私は、2006年9月24日から約半年間、ネパールに滞在した。滞在先は、カトマンズのタメルとポカラのレイクサイド。どちらも、1泊10ドルの安宿に泊まった。当時は、ツーリストエリアは、多くの外国人旅行者で賑わっていた。
ネパールは、慢性的な電力不足で、毎週、新聞に、1週間分の計画停電の一覧表を載せていた。何曜日の何時から何時まで停電、と国民に知らせるのだ。
当時、昼間も計画停電をしていたらしいが、本当に困ったのは、午後6時から9時までの停電だ。部屋でTVをを見ていたら、突然、TVの画面が消え、天井の灯も消えた。初めて経験したときは、びっくりした。宿のスタッフが、火のついたろうそくを持って来てくれたが、ろうそくでは、TVも見れない。午後6時から9時の停電は、毎日あった。私は、しかたなく、午後6時には、ベッドに横になり、寝ることにした。停電に打ち勝つ方法は、寝てしまうことだからだ。
2007年3月から2008年3月までは、インドを周遊した。インドの停電は、突然くる。ネットカフェで、ネットをしている最中に、突如、パソコン画面が真っ暗になる。インド人は、各々、発電機を持っているので、道端に発電機を出して、稼働させる。ウーウーという騒音が鳴り響く。再度、パソコンを立ち上げて、入力し直さなくてはならない。ネットカフェは、1時間50円程度の安さから、腹も立たなかった。
私の経験では、東南アジアでは、停電は、なかった。