ウッフィツィ美術館には、日本語のオーディオガイドがあります。
非常に詳細な内容で、大変勉強になります。見逃しがちな名品も教えてくれますし、疲れていい加減になるところを、しっかり見ろと叱咤激励してもくれます。
しかし、問題もあります。
まず、時間が非常にかかります。
テープを通して聞くだけでも、2~3時間はかかるのではないでしょうか。
我々は、8時半に美術館に入り、途中カフェで20分程度休んだほかは見学に専念して、出所がかなったのは2時過ぎでした。
次に、売り切れ(貸し切れ?)が早いです。
実は途中機械の具合がおかしくなったので、10時頃に一度カウンターに戻ったのですが、すでに在庫がなくなっていました。
2時の返却時も同様でした。
確実に借りるためには、開館直後に行く必要がありそうです。
また、我々(私と夫)は2人用を借りたのですが、これがまた、問題のある代物でした。
1人用4.65ユーロのところ2人用6.20ユーロと大変お得なのですが、これ、ひとつの機械から二つのイヤホンが出ている形式なのです。
はい、見学中はずーっとフタゴムシ状態になります。
運動会の二人三脚と同じで、慣れるまで時間が掛かります。
相手の性格が悪いと、いつまでも慣れません。
相手は気軽に振り返っただけでも、こちらは三歩、四歩と歩かねばなりません。
もう少し見ていたいと思っても、急に引っ張られます。
私は、気まぐれな飼い主と散歩する飼い犬の悲哀を、嫌と言うほど味わいました。
ハネムーンで訪れた方は、是非利用されるといいです。
相手の性格が早くわかります。
仲のいいカップルなら、一緒に歩けて幸せです。
ところで、オーディオガイドの貸し出しカウンターには、1人用には男の人のマーク(トイレ表示にあるようなの)、2人用には男女のマークがあるのですが、あれは同性同士では借りられないものなのでしょうか。
どなたか、是非、レポートお願いします。