「定番のコース」を個人旅行で忙しく廻る意味は何か。 19番のレスポンスのつける場所を間違えたので改めて質問します。 定番のコース」というお話が出ていましたが、それならば個人旅行ではなくツアーに参加すればよいようにも思いますが、いかがでしょうか。スイスの定番コースのツアーはいっぱい出ているようです。 同じ条件(バスタブ付きの部屋を希望するとか)では、ツアーの方が却って安くあがるということもあるのではないでしょうか。 「定番のコース」を個人旅行で廻る意味は何なのでしょうか。ちょっと疑問に思ったので誰かに聞いてみたくなりました。別に論争したいわけではありません。
ツアーの定番コースといってもピンもキリもありますね。 Kasarovaさん ツアーといいますが、個人ではなかなか泊れないホテルや、見ることのできない僻地を組み込んだリピータ向けのものから、これだけ廻ってこの値段、どうだ・・といわんばかりのツアーなどいろいろあります。 海外旅行に慣れない人相手に数集め専一のツアーはたいていこの類で目いっぱい詰め込んで安さが売り。某氏が言われる「定番」というのはこのタイプのツアーなのでしょう。 限られた日数にどれだけ詰め込むかが勝負のツァーの具沢山を定番というのなら、<それより個人の方が同じ日数でもっと寄れるぞ、大丈夫ですよ>とてんこ盛りを勧める個人旅行はそれなりに意味はあるのかもしれません。 なにしろ旅の原型はスタンプラリーといってはばからないのですから。 閑話休題 私なりのお答えは<やっぱりツアーというのはよほどのタイミングのよさでなければしょせんは<帯に短しタスキに長し>、それならいっそ自分で行くか・・・。でしょう。 でも歳を取ると何から何までみんな自分でやるのが面倒になります。 ツレの文句もだんだん無視しがたく、それならいっそ気楽にツアーに乗るか・・となりますが、いざ参加してみるとやっぱり旅の楽しさは<気ままさ>と気がつきます。 個人旅行ではことに触れあげつらって、文句三昧のおツレどのも旅の途中で次はやっぱり個人でとのたまいます。 日数と中身のバランスを自分で決められるのも良さの一つですが、この中身の基準を<これだけ詰め込んでこの日数でこの安さ>タイプのツアーに持ってくるかどうかは、ひとえにその人による・・ということでどうでしょう。
ご挨拶 ぼうふらおじいさん、こんにちは。 旅の大先達である大先輩にご挨拶申し上げる機会を得、恐縮に存じます。 (私もかなり歳をとっておりますが。) この「地球の歩き方・教えて!旅のQ&A掲示板」への貴方のレスポンスの数々、今最初から拝見しているのですが、なかなか読み終えることができません。 それにしてもスイスの隅から隅まで、そして最新の情報、…驚くばかりで、敬服の念に堪えません。 私は山歩きが好きで、スイスの山も歩きましたが、途中からイタリアの山の方に多く行くようになりました。アオスタ谷も好きですが、南チロルの山(ドロミーティだけではありません)が好きです。スイスに比べて、高い山の魅力という点では劣りますが、山とそこに住んでいる人との調和した姿がすばらしいと思います。また、親切で居心地がよく、食事が美味く、高くないホテルの数々、病みつきになりました。 スイスの山に殆ど行かなくなった理由はホテル代の高さもありますが、日本人に会いたくないということもあります。 最初に行ったのはグリンデルワルトですが、二度目にここを訪れた時、ユングフラウヨッホへの登山電車の日本人専用車両や、日本人向けの観光案内所を見てびっくりしました。(この時はグリンデルワルトには泊まらなかった。) スイスではグラウビュンデン州の山が好きです。一昨年の夏、十数年ぶりにミュスタイアの谷から入って、シルス・マリアで滞在しました。この辺り、マロヤ、シルヴァプラナ、サメダンと滞在したことがあるのですが、このエンガディン地方、実に心の落ち着く所ですね。 あと、グラウビュンデン州では高い谷、Avers tal が強く印象に残っています。(ここは佐貫亦男が何度も訪れた所で、彼はここを「私の天国と言っています。) ヴァレー州の山では、ジナール(チナール)、アローラ、そして日本人にはまず出会うことのないバーニュ谷、フェレ谷など心に焼き付いています。 スイスの山を語ると止まりませんね。 失礼いたしました。 ぼうふらおじいさんのこの掲示板へのレスポンス、毎日楽しみにしております。
私は 私は決まりきったところはツアー出回ることも多いです。 よくツアーは行きたくもないお店につれてゆかれるといいますが、私は買うことは余りありませんが、中を見るだけでも悪くはありません。 私も定番コースを個人で回るのはツアーで引け目を感じていることも多少関係していると思います。 常連のお勧めコースを回るのも自分の考えたことではないのは同じです。 私は個人でどこへでも行きますが、ロシアのように勝手が違うところは最初ツアーで行きある程度要領がわかった後すべて個人で回っています。 ホテルもツアーでは当たり外れは少ないです。 最初ツアーで行くと何時までもそこから抜け出せないと言う人がおりますが、必ずしもそうとは限りません。 大体ツアーのほうが効率的で無駄はないです。 私は博物館などゆっくり見たいと思うこともありますが、そこは別の機会に個人でゆっくり見学したことはあります。 個人旅行きりしない人は掲示板ではツアー客を見下げた表現をすることも多いです。 金魚の何とか汚い言葉でツアーを軽蔑して優越感に浸りたいのでしょう
こういうことだと思います 多くの方がツアーとほぼ同じコースを個人で回っていらっしゃいます。 世界遺産、世界的名所など最大公約数的行きたい場所はどちらもたいして変わりません。 それなのに全く同じコースを辿る場合、ツアーよりは高くつくのに個人で行くのは何か大きな理由があるからです。 それは旅では一番大切な自由がないからだと思います。人生でも同じですが。 じゆうはお金では買えないくらい大切なものです。 その自由をたとえ、個人のときより、部屋がいいくらいで譲るわけにはいきません。 簡素な宿でも自由な時間と場所を選択できることのほうが大切なのです。 ツアーの場合は食事時間も決まっており、余りお腹が空いていなくても食べざるを得ません。 観光箇所も自分の興味がない所も入っています。 A,Bはどちらも行く必訪の場所、C,Dは好みによりと言う場合、本当はCがいいのにツアーではDに行くなど、 やはりツアーでは本当に自分に行きたい所にだけいくことは難しいです。 ツアーを選びようにも、甲ツアーはE都市では好きな名所に行くのにF都市では行かない乙ツーはその逆など、自由に自分の行きたい場所だけを選ぶのは困難です。 たとえ、行きたい場所がピッタリのツアーでも、ここはもっとゆっくり見たかったのに添乗員にせかされます。反対に興味のない場所で長々と説明を聞かなくてはなりません。 個人ならガイドツアーは別にしてもっと自由に時間が取れます。気に入った一つの絵、景色の前に30分もいることも。 一人旅が好きな方には何でも一緒に行動するのはもう修学旅行で卒業したいといったツアーに対する嫌悪感もあると思います。 日本人個人旅行者と団体客は仲が悪く、不倶戴天の敵といった関係が昔からあり、会ってもお互い知らん顔もよく見受けられます。 一人旅の方からは「小学生ではあるまいし、いい大人が添乗員のあとを金魚のフンみたいにゾロゾロ」「一人では旅できない人たちが徒党を組んでみんなで行けば怖くないといった旅」などといった悪口もよく聞きます。 いい悪いは別にして、以上のような発言から個人旅行者には団体ツアーを小バカにした考えがあるように思います。よっていくら安くてもツアーだけは参加したくないということに。 参加するのはホテルと航空券だけの、限りなく、個人旅行に近い全部自由行動のフリープランだけでしょう。 これらが定番のコースを個人旅行で回る大きな理由かと存じます。
なるほど、…ありがとうございました。 自由。 個人旅行の要諦はこの「自由」に尽きますね。 私の場合、個人旅行を好む理由は、集団行動が嫌いなことと、調べることの楽しみにあります。 調べることの楽しみ。外国旅行の楽しみは、私の場合、六割はこの事前調査の過程にあります。実際出かけてみると、楽しみより苦いことの方が多かったりということもありました。 それにしても、インターネットの発明・普及は旅のスタイルをすっかり変えましたね。 昔は旅の全行程、全てのホテルを予約して出かけるなんことはありませんでした。 東京にある各国の政府観光局にはよく通いました。それでも地方のバスの時刻などはわからなかったものです。それが今ではインターネットで訳なく調べることができます。 トーマスクックの「ヨーロッパ鉄道時刻表」は旅の必須アイテムでしたね。(過去形で語ってはいけませんね。2000年版、今でも重宝に使っています。) この「地球の歩き方・教えて!旅のQ&A掲示板」、昨年初めて知って覗くようになり、つい最近、私も何度か投稿したのですが、マルコポーロ3さんのご活躍には敬服するばかりです。 (私がこう言うのは失礼だとは思いますが)回答が的確ですね。 私と旅のスタイルが違うなと思ったりもしたのですが、未知の土地へ行かれる方へのアドバイスとしては納得できるものです。 ユースホステルについて論争がありましたが、この点については、私は外国のユースホステルを利用したことがないのでわかりません。 若い時に日本の公営ユースホステル、特に白布温泉にあった温泉付きの吾妻ユースホステルにはよく泊まってスキーを楽しみました。 それにしても失礼な方もいらっしゃるようで驚きました。論争するには言葉遣いが大切ですね。 団体ツアーへの偏見ということですが、都市部で出会う日本人ツアー客は別として(余裕のない方が多いように見えます)、アルプスの山中で出会うツアーの皆さんは、みな活き活きと輝いていて、つい話し込んでしまうことがありますね。山はすばらしい! まあ、アルプスでは日本人に出会う所へはあまり行かないですが。 長くなりました。マルコポーロ3さん、これからのいっそうのご活躍、期待しております。