レポート

北イタリアでカウントダウンしてきました(その1)

公開日 : 2006年01月20日
最終更新 :

以前にこちらのQ&Aでヴェネツィアの宗教団体宿泊施設についておたずねした者です。その節は多くの方からレスを頂き、有難うございました。今回、カウントダウンなので、宗教団体施設だと門限があることに気づき、民間(?)の宿に泊まりました。
以下、つたないですが簡単な旅行記です。最初と最後にハプニングもありましたが、それも含めていい思い出です。

12/29(木)21:55成田発パリへ
12/30(金) 4:35パリ着 7:25パリ発ヴェネツィア着9:10
空港からの市バスは「歩き方」では1ユーロと書いてありますが、2ユーロに値上がりしていました。

ヤフーイタリアで検索して予約していたB&Bに向かいますが、ドアホンを押しても留守。B&B何と予約がない、とのこと。ウッカリ者の私は予約確認メールを忘れてきたため、弱い立場・・。トホホ。「でも今夜だけは空いているから明日は別のを探しますか?」とマダムと話していたら、バールの主人が「すぐ近くにホテルがあるから一緒に言って聞いてみよう」と優しいお言葉。そこはきれいな三ツ星ホテル。しかし、明日の空き室は200ユーロのスイートのみだという。心の中で「高いけど三ツ星だしスイートだし大晦日でこの値段ならいいか」とブツブツ計算して、予約。
そして何かの縁だから今夜だけでもB&Bに泊めて頂く。早速案内されたお部屋はヴェネツィアらしいインテリが素敵でした。何よりも住んでいるかのような滞在ができるからB&B大好き!

マダムは歩けない距離ではないと言うので、B&Bから歩いてサンマルコ広場へ。途中、映画「旅情」の舞台になったサンバルナバ広場やアカデミア橋も通る。天気予報では曇りでしたが、外れて見事な晴天。青空に輝くサンマルコ寺院が印象的です。そこからフェリーチェ劇場まで足を伸ばし、有名なバーカロ「ヴィーノヴィーノ」でお昼。おいしいが、有名店のせいか従業員の愛想はなかった。その後、鐘楼に登り、ヴェネツィアの町を上から眺めました。

いったん宿に戻ってシエスタし、夜は2002年の「Rるぶ」に載っていた
魅力的な「オステリア・ビバルディ」へ行ってみる。リアルト橋から歩いて行くが、途中、昔の本に載っているからつぶれていたらどうしよう、と不安になりつつたどり着いたらつぶれるどころか大繁盛!丁度2人連れの先客が帰ったばかりでうまく入れましたが、あとは満席。料理もおいしく、オーナーはじめ給仕の方も陽気、お客さんも陽気!いいお店でした。サービスで出てくるつけだしもおいしかった!

こうしてヴェネツィアでの長い1日が終わりました。

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  • 北イタリアでカウントダウンしてきました(その3)


    1/1(日)今日はヴェネツィアからミラノへの移動日ですが、ヴェローナで途中下車して観光しました。

    9:52ヴェネツィア発11:19ヴェローナ着。ほぼ定刻通りで、電車も空いていました。切符は券売機もうまく使えないし、窓口は行列ができるので、昨日のうちに買っておきました。2等の自由席です。
    ヴェローナ駅は予想以上に大きく、旅行客に親切な駅でした。5時間3.8ユーロで荷物を預け、中心部に向かいます。バスもあるそうですが、動いている気配がなく、歩いて行きました。昨夜から寒く、雪が積もっていました。

    雪景色のアレーナも趣がありました。また、ヴェローナでの最大の楽しみ:ジュリエットの家に行ったら何と休館・・。ショックでしたが外から館の写真だけ撮りました。

    ヴェローナでお昼を食べ、ミラノへ移動。14:19ヴェローナ発15:55ミラノ着。この電車がものすごく混んでいて、コンパートメントはもちろん満席で、通路にも人が溢れていました。Uターンラッシュなのでしょうか!?そんな中、車内販売のお兄さんはカートを押し進めていたから、もう脱帽です。

    ミラノに着き、メトロでLoreto駅に向かい、今夜の宿・ホテルサンフランチスコへ。「歩き方」にも載っている2ツ星ホテル。シャワー・トイレ付で85ユーロです。メトロの1日乗車券を買いましたが、お正月特別料金のようで2.5ユーロと普段より安くなっていました。

    夜、ドゥオーモやガレリアの方まで行ってみました。ところが、ドゥオーモが工事中でガックリ・・。

    1/2(月)朝早くドゥオーモに行って屋根に登ろうとしたら、何と「屋根が凍っているので登れない」との表示あり。ミラノの見所は月曜日休館がほとんどだけど、行き方を下見しておこうと、ガレリアからスカラ座、スフォルツァ城、最後の晩餐のあるサンタマリアデルグラツィエ教会まで歩きました。でも、かなり疲れました。スフォルツァ城は朝日に輝いて美しく、お城奥の公園も雪化粧で素敵でした。

    トラムがサンタマリアデルグラツィエ教会のすぐ近くから出ていたので、帰りは乗りました。Cordusioで降りればドゥオーモもすぐです。Cordusioからドゥオーモに向かう道に露店がたくさん出ていて楽しかったです。

    お昼を食べた後、ドゥオーモに行ってみるともう屋根に登れるようになっていました。頑張って階段で登ります。ドゥオーモの屋根の上は素敵で、場所はもちろん違いますが、まるで「ノートルダムの鐘」の主人公になった気分でした。

    夕食は、またもや2002年の「Rるぶ」に掲載されていたピアッツァビッグという店がホテルから近いみたいなので、行ってみました。19時ぐらいで我々が第一号のお客でやや不安になりましたが、次々と地元客が入ってきてみるみる満席になりました。ピザもおいしかったです!しかも値段も安いと思いました。

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    Re: 北イタリアでカウントダウンしてきました(その4・完結編)

    1/3(火)
    出発前に日本で「最後の晩餐」予約サイトを見たら満員でした。しかし、当日フラッと行けば1~2枚何とかなるかと思い、朝8時頃サンタマリアデルグラツィエ教会まで行きました。(その時間帯は日本人団体ツアーばかりでした!)「何時でもいいので当日券はありませんか」とたずねましたが、ない、とのこと。

    サンタマリアデルグラツィエ教会前からトラムに乗って、スフォルツァ城内の市立博物館へ行き、ミケランジェロの最後の作品「ロンダリーニのピエタ」を鑑賞。他の彫刻作品もよかったです。

    10時過ぎにしつこくサンタマリアデルグラツィエ教会へ行き、当日券の可否を聞いてみたけれど、「今日は全然ダメよ」とのお返事。残念ですが、またミラノに来るきっかけができたように思います。

    スカラ座の内部見学に行くと、窓口の人が「この時間帯だと劇場を使っているから見られない。劇場内部を見学するなら午後おいで」と親切に説明してくれました。ドゥオーモ近くの「ルイーニ」でメチャクチャおいしい揚げピザを食べたり、ショッピングしたりして、午後再度スカラ座見学に行きました。展示してあるお衣装も素敵でしたが、醍醐味は何と言っても劇場内部。客席もロビーも豪華でした。

    夕方、ホテルをレイトチェックアウトし、中央駅からバスでミラノ・マルペンサ空港に向かいます。ここで最後のハプニングです。パリ経由で帰国するのですが、20:55発ミラノ→パリのフライトが45分遅延。それでもパリでの乗り継ぎにギリギリ間に合いそうだし、(元々50分の間隔アリ)同じエールフランス同士だから大丈夫だろう、と思っていたらパリに着陸する寸前、客室乗務員さんが席に近づいてきて「乗り継ぎに間に合わないからホテルを用意します。成田へは明日の便になります」とのこと。ガーン!

    でも、考え方によってはタダでパリに泊まれるんだ、と前向きに考えることに。用意してくれたホテルはシャルルドール空港近くのイビスロワッシーでした。会社に国際電話して5日午後から出社になる旨、連絡して、一眠り・・・。

    1/4(水)おまけ

    本来ならこの日はずっと飛行機の中のはずでしたが、乗り継ぎに遅れたおかげで短いながらもパリを楽しむことができました。

    朝8時くらいに空港からエールフランスのバスで凱旋門に行きました。約1時間かかりました。メトロでオペラ座に移動、バレエをやっているのでオペラ座近くのバレエショップでお稽古着を買いました。私のイタリア語なまり(?)を聞いて店員さんもイタリア語を話していたのが面白かった。チュイルリー公園近くやマドレーヌ広場を散歩し、メトロで凱旋門に戻り、11時頃エールフランスのバスで空港へ。帰りは30分程で着きました。

    これで「2006年北イタリアでカウントダウン」のレポートはおしまいです。後日、おすすめのホテルやお店は別のトピックスを立てたいと思います。

    来年は南イタリアでカウントダウンしたいなあ・・。

  • 北イタリアでカウントダウンしてきました(その2) 


    12/31(土)B&Bチェックアウト前に、早起きしてサンバルナバ広場、アカデミア橋まで散歩。ちなみにサンバルナバ広場近くに水上果物屋さんがあって、いかにもヴェネツィアです。B&Bチェックアウト時に、たどたどしくイタリア語でお礼を言うと、マダムは「1泊しかさせられなくてごめんね」と恐縮していました。

    ホテルティツィアーノに移動し、荷物を預け、また出かけます。今日のメインはゴンドラ乗りと夜のカウントダウン。
    リアルト橋付近のゴンドラ乗り場で値段を見たら何と80ユーロ!ゴンドリエに値引き交渉してもNO。他の乗り場も調べてみようと歩き始めたら、我々の後で値段をたずねていた英国人夫婦が走って追いかけてきて、「ゴンドラにシェアして乗らないか」とのこと。ちなみに我々も同じことを考えていたので、まさに渡りに舟!もちろんOKです、ご一緒します!
    ゴンドラ上から眺めるヴェネツィアの町は中世そのまま。ゆっくりと時間が流れていました。同乗の英国人夫婦もいい方でよかったです。

    リアルト橋付近を散策し、お昼を食べ、駅で明日のミラノ行き切符を買い、ホテルに戻ってシエスタ。お部屋は最上階で、屋根の形がそのまま天井になっていました。天窓もあり、広くてさすがスイート。

    シエスタから目覚めると雨の音が・・。ガーン!夕食は昨日のB&Bのマダムが「この広場はいいわよ」と地図で印をつけてくれたサンマルゲリータ広場に行ってみることに。お休みの店も多かったけれど、開いているトラットリアに入る。ここも夜遅くなるにつれて地元客らしき人で満席になっていました。

    お店を出て、サンマルゲリータ広場から歩いてサンマルコ広場へ。22時過ぎに着きましたが、その頃は雨のせいか人も少なかったです。ドゥカーレ宮のベンチに座ったり、途中バイオリンの演奏を聴いたりしているうちに時も過ぎ、カウントダウン直前にはサンマルコ広場は人でいっぱいでした。そして、0時の鐘と共にBuon Anno!花火をやる人、爆竹を鳴らす人、シャンパンで乾杯する若者達、キスする恋人達・・・。ヨーロッパでの年越は初めてですが、とても楽しかったです。
    寒さ対策に防寒肌着(アルプスの雪山でも大丈夫、なんて宣伝しているアレです)を着込んでいたから、寒さも感じなかったです。地元の人はコートにマフラーに耳あてに・・とグルグル巻きの重装備でした。

    カウントダウン後は、ヴァポレットの数も少なかったのでサンマルコ広場から歩いてホテルに戻りました。歩いている人の数も昼間より多いくらいで、治安の面では安心でした。


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