金の切れ目が縁の切れ目

やっちゃんさん、

この調査の上位3ヶ国が金満国民(←自覚症状の有無とは無関係)であることは特筆されるべきです。

やっちゃんさんと論争する気は毛頭ありませんが、『いま現在』「日本人は国際世論上、評価が高い」かもしれないのは、経済成長と経済援助を優先してきた各界の先人たちのおかげでしょう。

日本の国力の源泉である経済力があるうちは評価されますが、20年後、50年後に同じ評価を得ているか、極めて疑問です。

大航海時代の覇者の或る一国のヨーロッパにおける現在の位置に、日本のアジアでの将来をみるような気がします。その国はこの調査で上位にも下位にも入れていませんが、日本の場合はアジア諸国に対して、脛に傷を持ちますので、更に悪い状況が懸念されます。

ところで、議論のための議論ですが、51番目の州と言っていい日本(人)が評価され、もう一方が評価されていないのは、光の部分と影の分を分担し合っているから、とは言えないでしょうか。

物事は一点・面から見れば全体像が見えません。やっちゃんさんの議論の展開は、日本人を低く評価している国民と同じ、と言えると思いませんか。

  • いいね! 0
  • コメント 1件

1件のコメント

  • お金が無ければ行動したくても行動できない、ですか。

    仰るとおり。確かに経済力があるからこそ、技術の開発、経済援助や自衛隊派遣などができるわけですね。

    大航海時代の中心となった国々は確かに今現在はその面影もなくなっていますが、激動の時代だったわけで仕方が無かったかと。
    大航海時代の到来によってヴェネチィア共和国の衰退、飛行機の登場によって交通は海から空へ。時代の流れには勝てません。

    しかし、日本は今後も経済大国であり続けると私は思っています。希望でもありますが。よほどのことが無い限り、安泰だと思うのですが、甘いですかね。

    あとは、今後中国とインドがどの程度の発展をしていくか、そのゆくへが日本へ影響を与えるのでしょう。それによっては安泰ではなくなるかも…。

    私がこのトピを立ち上げたのは、日本人の愛国心に前から疑問を持っていたから。日本はこれだけ評価されているのだから、もっと誇りを持っていいのでは? と思ったからなんです。

    なので、論争は大歓迎です。いろいろな意見を交えるのは、新たな考え方を持つことが出来る、絶好の場だと思いますからね。

    ところで、
    >エルメスで床に座る日本人女性の集団を目にしたときは絶句しましたが。
    そんな輩がいたんですか…。信じられませんね。頭悪すぎ。
    説教してつまみ出してやってください。

    やっちゃん

    • いいね! 0
    • コメント 2件

    きれいごとだけで世の中はまわっていませんからね。

    評価が低いとは思いませんが、今現在の日本(人)の評価が高いかどうか、私には判断しようがありません。少なくとも大きく偏っているこのホテルマネージャーへの調査結果からは。

    ところで、私が振ったネタにトピ主さんが乗ってきて頂いたので、ホテルマンの調査結果からトピずれしますが、続けますと、私はやっちゃんさんの日本の将来に対する楽観的な発言の根拠を全く想像できません。

    「お金が無ければ行動したくても行動できない」というのは一面の真理でしょう。
    現実問題として日本人が集めてきた尊敬の源泉の重要な要素は「経済力」であることを、やっちゃんさんも否定していらっしゃらない。

    では、それがなくなったらどうなると思いますか。

    それを失わないためには・・・

    国力-日本の場合は経済力-の源泉は何だと思われますか。

    大きな要素のひとつは人口でしょう。

    小国でも経済力を有している国々がありますが、例外的です。

    数十年後人口が半分になると言われている日本の購買力が続かなくなったらどうなりますか。

    日本より人口が多く経済発展を続ける国でコーヒーがブームになったら、日本に輸出するより先に、高く多く買ってくれるその国に優先して輸出しようというのが経済人(商人)の発想ではないでしょうか。日本では美味しいコーヒーが飲めなくなってしまうかもしれません。

    食肉では豚が中心の国で牛の消費が増えたらどうなりますか。餌も、牛も、そちらに売るでしょう。国内の食品衛生はでたらめなのに、他国の肉は危険だから購入しない、何て言っている面倒くさい国に輸出しようと誰が思いますか。

    話の筋は違いますが、アメリカのとうもろこし生産者は、食品として売るかバイオエタノールの原料として売るか、価格の高低で売り先を決めるといいます。合理的です。

    人口の話に戻ると現在でもフランスは、また東西統合前の西ドイツは、「国家が子供を育てる」という政策をとってきました。欧州大陸諸国の生存本能でしょう。

    少子化に対して未だ何ら処方箋を示すことができない日本の将来に不安を覚えない方が不思議です。

    他に日本の国力のバックボーンである経済力を支えてきたのは、何でしょうか。

    勤勉な・忍耐強い労働力と、均質かつ高水準の教育でしょう。
    近年このどちらもが急激に失われています。そうは思われませんか。

    その上、出る杭は打たれるという捻くれた国民感情も見過ごせません。
    烏合の衆になることを好んでいるとしか思えません。
    よく新聞に「庶民感覚」という言葉が出てきますが、会社の経営者や政治家は本来「庶民」であっていいものなのでしょうか。勿論、何事も、過ぎたるは及ばざるが如し、だとは思いますが。大企業の経営者であれば、従業員の家族を含め数十万人を養っていかねばなりません。私は自分の勤務先の経営を「庶民」に任せたくありません。

    平均水準が下がり、傑物も生まない・・・
    人口が減り、経済基盤も失われる・・・

    そうやって経済力も失われるかもしれない日本人が世界の尊敬を集めることを楽観的に展望することは私にはできません。(私自身は座して死を待つつもりは毛頭ありません。)

    調査結果は別にして、今現在は、高く尊敬されているのかもしれませんが。