南チロル=ドロミーティ ではありません 些細なことではありますが、誤解をしている人が多いのでちょっと触れておきます。 南チロルとはオーストリアと国境を接するトレンティーノ・アルト・アディジェ州のアルト・アディジェ地区(ボルツァーノ県)を指します。 ここは第一次世界大戦前、オーストリア領であった所で、住民の多くはドイツ語を話します。 ドロミーティ とは、北イタリアにあるギザギザした尖った峰を持つ山群のことで、その山域の範囲は、ヴェネト州、トレンティーノ・アルト・アディジェ州のアルト・アディジェ地区及びトレンティーノ地区(トレント県)に及びます。 フネス谷は南チロル地区であり、この谷にそびえる山がドロミーティのガイスラー山群 Geislergruppe (イタリア語では Odles )です。 南チロルでドロミーティに属さない山域は、オーストリアとの国境稜線の山々です。 なお、日本では以前「ドロミテ」と呼んできましたが、日本のイタリア政府観光局も、最近は「ドロミーティ」と表記しています。
Re: 南チロル=ドロミーティ ではありません ご説明、ありがとうございます。 いろいろ関連サイトを見ているのですが、イタリアの 国内なのにもっぱらドイツ語表記になっているのに 驚きました。 地名も2カ国語表記ですね。 (スイスに は多く見られる現象ではありますが・・・・) スイスのドイツ語を話す人は英語もよく話しますが (とりわけ観光業関連の人)、この地域のイタリア人は そうはいかないのでしょうね。
観光客として南チロルを訪れる場合の言葉の問題 交通関係(鉄道、バス、ケーブル類)の人は、ドイツ語とイタリア語の両方を話します。英語を話す人も多いです。 宿泊業も同じです。ただし、場所にもよるのですが、2星以下のホテルやペンションでは英語が通じない場合もあります。でも、何とかなります。みな親切です。 住民はボルツァーノ(ボーツェン)などの都市部を除いては、ドイツ語を話す人の方が圧倒的に多いと思います。 挨拶の言葉を一つ覚えておきましょう。 グリュース・ゴット Grüß Gott こんにちは (この地方、そしてオーストリアからドイツ南部にかけては、グーテン・タークGuten Tagではありません。)