旅の終焉。公州、儒城、そして大田駅へ -釜山発茂朱リゾート・公州旅行記12-

バスは出発する。
西大田行きバスは、気がせいているみなみやまを尻目に
おもしろい動きを見せた。
まず、錦江沿いに、右岸を大田に向かって走る。川向こうに公山城がよく見える。そして、バスは川を渡って市街地へ入り、公山城の裏側、最初に大田からのバスが到着したところにバスが止まったのだ。
乗客を乗せ、バスは発車、しばらく行くとバスが大きくUターンする。
これで、進行方法が逆となる。
おもしろいパターンだが、時間を気にするみなみやまにとっては、あまり楽しくない時間だった。
そして、再び、走り出した市外バスは行きと同じ錦江左岸の片側1車線道路を寄り道をしながら走り続けた。

ふとバスが止まった。
乗客が降りる。
不安がよぎった。
バスは広い道路沿いに止まっている。
運転手に、儒城オンチョン?と聞く。
ネー。

うっかりしていた。
儒城までは、時間が早いのだ。
そして、バスターミナルではなくて、幹線国道沿いだ。
このバスは、あと大田西部バスターミナルに行けばよい。
わざわざごみごみした狭い道路を入って儒城バスターミナルへ行かないでいいのだ。
うっかりしていた。
あわててバスを降りる。
こういう隠し球があるのがおもしろい。

すぐに、タクシーを拾った。
当然助手席に乗る。
行き先をテジョンヨクという。
ネー。

ハングルマルモルラヨを言っておく。

おもしろ運転手だった。
途中、韓国特有の河川敷道路を驀進するのだ。

初めて、大邱だったか?河川敷の道路を見て笑ってしまった。
日本では、許可されない道路が韓国ではちゃんと存在している。
車優先であれば、住宅や商店を取り壊して道路を造るよりも確実に渋滞緩和につながる。
韓国らしい発想だと思っていたが。

タクシーは、快調に河川敷を走る。
カメラを出して写真を撮るというと運転手は笑っていた。
変な外国人だと思ったのだろう。
おかげで時間は、予定よりも早く大田駅に着いた。
料金は81000ウォン。
正解だった。
カムサムニダ。
12時前に大田駅に到着できたのだ。
あとはKTXで釜山へ向かうだけ。
しかし、そこにはまだ試練があったのだ。(笑)











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  • 大田駅のフードコートでオーストラリアの青年にキムパプをおごってもらう。(汗)

    -釜山発茂朱リゾート・公州旅行記http://www.geocities.jp/southyamajp/index.html
    13-

    少々焦ったが、12時には大田駅に着いた。
    計算通りであるとは言い難い。
    しかし、駅舎の写真を撮る余裕はあった。

    さらに、今朝から食事はしていない。
    駅1階のフードコートで食事をすることにする。

    今回の旅行は、計画が緻密すぎて、食事は貧困だ。(笑)
    まだ新しい食堂にはいることにする。
    店の外に、大きなメニューの写真が飾られている。
    その写真を、外国人がのぞき込んでいる。
    こういう時は、すぐに声をかけるみなみやまである。
    ただしその外国人は男性。
    韓食になれていないと思ったのだ。

    そのまま二人で、レジに行き注文をする。
    レジの女性がカルククスというとウドンはあるがカルククスはないという。
    それでキムパプを注文する。
    彼は、レジの女性に、外の写真を指さして、さらにカレーのような感じでルーが赤色系の料理を注文する。
    レジの女の子は当然連れだと思って、一緒に計算する。
    そして、なぜか彼が料金を払った。
    それでいいのかというと、彼はそれでいいという。
    ま、いいか。

    それから食事をしながら、カタコト英語で話をする。
    実は、彼はオーストラリア出身で29歳。
    エンジニアリングの??の研究者のようだ。
    大田に住んで、1年になるという。
    彼は独身で、これからヨンドンポの友人を訪ねていくという。
    友人は男性だそうだ。
    ヨーロッパは行ったことがあるが、日本へ来たことがないそうだ。

    彼は、韓食は食べられるという。
    ところが、つきあわせのキムチとたくわんはダメだという。
    笑ってしまった。
    やはり、1年住んでも漬け物系は苦手なようだ。
    ということで、ランチタイムはおしまいだ。
    2階の改札に行き、彼が先にホームにはいる。
    グッドラック!
    あとでわかったが、彼のチケットはヨンドンポ行きのムグンファのチケットだった。
    中年のおじさんが、青年におごらせてしまったのだ。
    割り勘の習慣がないという韓国で、仕方がないが、少々心が痛んだ。
    というよりは、確信犯だったかもしれない。

    アナウンスは、盛んに機械的に釜山行きKTX列車の遅れを放送している。

    釜山では1時間前に出国手続きとなっている。
    列車が遅れると、その時間に間に合わなくなってしまう。

    せっかく、食事をしてほっとしたのに、また、気持ちの余裕がなくなってきた。
    しかし、韓国国鉄の改札は、出発の10分前だ。
    それでよく乗り遅れがないのが不思議だが。

    列車改札の放送を無視して、自動改札に切符を入れる。
    すると、例のドアがちゃんと閉まるのだ。(笑)
    しかし、それを押し開けて構内にはいる。
    内心、不安がよぎった。が、特に、駅員からのおしかりはなかった。

    ホームに降りて、先行列車の到着を見たり、写真を撮ったりして時間を過ごした。
    ここでも駅員から注意されることはなかった。
    先行列車に乗ってしまおうかという衝動に駆られたが、それはさすがに思いとどまった。

    12:31大田発のKTXは、10分遅れで大田駅に到着した。
    列車に乗り込む。
    さてどうしたものか?
    まあ、ケンチャナヨ!で行くことにする。
    無事、帰国できるのか。
    明日は朝から仕事である。










































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    帰国へ。韓国田舎めぐりの旅はやめられない-釜山発茂朱リゾート・公州旅行記14-

    釜山発茂朱リゾート・公州旅行記http://www.geocities.jp/southyamajp/index.html
    釜山行きKTX53号は、遅れて大田駅に到着した。

    14号車の10D窓側の席だ。
    日曜日で、チケット代は24000ウォン。
    今回は天候にも恵まれ、外の景色を堪能できた。
    列車はほとんど農村地帯を走る。
    耕地が延々続く。
    里山の斜面に傾斜地耕作している畑が多い。
    日本で言う休耕田は見られない。
    まだ、韓国では農業が地方では存続している。
    まるで、70年代の日本の農村地帯を連想させる。
    韓国の農業がこのまま生き残れるのだろうか。

    列車は、東大邱で停車し、さらに釜山を目指す。
    東大邱から慶州を経由して釜山にいたる新線工事が大部進んできて景色の中に見ることが出来る。
    列車は洛東江の左岸を走る。
    そしていつしか新線は対岸を走っているように見えた。
    新線が開通すれば、所要時間は、さらに半減するだろう。
    タダ、運賃は値上がりしてしまう可能性は高い。

    車窓からは、農村地帯と所々に見える高層アパート群の林立する地方都市が
    見える。

    そして、列車は数分遅れで釜山駅に到着した。
    すでに時間は2時半過ぎ。
    チケットを持ち帰ろうと、いつものように改札の職員を捜したが誰もいない。
    一番右側の広幅の改札をそのままかけるように通り抜ける。
    何も起こらなかった。(笑)
    こんなことを書いていいのかわからないが、とにかく、韓国国鉄は色々抜けているのだ。
    大田から釜山まで検札そのものがないのだ。
    もし、違っていたら勘弁いただきたい。

    そのまま、駅前のタクシー乗り場へ。
    国際フェリーターミナルへというと二台乗車拒否された。
    ??。
    よく考えると、韓国は自動車は右側通行だ。
    方向が逆なのだ。
    実は内心時間がないので平常心を失っている。
    地下道を通って、反対車線からタクシーに乗る。
    今度はOKだ。
    やはり助手席に乗る。
    ちょうど、ビートル出航1時間前に国際ターミナルのチケット売り場に滑り込んだ。
    あとは、イミグレを通り出国するだけ。
    土産も何もない。
    これが本来のみなみやま的旅行スタイル。


    番外編。
    福岡港からの天神行きバスは、運賃220円。
    地下鉄に乗るためには、天神北?(大丸前)下車が便利。
    西鉄福岡天神駅、及び天神バスターミナルはその次のバス停になる。
    福岡地下鉄3番目の路線が開業している。
    車両は、小振りのサイズ。神戸地下鉄、海岸線と同じスタイルだった。

    21:05発、大阪梅田行き夜行高速バス。料金片道1万円。
    座席3列ゆったりシート。
    クレジットカードは不可。
    途中めかりSAに止まる。15分休憩。
    丸天うどん400円を食べた。
    梅田到着、6時50分。
    阪急梅田駅1Fに到着。JR大阪駅も近く便利。