レポート

「初めてのブラジル旅行」で へぇー と思ったこと

公開日 : 2008年12月12日
最終更新 :

最初に驚いたのは市内バスの運賃徴収係の存在。
ブラジルのバスに乗ると、運転手とは別にもう一人係員が乗っている。車掌というと車内を回ってくる感じだが、運賃徴収係(と呼ばせてもらう)は、バス前方に特定な場所があって、一段高い所(運転手より権威がありそうに見える)で椅子に座り、乗客から料金を徴収する。おつりがもらえるので安心だ。
徴収係の前に回転棒(正式名は何と言うのだろうか)があり、ガッチャンと腰で回しながら通って着席する。リオで初めて市バスに乗った時、私はガッチャンが通れなくて恥ずかしい思いをした。お金を払った後、荷物(機内持込のあまり大きくないバッグ)が通せなくてつっかかってしまい、徴収係が色々言うんだけど、ポルトガル語がさっぱりわからない。後ろにいた小柄なおじいさんが、最後に私のバッグを持ち上げて、ガッチャンの向こうに置いてくれた。おじさんが大声で何か言う(のろまな旅行者を助けてやった?)と、乗客が皆んな、どっと笑っていた。
一見無駄に見える徴収係だが、旅行者にとっては大きな助けだ。
割とヒマそうにしているので、場所を尋ねると親切に教えてくれる。私は紙に書いた目的地を運転手に見せてから乗車し、再度徴収係に見せてお金を払い係のそばに座った。そうすると、下車する場所で親切に知らせてくれる。有難かった。
リオのバスターミナルに行く途中、小学生達が定期券を首から下げて大勢乗って来た。徴収係は紙片ごみを窓から捨てていたのでビックリ。

イグアスのバスターミナルから市バスに乗った時は、徴収係が乗客の重そうな荷物をひょいと持ち上げて、ガッチャンを通していた。何と親切!と感激した。イグアスの滝に行く時のバスでは、徴収係が客の買物紙袋をとても大切そうに持ち上げていたのを見た。リオの徴収係はイグアスをちょっとは見習いなさい。

二番目のへぇー は束のメモ用紙。リオのあちこちで道を尋ねたけど、なぜか皆メモ用の小さい紙(不要紙を切ったような)を厚くゴムでまとめて持っている。なにか聞くとその束から紙を取り出して、場所名やバス番号を書いてくれる。ケーブルカー駅、トラム駅、フロント、、で見た。

三番目のへぇー は、肩をさすられる(軽くたたかれる)経験。Botafogoのバス停近くの交番(あれは正しく交番だと思う)で道を尋ねると、親切に教えてくれ、最後に肩をさすられた。角のレストランで道を尋ねると、道まで出てきて方向を指さして教えてくれ、肩をさすられた。もう一度位どこかで経験した。あれって、「ガンバってね」というジェスチャーですよね?

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1件のコメント

  • ブラジルの 「へえー」

    ふーくんさん こんばんわ

    このタイトルいいですね、私もふーくんのレポートを通して私も「へー」と思いました。
    タイトルに へー へー 5つ押し

    バスの車掌さん・・・
    ふーくんさんは「バスの車掌さん」を知らない世代なんですね。
    へえー ・・・3つ押し
    私が小さな頃は、ワンマンカーってのがなかったのです(笑)
    先のレポートの感想に長距離バスの安全性の高さに感心したといいましたが、現金を管理する人とハンドルを握る人が別であるのは、安全管理上の必然性からでしょう。
    日本のようなワンマンカーを中南米で走らせれば、走行中に金品強奪→大事故、この可能性は否定できませんよね。
    お店でもレジには大金を置きません、客の目に触れる場所には最低限のお釣りのみ。
    コインロッカーも公衆電話も現金を入れないのは、小銭欲しさに機械を壊されたくないからかと思います。

    >束のメモ用紙
    へえー へえー・・・ 5つ押し(笑)
    私は、博物館やバスの券売所の係だけかと思ったら 一般の人も持っていたのですか。
    ホークさんやシロカイーナさんも持って歩くのかな?

    >肩をさすられる(軽くたたかれる)経験
    へえー 2つ押し・・・
    私(一応♀)はあまりされません。
    男性同士 特に年上の男性が「若いのガンバレ!」みたいに、されているように見えましたが・・・・
    シロカイーナさんなら よくやりそうですね(笑)

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    驚く事は何もないんだけど・・・・

    >束のメモ用紙=持ち歩かない。
    >肩をさすられる(軽くたたかれる)経験
    =勝手なイメージは嫌ですが、僕は日本人には何にもしません。

    ブラジルは医療も教育も無料です。
    給与に対する支出も低いです。
    コストが掛り過ぎる日本の方が「へえー」だと思います。