回あちこちウロウロしたのですが、
イタリアでもほんとうに楽しく過ごせました。
イタリアでの日程は
ピサ1泊。フィレンツェ2泊。
スポレート2泊。アッシジ1泊。
フィレンツェ2泊(1日コルトーナ日帰り)です。
心配していた寒波は、全く問題ありませんでした。
ちょうど、春のようなとてもいいお天気に恵まれて、
(コルトーナ以外ですが・・・。)
去年の冬よりはずっと暖かく感じました。
出発まで日本がとても寒かったので、
免疫がついていたのかもしれませんね。
はじめて行ったスポレート。
まず、フィレンツェから普通列車でペルージャへ。一番早い乗り継ぎは
5分後。まず無理だろうと思っていたら、なんと3分くらい早く
ペルージャに到着。余裕で乗り継ぎ出来ました。
結構飛ばしてるなぁって感じだったんですけど。
何でもありだなぁ。イタリア!と、笑っちゃいました。
それにこの普通列車、各駅ごとにアナウンスまで入っちゃって・・・。
耳を疑いました。この意外性が楽しいですね。
スポレートの駅前に立つと、なにやら大きな黒いオブジェが。
麒麟のような巨大なオブジェのお腹の辺りから、
スポレートの旧市街が望めます。
これって、パリのエッフェル塔のように
馴染む(馴染んでいる)ものなんでしょうか?疑問を感じながら
バスに乗り込み坂道を上がっていきます。
バスをリベルタ広場で降り、(運転手さんが教えてくれます。)
広場側のホテル HOTEL AURORA にチェックイン。
今回、ダブルのシングルユースで
1泊45EUROと言う魅力的なお値段です。(残念ながらシャワーのみ)
ゆったりとして、かわいらしいお部屋に大満足です。
早速、町を散策すると、なんとも渋い町並み。”渋すぎるスポレート!”
小道好きの私は、うひゃひゃ状態です。
石畳と言い、建物と言い、全てが”苔むしたような”風情があります。
この町の一番の見所はフィリッポリッピのフレスコ画のある
ドゥオモですが、町自体にそれに劣らない味があります。
その苔むしたような町に、シンプルな淡いピンク色のドゥオモ。
計算され尽くしています。ぴったりです。
夏のフェスティバルの時には熊川哲也さんが、この広場の前で
舞ったと聞いて、何だかとても嬉しい気持ちになりました。
出発前にブーツの底に滑り止めを張って来た甲斐がありました。
心置きなく町中の階段を歩き廻りました。
町のはずれにある『塔の橋』に向う道からは
ゆったりとした田園風景も見られます。
夜になるとオレンジ色の街灯があちこちに灯り、サンドベージュの壁を、
細い路地を照らします。その色合いは、暖かくて、しっとりとして、
幻想の世界に入り込みそうです。
スポレートでの食のお楽しみですが、
私はストロンゴッツィと言うパスタにはまってしまいました。
ピチよりも少し細身でもっと”こし”があります。
アッラビアータで感激し、次は黒トリュフで感涙しました。
パスタと、黒トリュフのソース、オリーブオイルはしっかりお土産に
持って帰りました。(この週末はストロンゴッツィのお披露目です。)
小さな町なので、観光客の少ないこの時期、ウロウロしていると
何度も同じ人に出会います。そして、にこにこ声をかけてくれるのです。
BARのお姉さんも顔を覗かすと、手招きしてくれたり、おなじみさんが
隣の席を空けてくれたりと、ちょっとだけ住人になったような気分を味わいました。