レポート

夏のマルタに猫は少し

公開日 : 2007年09月14日
最終更新 :

 8月10日~15日に夫婦2人でマルタに行ってきました。
 フランクフルト国際空港でルフトハンザからエアーマルタに乗り継ぐ際に少し戸惑いましたが、無事リア国際空港について、ガイドブックの通りにタクシーチケットを購入して、ヴァレッタのカスティーユホテルに到着しました。フロントのおじさんは愛想がよく、日本語での挨拶でした。
 翌日(11日/土曜日)はゴゾ島観光でした。朝8時にピックアップのはずが30分以上待たされました。フェリー乗り場がピックアップバスの集合場所のようで、同じツアー参加者とおぼしき人達と日差しの強い中時間をつぶして、11時ごろになってようやくガイドが現れました。ガイドはツアー参加者を確認して乗船チケットを配りましたが、すでに他のツアー客等のフェリー乗船のための長蛇の列ができており、その最後尾についたので、さらに待たされました。この時、同じグループだったはずの中国人の家族は父親がガイドにしつこく食い下がって別のグループに移り、早く出発したようです。フェリーを下船して、ようやく待機のバスに乗り出発となりましたが、このまま観光するか昼食をとるのかというガイドの問いかけに、グループの多数(日本人は私たちだけ)は即座に食事と答え、そのままレストランに直行となりました。あとは予定のコースを回ってツアー終了となりましたが、半日の待ち時間が何とも惜しい気持ちが残りました。
 3日目以後はヴァレッタ市内散策やバスに乗っての遺跡巡りとなり、今は懐かしいボンネットバスにも乗ることができ、ゆったりした時間を過ごすことができました。日中はかなり暑く、地元の人達はとくに水を持ち歩いている様子はなかったのですが、マルシュロックからバスで一緒になった帰省中の母子は凍らした1リットルのペットボトルを持って、回し飲みしていました。私たちもミネラルウォーターを買って水分補給には十分に注意しました。マルシュロックには12日(日曜日)の午前に訪れました。残念ながら朝市は無く、静まり返っていました。レストランにも休業の店があり、ガイドブックとは違っていましたが、ほんとに静かなたたずまいで、それなりに満足を得ることができました。午後にはヴァレッタに戻って、シティーゲート近くのカフェでゆっくりとビールを飲みました。翌日も行ったらキビキビした動作が目立つウェートレスに「・・・アゲイン」といわれ、覚えているんだ!と驚く反面、アジア系観光客が少ないからだろうとも思いました。
 今回の旅行ではガイドブックから多くの情報を得て、大変参考になりました。ハジャーイム遺跡からブルーグロットへの道(約2km)ではやはりタクシーに声を掛けられました。私たちは老・壮年の二人連れの女性の後を歩いていたのですが、タクシーの運転手は私たちが断ったら二人連れを素通りしてそのまま行ってしまいました。アジア系は引っ掛かり易いのでしょうか。でも、整備中とはいえ散歩道があるのですから、景色を見ながらの散歩の方がお進めでしょう。
 ところで、夕食はホテルのテラスレストランで3回食事しました。アラカルトを頼み、楽しみしていたマルタ産赤ワイン(フルボトル)を飲みました。市販より少し高い程度で大変お得でした。日本では市販の2倍から3倍はしますからね。ただ、やはり夜は風もでて肌寒い感じがしました。でも、夜景は見事で、対岸のスリーシティーのイルミネーションが輝いていました。朝食も同じテラスレストランなので、朝と夜に絵葉書の風景を堪能することができました。 
 15日にホテルをチェックアウトし、呼んでもらったハイヤーでリア国際空港に向かいました。この日はフランクフルトに1泊して、翌日帰国の途につきました。
 1ヶ所滞在の旅は今回が初めてでしたが、のんびりと過ごすことができ、大変満足でした。これまでは旅が終わると何か忘れ物をしたような気持ちになるのが常でしたが、今回は前評判とは違って「猫をみなかったなー」(2匹だけ見ました)という感想をもった程度で終わることができました。でも、またいつか再訪したいと思っています。

  • いいね! 0
  • コメント 0件

0件のコメント