ホテルに戻ったのは、13時頃。明日は18時の飛行機に乗るため、時間が限られる。街をうろうろできるのは今日限りなので、昼ご飯も兼ねてもう少しうろうろすることにした。まずはクイーン・エリザベス橋。パーク駅は行き止まり駅のため、数多くの線路があるのだけど、それを越えるオーバーブリッジが三本ある。そのうちの一本で、グーグルの地図上では、これを渡ればホテルからニュータウンへはすぐ行ける、と思っていたのだが、特に橋というのは「治安」がよくない。(私が今まで一番怖いと思ったのは、マンハッタンからブルックリンに渡るブルックリン橋)これは行けるものなのか・・・とホテルから恐る恐る向かってみた。行ってみると多くの人が渡っている。ここも問題なし。
橋を渡るとすぐ内務省がある。今は外国人しか用がないが、その昔、アパルトヘイト時代は白人居住地に入ることが出来る黒人のための「パス」を発行していた悪名高き役所・・・・内務省というのはどこの国でもいいイメージはないが、この国の場合はまた別の意味がある。やや西の方に行きSauer Stの近くにちょっとした市場がある。午後だったので、もう閉まりかかっていたが・・・ちょっと入ってみた。が、こっちの方がミニバス乗り場よりやばい感があり、あまり大きくも無いので、そそくさに退散。外れに大きな肉屋があり入ってみた。
食べ物は別途書こうと思うが、ビルトンを探していたのだが、どこの肉屋でも見つからない。どちらかというと「白人の食べ物」とは聞いていたのだけど、ここでようやく見つけた。店員に一人だけ白人の人がいて、どこから来たのか?と聞くのでジャパンというと、「コンニチハ」から始まり、いくつかの日本語のフレーズを言ってくれた。普通ならばどうも思わないのだけど、ここには年間何人くらいの日本人が来るのだろうか。Sauer StのTj Meat Spotというお店なので、行くことがあればぜひ冷やかしてほしい。
しばらく行くとDiagonal Stという賑やかな通りに出る。昔、証券取引所があった通りで、ここを通って昔のオフィス街であるマーシャルタウンに行く予定でいたのだが、「SAB World of Beer 450m」という標識に出会った。ビール・・・ヨハネスブルクは高地であるが、さっきから喉が渇いていることに気づいた。下調べはしていたのだが、インペブの傘下にある・・・昨年はタンザニアでもお世話になった・・・SABMiller(South African Brewries、ビールのブランドは「Castle」が有名)の工場跡地に出来ている博物館のようなもので、ビールの歴史、作り方をガイドで案内してくれ、最後は試飲コーナー・・・キャッスルの生ビールというのは、CBDの治安がどうとかに勝る(?)誘惑がある。
で、そのままふらふらとニュータウンの方へ。昔からの商業地域ということで、確かにお店が一杯あるのだが、それを横目で見つつ、何とかSABの正門を見つけ(若干わかりにくいところにある。)14時からの館内ツアーに参加した。R125だがざっと1リットルくらい飲んだだろうか。キッャスルのミルク・スタウトの生は・・・これは別途書くが、これまた最高の気分で15時過ぎに出る。