6月に初投稿して以来、いろいろと皆様にアドバイスやヒントをいただいた「中欧:親連れ旅行」から先週戻ってまいりました。
ご協力いただいた方へのお礼と、同じような旅を計画される方へのアドバイスになればと思い、少しご報告させていただきます。
<旅程>
9月28日 成田→ミュンヘン→ブダペスト(ブダペスト泊)
29日 ブダペスト観光(ブダペスト泊)
30日 ブダペスト→ウィーン列車移動、夕方ウィーン観光 (ウィーン泊)
10月1日 ウィーン観光(ウィーン泊)
10月2日 ウィーン→リンツ列車移動、リンツ→チェスキークルムロフバス(Lobobus)移動 (チェスキークルムロフ泊)
10月3日 チェスキークルムロフ→プラハバス移動(プラハ泊)
10月4日 プラハ観光
10月5日 ドレスデン1日観光(プラハ泊)
10月6・7日 プラハ→フランクフルト→成田
60代後半の両親を連れて、上記旅程をこなしてまいりましたが、特に問題なく過ごしてきました。以下、高齢の両親を連れて旅行する際に気をつけたほうがいいと思ったポイントを書いておきます。
1)両親の健康
私の両親ですが、父はペースメーカーを使用しているものの、いたって健康状態はよく、母も特に健康上の問題はありません。二人ともふだん5時ごろ起床し、雨天でない限りほぼ毎日1時間程度の散歩をしています。やはり旅行では普段より歩いてしまいますので、ふだん両親がどれだけ歩けるかを確認したうえで旅程を組むことをおすすめしたいと思います。
私の父はペースメーカー使用者なので、薬や搭乗前チェックの問題など、不安がありましたが、皆様のアドバイスもあって、スリやロスバゲ対策として薬は3人で分けて持参し、ペースメーカー使用者であることを英語で証明する書類を準備して行った結果、問題はありませんでした。
2)移動の際の注意
列車での移動時は、両親の希望もあって、すべて1等にし、席を事前に予約しました。1等は割高ですが、乗客が少ないだけに静かに休むことができましたし、乗客も欧米シニア層のカップル旅行者が多く、安全な気がしました。1等はすいており、席の予約までは必要なかったかもしれませんが(1等でよく見かけたシニア層のカップル旅行者は、パスなどを使って移動しているせいか、みな席の予約なしで乗っているようでした)、両親は席が事前に決まっているほうが安心のようでした。
また、チェスキークルムロフからプラハに向かうバスに乗るバスターミナルも下見しましたが、街の広場に程近いホテルからバスターミナルまでの道は傾斜のきつい石畳。しかも所々でこぼこしていて平らではないため、徒歩で10分程度ではあるものの足への負担が大きく、また旅行かばんのキャスターを損なう恐れもあったので、両親の意見を聞いた上で、タクシーで移動することにしました。地図上で確認できることと実際の様子が違うのは当然ですが、一人旅の場合と違い、こうした違いが体調などに大きく響いてきますので、現場での確認は重要だと思いました。
その他、気づいた点について書いておきます。
1)ブダペスト・フェリヘジ国際空港のエアポートタクシー
今回、空港からホテルまで、ゾーンによる料金制でリーズナブルと聞いていたエアポートタクシーを利用しました。専用のカウンターで、ホテル名とそこまでの料金を示したチケットをもらい、指定されたタクシーに乗り込むというシステムですが、降車時に運転手におつりを900Ftもごまかされそうになりました。安全と聞いていたエアポートタクシーにも悪質な運転手がいるようですので、注意が必要です。
2)チェスキークルムロフ→プラハのバス
今回、15時半ごろチェスキークルムロフを出て、3時間弱でプラハに到着するバスを利用しました。私たちが乗ったのバス(ISUZU製でした)で、皆さんがおっしゃっているように、トイレもトイレ休憩もありませんでした。バスへは、事前にチケットを買った人から優先的に乗車します。チケットには座席番号が書かれていますので、指定された座席に座ります。チケットのない人は、事前にチケットを買った人が席に着いた後、空いた席に座る仕組みです。チケットはスヴォルノスティ広場の観光案内所で売っていますので、乗るバスが決まっていたらあらかじめチケットを買っておくのがおすすめです。また、荷物を入れるスペースにも限りがありますので、荷物のある人はなるべく早めに行って並んでいるのがよいようです。
今回の旅行は基本的に旅費は折半で(笑)、私は連れて行っただけですが、一人旅とはまた違った意味で楽しい旅でした。私の投稿にレスしてくださった皆様、いろいろとアドバイス有難うございました。改めて御礼申し上げます。
