８月１５日（水）、再度、タイ大使館を探した。
立て看板の地図を再確認し、シューティングセンターの東側の道を歩いた。
少し迷ったが、タイ大使館が見つかった。
午後１時になっていた。
ビザ申請時間は過ぎていたが、申請用紙だけでももらおうと、格子戸の中へ入った。
待合所には、数人のエジプト人がいた。
奥の方に案内された。
奥に窓口があり、ひげを生やしたタイ人が応対していた。
そのタイ人スタッフは、「今日は、申請できません」と言ったが、私は、「申請用紙が欲しい」と言った。
タイ人は、「何の申請用紙か？」と聞いてきたので、「ビザの申請用紙だ」と答えた。
申請用紙が出てきたので、「申請代は、いくらか？」と聞くと、「国は、どこか？」と聞いてきたので、「日本だ」と答えた。
「日本人なら、ビザはいらない」と、タイ人スタッフは、言った。
私が、「以前は、要った」と言うと、「いつだ？」と聞くので、「２，３年前だ」と答えた。
タイ人スタッフは、奥に行って、何かの張り紙を見て、「日本人は、１ヶ月以内なら、ビザは要らない。アメリカやスペインと同じだ」と言った。
私は、「出国用航空券がないときは、ビザが要るだろう？」と聞いたが、タイ人スタッフは、「日本人は、１ヶ月以内なら、ビザは要らない」と言い張った。
私は、空港で、トラブルになるのが嫌なので、「じゃあ、一筆書いて、サインしてくれ」と言うと、タイ人スタッフは、「それは、できない」と答えた。
しばらく、押し問答した。
ビザも、出国用航空券もなく、タイに行けるのなら、いつも、ネットの中で白熱している議論は、なんなんだろう？！
だが、タイ大使館のスタッフが、「日本人は、ビザは要らない」と言い張る以上、要らないのだろう。
私は、ダウンタウンに帰ってきた。
タラアト・ハルブ通りにあるエジプト航空のオフィスで、バンコク行き航空券を買った。
３週間前なのに、３０６５ポンドもした。
当日、カイロの空港で、チェックインしたときも、問題は、起きなかった。
エジプトから、タイへ行くときは、ビザも出国用航空券も要らないようである。
後日、シンガポールから、タイへ入国しようとすると、ビザか出国用航空券が必要だと言われた。
