みなさま、グーテンタックです。(旅のレポートではありませんが)
バイエルン王国(特にルードビッヒ2世、お城)、エリザベート(シシー)を敬愛される関東圏の方、ご存知ですか? 現在、ルードビッヒ2世王の映画が東京で見られます!!。
自分もついこの間知って、昨日見て来ました。これは有名なイタリア映画の巨匠ヴィスコンティの生誕100年を記念するイベントの一環だそうです。イタリア語の日本語字幕でドイツ語でないのは残念ですが、興味ある人には必見の内容です!!。もちろん、DVDなどが販売されているのは知っていたのですが、6千円以上と高価だったので、買わずじまいだったのですが、今となっては購入しようか再検討する程のすごい内容です。
http://www.bunkamura.co.jp/cinema/now/index.html
と言うのも、ドイツで最も豪華なリンダーホフ城、ヘレンキームゼー城、ノイシュバンシュタイン城など本物のお城で撮影がなされ、最後にルートビッヒ王が軟禁されたベルク城は現在、個人所有の為、観光出来ませんが、なんと内部まで撮影が入っています(多分、本物と思います。断言はできませんが、他のお城が本物を利用している為)。また、読書嫌いの人でも映像でルートビッヒ2世王の生涯について知る事が出来る貴重な資料と言えます。本では伝わらない、感情表現など興味深いです。(バイエルン王国がドイツ帝国の一部として参加する事を子供の様に嫌がるルードビッヒ王とか、弟オットーの病状が悪化して狂人として暴れるシーン、ワーグナーがルードビッヒの事をパトロン気取りだなどと悪態をつくシーン、ゾフィーが婚約解消の危機で悩むシーンなど)
また、メインではありませんが、エリザベートが随所に登場し、素顔のシシーを初めて知った気がします。イタリア語をしゃべりまくる語気が強く、少しイメージダウンでしたが、勝手に大和ナデシコ的なおしとやかさをイメージする方が実情と違うのだろうとも思いました。ただ、やはりこれも文章で馬で遠乗りなどをするほど、おてんばだったと書かれてもピンときませんし、エリザベートのミュージカルも見ましたが、ナチュラルな人柄は見出せませんでした。特に、ルートビッヒ王の事をシシーも好意を寄せていたと言うのは予想外でした。
宮殿関係の事にもう少し触れると、以下のシーンを見ると、これからお城を訪問する方はもちろん、既に訪問した方も、こんな風に実際も使われていたのかなーと想像が出来て非常に楽しめると思いました。
・ノイシュバンシュタイン城
→木彫り彫刻がすごいベットにルートビッヒ王が寝ているシーン
・ヘレンキームゼー城
→ベルサイユ宮殿を凌ぐ距離がある、鏡の間や入口の階段ホールをシシー達が歩くシーン
・リンダーホフ城
→ 食事のシーン(1階から2階にテーブルがせり出す仕組みの動いている所が見れる)
→ 豪華な室内や生活観のない豪華な部屋のベットで招待されたオペラ歌手が寝ているシーン
→ グロリエッテ(人口洞窟)→白鳥が放たれており、エサを上げるシーンや実際に浮かんでいる小舟に乗っているシーン
→フンディングの小屋のシーン →飲んだくれ、ゲームに興じて遊んでいるシーン
以上、興味がある方は是非!。興味があまりないと、あまりの長時間で気持ちよく眠れる事でしょう。