1月はじめにローマに1週間行ってまいりました。出発前に私がいろいろ疑問に思っていたことは、皆さんの疑問解決にもなるかと思い、投稿します。
女ひとり旅ですが、夜10時ころまで歩き回っていましたが、治安が不安、という思いは全くありませんでした。
まずはテルミニ駅。旅行客で早くから遅くまで混雑しており、警官もたくさんいます。万が一何かがあっても、英語で助けを求められれば、周りの旅行者は皆あなたの味方になってくれると思います。
その他の観光地も、観光客(とくにヨーロッパ人)で大混雑しています。皆、英語が共通語で、街角で地図を広げている人同士、お互いに気軽に情報をシェアしています。
私は幸い英語に問題がないのですが、どこへ行っても「あなた日本人の顔しているのに英語が話せるのね。中国人?韓国人?それともアメリカンジャパニーズ?」と言われました。(アメリカンと出たのは、私の英語がアメリカンアクセントが強いからなのですが・・・) 外国人はアジア人の顔を識別できない、というのは遠い昔の話なのでしょうね。確かにメジャーな外国の地では、英語ができないアジア人=日本人、という見解です。これはオババの説教と思って聞いていただきたいのですが、若い皆さん、がんばりましょうね!
話が戻りますが、いろいろ歩いて感じたのは、トレビの泉の前が一番行動が怪しい人が多かったように思います。壁際にたってしばらく観察していましたが、もし私がスリだったらあの人からは引ったくりしやすそうだな~と思う人は日本人が多かったです。見ていて一番びっくりしたのは、イタリア人(と思しき白人)にあまり上手でない英語で「僕はお金がないんだよ、家ではxx歳になる子供が待っていて、ごはんを食べさせていない。君たちちょっと援助してくれない?」と早口に話しかけられて、たぶん「サポート」だけがわかったようで、「わっかんなーい、なんていってるぅー?」といいながらきゃっきゃ笑ってにっこり微笑み返している女の子たちがいました。相手の言うことがわからないときは、とりあえずしかめ面を返すほうが無難ですよ、お嬢さん。
反面、一人歩きしている日本人は、皆さん緊張感がある感じで、気安く声をかける雰囲気にはない一人歩きの女性も多かったです。治安や盗難に注意、というのは、言われても仕方のない日本人がいまだに多いのだ、ということで、しょうがないのでしょう。
今回は駅側の大型ホテルが並んでいるあたりに泊まりました。お湯もたっぷり出るし、部屋も快適、駅も近いし、何をするにもどこへ行くにもとても便利で特に文句はないのですが、あたりを歩くのは日本人だらけでしたね。次に行くなら、やっぱりベネト通り、でもそこまで無理なので、ポポロ広場、スペイン広場、ヴェネツィア広場を結ぶ三角の中がいいなと思いました。理由は、街の真ん中(賑やかなエリア)から駅へ戻るバス。特に夜遅いと、乗れるか乗れないか!というほど、とても混雑しています。バスの日付を刻印する機械にたどり着けません。混んだ時間に乗りそうなら、損得を考えずに1日券をおすすめします。ちなみに、地下鉄も朝昼問わず、いつでも観光客でぎゅうぎゅうでした。
1点だけ、大きな不満が残りました。某社の日帰りツアーでポンペイへ行きました。マルチリンガルツアーで、イタリア語以外の人が1つのバスに同乗し、申し込みの言語の分だけガイドが乗り込み、マイクをまわして案内をします。英語が問題のない方は、ぜひ、英語で申し込むとよいでしょう。昼食時、日本人だけが食事をする部屋を分けられました。ちょっと、いや、かなーり驚きました。それまでバスの中で楽しく話し、仲良くなっても、おかげさまで午後は皆よそよそしくなってしまいましたよ。
と、まぁ、いろいろ思いつくことを書き連ねてみました。皆さんのご参考になれば幸いです。
では皆様もよいご旅行を!