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09/12/29 17:26

Re: ヨーロッパの米料理

ドイツで肉料理に付け合わせるのは、長粒米つまりインディカ米ですね。
ゆでたジャガイモなどと同じように、ソースにからめて食べます。
スパゲッティのように塩ゆでにするのが普通ですが
少しバターを絡めたり、カレー風味にしたりといった程度のアレンジは見かけました。

それとは別に、日本人にとっては料理というには抵抗があるでしょうが
Milchreis と呼ばれるものがあります。
要するにミルクで煮たおかゆですが、砂糖とシナモンなどが入っています。
これに使う米は短粒米で、日本の米よりもさらに寸詰まりに見えます。
煮ると形が崩れて、まあライスプディングと言っても良いのですが
温かい上になにしろ量が多い。昔メンザでこれがどんぶり一杯出てきて
それに小さなパンを1個つけたのが、一番安い昼食でした。

その他にミネストローネのようにスープにちょっと入ってきたり
ライスサラダにしたり、といった食べ方は時々見ました。
それからわたしは食べたことはありませんが、丸ごとのチキンの中に
野菜や挽肉などと一緒に詰めたりすることもあるようです。

ギリシアに行ったときは、現地でリゾガロと呼ばれているライスプディングを食べました。
これは Milchreis ほど量が多くなくて、冷たく冷やしたデザートかおやつみたいでした。
Milchreis はミルクライス、リゾガロはライスミルクですね(笑)。

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1件のコメント

  • ドイツと米

    詳しいお話、ありがとうございます。

    ドイツでも肉料理の付け合わせで使われているのですね。
    私はお目にかかったことがなかったので、
    ドイツでの付け合せはジャガイモ専門で、米を付け合せに用いることは無いと思い込んでいました。
    ハンガリーから伝わったのかな?

    チキンの中に野菜や挽肉と米を入れるというのは、トルコ料理を想像しました。
    トルコではチキンじゃなかったかも(ピーマン? ムール貝?)。
    ドイツにトルコ人は多いハズ。

    ドイツも外国の料理をもっともっと取り入れて欲しいです。
    そうすれば、料理の評判が上がると思います。
    パンは美味しい国なんですけどね。。

    他の人も書かれていますが、米料理のデザートって多いのですね
    とても参考になりました。

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