レポート
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多民族国家について

公開日 : 2021年02月13日
最終更新 :

2009年だったと思います。
初めて、マレーシアの首都クアラルンプールに行ったとき、多民族国家の実態を知り、びっくりしました。
道を歩いている人は、それぞれの民族ごとに、連れ立って、歩いています。
中国人は、中国人と、マレー人は、マレー人と、インド人は、インド人と、それぞれ、固まって、行動しています。
民族ごとに、見た目が違うので、一目瞭然です。
それぞれの民族ごとに、通う学校が違い、話す言葉が違い、コミュニティーが違うのです。
テレビをつけると、民族ごとに、チャンネルが違います。
中国人向けのチャンネルでは、中国人だけが出演し、中国語が話され、中国人だけが出演するドラマが放映されています。
マレー人向けのチャンネルでは、マレー人だけが出演し、マレー語が話され、マレー人だけが出演するドラマが放映されます。
インド人向けのチャンネルでは、インド人だけが出演し、タミル語が話され、インド人だけが出演するドラマが放映されています。

「日本を、多民族国家にしよう」と主張している人がいますが、多民族国家の現実を、知っているんでしょうか。
マレーシアは、イギリスの植民地だったので、イギリスが、労働力として、中国人や、インド人を、移住させたんです。
植民地を、多民族国家にするのは、弱体化工作です。
内部で、争わせるためです。

マレーシアでは(マレーシアに限りませんが)、全体の3割程度を占める中国人が、政治や経済の実権を、握っているので、常に、民族間対立が潜在し、緊張状態にあります。

自然な状態では、単一民族が、それぞれ、単一国家を作り、それぞれの国に、王様がいます。

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1件のコメント

  • 自然な状態では、単一民族が、それぞれ、単一国家を作り、それぞれの国に、王様がいます。

    私も多民族国家アメリカその中でも、特にその傾向の著しいロサンゼルスに住んでいてそういうことをよく考えるほうですが、 この最後のところ、私の意見は違い、 自然な状態がミックスであり、それを民族とか宗教とかでわけようというのに人間(その部族の長、王様) の作為を感じます。 

    そもそも民族とはなんなのか? 日本が単一民族といわれているけど、 ホントにそうななのか、アイヌとか琉球人とかいう「少数民族」というのがいた(いまでもいる)し、 古墳時代とかは朝鮮半島からいっぱい移民してきた人がいて、そのあとそういった流れが江戸時代に鎖国という体制を作るまで絶えたとも思えないし(鎖国中も出入りが全くなかったとも言えないと思うけど)、 江戸時代は江戸時代で、 薩英戦争とか長州対4国戦争とかのように各藩が1つの国のようで、それを天皇の下に1つにしたのが明治維新だという感じで、それまでは 薩摩人とか長州人とかが別の人種といってもよかったのではないかとかいう人もいてもいいとおもうのですが。  (わたしは常日頃人種問題というのはその人種が全体の人種の10%以上ある程度の脅威勢力にならないとおこらないと思ってます)

    わたしは人それぞれ、住みたいところに住みたいように住むのが自然であって、 国境なんかなければいい、パスポート持てるなら10冊でも20冊でも持てればいいと常日頃おもってます。 まあロスアンジェルスにもリトルトーキョーとか中華街、韓国人街、ベトナム人街,タイ人街、 メキシコ人街、 グアテマラ人街、なんかもあって、 同じ文化形式(これは生まれてから習うもので、あって人種のように生まれたときの親によって決まるものじゃない)、人々集まって住んでいるけど、これはそれが便利であって、それはそれでまた別問題ですが。 世界中が全部均一にミクスになってどこ行ってもアメリカみたいロサンゼルスみたいというのもまたあじけないですが、、、 それは人種で分けるのじゃなく、文化の違いだと思ってます。 どうなんだろう、民族というのは人種プラス文化ですかねえ。


    >>>マレーシアは、イギリスの植民地だったので、イギリスが、労働力として、中国人や、インド人を、移住させたんです。植民地を、多民族国家にするのは、弱体化工作です。

    まあこれはイギリスの政策だったのでしょうね、としても だからこの1つの例で上のタイトルにあげた自然な状態とはということにはならんじゃないかと思ってます。 これが私の感想です。 面白い話ありがとう。私の意見読んでくれてありがとう。

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    移民を出す国は、移民を、受け入れないんです。

    「移民を受け入れろ」と言う国は、移民を出す一方で、移民を、受け入れたりしません。
    対等では、ないんです。
    例えば、中国は、たくさんの移民を、輩出しますが、自国には、移民なんか、受け入れません。
    それどころか、少数民族は、民族浄化されます。

    お互い、同数づつの、移民を、交換したらいいと、思います。

    マレーシアでは、ほんのちょっとのことで、すぐ、マレー人と、華僑が、対立し、大勢、集まってきて、緊張が高まります。
    クアラルンプールのチャイナタウンでは、しょっちゅう、中華街封鎖があります。
    電車は、パサールセニを通過して、止まらず、警官が、あちこちに立って、見張ります。
    車で、突っ込もうとする輩も、います。
    中国大使が、よく、このチャイナタウンに、来ています。
    中国語の新聞に、「中国大使が、『中国人が、住んでいるところは、中国領』と言った」と書いてあったとかで、中国大使が、マレーシア外務省に、呼び出されたこともあります。

    民族が違うと、言葉が、通じません。
    違う民族同士が、意思の疎通を図るために、英語を話します。

    マレーシアや、シンガポールで、英語が、良く、通じるのは、このためです。