2008年6月に「地球の歩き方」には紹介されていないKhao Yai(カオ・ヤイ)国立公園に行ってきましたのでご報告します。「地球の歩き方」の冒頭の地図にはKhao Yaiと英語で出ています。
カオ・ヤイ国立公園はタイ国内最大の国立公園で、ジャングルの中をトレッキングしたり、バードウォッチングが楽しめます。野生の猿(ギボン)や象(300頭)、パイソン、様々な鳥が見られるほか、まれでほとんど見られないと言われますが、野生のトラもいます。バンコクの東、バスや電車で2-3時間の場所にあります。
ヤイ・ヤイ国立公園への玄関口となる町は2つあります。公園の北側にあるPak Chong(パクチョン)と南側にあるPrachinbri(プラチンブリー)です。バンコクで尋ねると誰もがバスでパクチョン(Pak Chong)へ行けと必ず言いますが、今回お薦めするのはプラチンブリーです。
プラチンブリー側にはParm Garden Lodge (http://www.palmgalo.com/) というロッジが一つあります。ダブル、AC、TV付きで一泊650B、ものすごく清潔でレストラン(35Bから90B)やランドリーサービスがあります。すべて英語でOKです。プラチンブリーにはバンコクから3等の電車が出ており(一人26B)2時間半で着きます(「地球の歩き方」の交通入門、鉄道時刻表を参照)。事前にメール連絡して予約しておけばロッジが駅まで迎えにきてくれます。トゥクトゥクを利用すると50B(約20km)です。電車も面倒という人にはロッジがバンコク(またはアユタヤやロップブリーまでも)迎えに来てくれますが、もちろん2500から2700Bかかります。安く行きたいという人にはプランチンブリーへ3等の列車で行き、ロッジの無料送迎サービスを利用するのが一番です。また、ロッジはカンボジア国境の町(アンコールワットへ行く時に通る町)アランヤプラテート行きのバスが通過するハイウェイ33沿いにあるので、バンコクからこのバスにのり、途中下車するとロッジは徒歩1分です。
プラチンブリーの町はまだ観光にタッチされていないタイそのものの雰囲気を楽しめるので、ジャングルだけでなく町の観光もできます。町病院では本格的なタイマッサージもできます。(パクチョンは国立公園を楽しむ他は何もなく、タクシーもないので、パクチョンに到着した場合は普通のトラックや乗用車がタクシーの代行をしてくれるのでそれでリゾートやホテルに行くか、ホテルやリゾートの送迎サービスを手配します。)
プラチンブリーからも国立公園へのアクセスはパクチョンと同じでツアーに乗って入ります。入園料は一人400Bで、ツアー代に入っていますす(学生は半額以下になります)。ロッジでデイツアーまたはナイトツアー(動物たちは主に夜行動するのでお薦め)、1日トレッキング、2日トレッキングに参加できます。公園内は「ヒル」(leech)がたくさんいるので「リーチソックス」というものを借りて履きます。これは靴下の上に履き、膝で口をひもで留めて、そのまま靴を履きます。ジャングルですから虫除けスプレーとポンチョの用意が必要です(これは公園内に最初に立ち寄る巨大なギフトショップで購入可能です)。国立公園内には食事やトイレ施設も完備されていて、ものすごくきれいです。
