透明人間でした

ギャンフブルさん 痛いところを衝いて下さるな。

Levisの半袖シャツ+Leeの綿パン+ハイキングシューズという
黙ってじっとしてれば誰にも気付かれない、
粋でも華でもないナリでしたよ。

紺屋の何とか、
ガラにもないトピ立てたもんだと後悔しております。
粋も華やぎも第三者の願望です。

華はまあ女性の独壇場として
ここは粋の話を。

若い頃は「活き」のよさが装いや物腰にも自と表れて
それが粋の実体なのでしょう。

年輩者の粋というのもある。周恩来やクリストファー国務長官
吉田茂なんかはの振る舞いは報道で見ていても
マスコミのいなし方とか粋なところがあった。

これは「活き」というより「生き」方そのものですね。
壇上に詰め寄り野次る野党議員にコップの水をブッ掛けたり
「バカ野郎」で国会を解散させたり。
年取ってからの粋は装いで出せるものではありません。

男の粋は野生とGentlemanの間にあるのではないでしょうか?
某外交官はダンディでだれが見てもGentlemanに見えたが
如何せん吝嗇であった。
チップなんか目が点になるような置きかたをする。
実業界でもそういう人はいる。粋以前の問題だ。
どんなに貧乏してもああはなりたくない。

沢木耕太郎の「深夜特急」の中のエピソード。
中近東か何処かのバス停にたむろする物乞いの子供に
少ない有り金をためらいなく分けるヒッピーの青年を
目の当たりにして彼が自らを愧じる場面があった。
私は「粋」と感じました。

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1件のコメント

  • イキざま

    Rei Kosugiさん、今晩は。

    >Levisの半袖シャツ+Leeの綿パン+ハイキングシューズ・・・

    やはりそんな感じでしたか(笑)
    勝手な想像で失礼かもしれませんが
    何かRei Kosugiさんにフィットして似合っているような気がします。

    日本では「衣替え」となり一斉に夏服へですが
    政府の旗振りでまたまた以前あった省エネルックのようなものが
    登場しました。

    当然のごとくみられたシロモノではなく・・・・
    「華」とか「粋」とは無縁ですのでどうなることやら。

    「粋」について少し考えると生き方若しくは生き様に行き着き
    そこから派生する雰囲気や立ち振る舞い、服装にある種の「味」を
    感じるのではないかと思います。

    海外を旅するとバーやカジノ、あるいはリゾートで
    「粋」なご老人に出会うことが多いです。

    残念ながら日本国内では天然記念物並み出会うことは稀です(涙)
    若さあるいは病気自慢、単なる長生き願望・・・何か浅薄な感じです。

    私自身もわが身を振り返れば浅墓な感じなので
    せめて「一夜干」ほどの「味」がでればと思っています。

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