レポート

コマったときには...(バンガロール)

公開日 : 2007年08月09日
最終更新 :

シティマーケットを歩いていると、男に呼び止められた。
試食しろという。
食べてみる。
この味は、メロン!
それまでにも、よく見かけたが、変色したカボチャだと思っていた。
一玉10ルピーだという。
メロン一玉30円!
即買ってしまった。
リュックにつめこみながら、後悔する。
パパイヤ、マンゴー、バナナ。この上、メロン。
リュックを背負って立ち上がる。
重い。
だが、リクシャーに乗っては、シティマーケットまで来た意味がない。
ホテルまで約2キロ。歩いた。
部屋にたどりついたときには、背中が痛くなっていた。
その晩は、背中が痛くて、眠れなかった。

日本から持ってきたサロンパスは、とっくに使い果たしている。
インドにサロンパスがあるとは思えない。
サロンパスのかわりなら、しっぷだろう。
紙に「しっぷ」と英語で書いて、薬局へ持っていく。
薬局の店員はないという。
どうしよう。
薬局の前で、男が、茶色い小ビンを並べて売っている。
張り紙がある。
「NO PAIN」
ノーペイン!
痛みがなくなるということは、しっぷのようなものでは?
身ぶりで、塗るのか?と尋ねる。
男は、塗るんだ、と身ぶりで答える。
知らなければ、飲んでしまいそうな小ビンだ。
1ビン55ルピー。
買った。
ビンには「KOMAL」と商品名が書いてある。
コマルーこんな名前の薬で、だいじょうぶだろうか。
寄った先の旅行会社の人に、ビンを見せる。
「知っているか?」
「知っているよ。有名だもの」
有名な薬なら、だいじょうぶだろう。
ホテルに帰って、辞書をひき、説明書きを読む。
ユーカリオイルが入っているらしい。
塗って、5分から10分こすれ、と書いてある。
塗ってみた。
スーッとする。
血行をよくするみたいだ。
しばらくすると、痛みがとれた。
これはいい!

日本の中高年旅行者に朗報です。
日本から持参したサロンパスが切れても、インドには、KOMALがあります。

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