レポート

ニーハオトイレ!

公開日 : 2007年02月17日
最終更新 :

中国に行ったことのある方なら、あのトイレを地方で見たことがあるのではないだろうか?

そう、なんの敷居もなく隣の人が用を足しているのが丸見えの通称「ニーハオトイレ」のことである。

しかし、なぜニーハオトイレという名前なのか? 

僕も詳しくは知らないが、隣の人が丸見えで「ニーハオ」と挨拶できるからついたのではないだろうかと推測する。

僕の初めての海外旅行は中国。 なんにも知らないド素人バックパッカーだった僕はいきなり洗礼を受けることになった。 それもトイレによって。

ニーハオトイレは中国のどこにでもあるというわけではない。

上海や北京などの大都市のトイレにはもちろん壁があり、日本と同じである。とてもキレイで何も問題は無い。

しかし、列車に乗って田舎に向かうにしたがって、だんだんと壁(敷居)が低くなり隣が少しずつ見えるようになってきて、ド田舎の公衆便所に至っては完全に壁が無くなってしまうのである。

僕が最初にニーハオ~に遭遇したのは、たしかトルファンから東へバスで移動中の田舎町でのトイレだった。

トイレに入ってまず思ったこと、それはまさにそのまんま「壁が無い!!」

壁のあるトイレをみつけるまでガマンするかと一瞬考えたが、ウルムチから猛烈な下痢をしていた僕は次まで待つことなんて不可能だった。

人前でしなければならないのである。 すべて丸見えの状態で。

男性だったら日本でも小なら経験あると思うが、断然レベルが違う。

きっと人に絶対見られたくないもの第一位なんじゃないかと思う。

でも、どうしてもガマンできなかった。

・・・・・・・

始まってしまえば、なにをそんなに躊躇してたのかと思ってしまった。 しまいには隣の人を見る余裕まで生まれた。 さすがに「ニーハオ」と挨拶まではしなかったが。

これから中国の田舎に行かれる方は、もしニーハオトイレに遭遇したら逃げることなく立ち向かってほしい。

きっと今まで自分を覆っていた固い殻を打ち破るような感覚を得るであろう。

そして、また新たなるチャレンジをしなければならない。

次なるトイレチャレンジは、特にインドで有名なトイレットペーパーを使わない「不浄の手」である。

続き http://www.geocities.jp/dentane1/hoshino/backpacking/1.html

  • いいね! 0
  • コメント 3件

3件のコメント

  • Re: ニーハオトイレ!

    日本にないものだから騒ぎ立てる気持ちもわかるのですが。
    パッカーなら、その土地土地の習慣だとおもってすみやかに受け入れてほしいです。

    • いいね! 0
    • コメント 1件

    芋虫スタイル

    思わずどうやってしたらと迷うくらい単純で複雑。
    3畳ぐらいの大きさのトイレ中央の板が一枚剥がれいて5人ぐらいが
    同時に利用可。

    スタイルは芋虫のように同じ向きになってしますが前の人の背中を
    後ろの人は私の背中を見ながら一列になって、、、
    ハイ速やかに受け入れて利用しました。

    日本人には一人も出会うことのなかった辺境にて経験。

  • 世界にはいろいろなトイレがある

    中国に行くのなら、それなりの覚悟を!
    中国だけでなく他の国もあり

    シルクロードの旅で経験しましたよ
    「ニーハオトイレ」やら「ボットントイレ」これがまた穴の大きいこと!


    成田に戻って空港で見るトイレの素晴らしさ!
    日本ってなんて素晴らしい~



    • いいね! 0
    • コメント 2件

    不浄の手

    >世界にはいろいろなトイレがある

    30年も前ビサヤでのこと・・・前半略、終わったあと、前の水槽に浮か

    べてあるプラスチックの手桶の縁を右手でつかみ水を掬い、手元に引き

    寄せたところで左手に水だけ移しその左手で器用にアソコを洗う。

    手桶の無い場合でも絶対に左手を水槽に近付けずに僅かな水量ではある

    が左手に流し込んでから利用する。

    そのため食事のとき左手は絶対に人前や自分の前には出さない、徹底し

    てる人はJパンの後ろベルトに左手を挟んで食事をする。

    時々、何も知らない日本人が左手で可愛いねと子供の頭をなぜて顰蹙を

    買うのはそのせいだと思う。

    長い旅行になるとテッシュが切れて時々まねをしますが日本在住のイン

    ド人などは設備が整ったマンションに住んでいてもそのとき毎、洗う習

    慣らしいので気になりません。

    独特のにおいは石鹸でよく洗わないと取れませんが、私は何を書いてる

    、いや決して書いでるのではありません。



     

    • いいね! 0
    • コメント 0件
  • 素朴な質問

    中国のトイレの話は大好きですが未だ経験がないのは用を足しながら
    ニーハオと挨拶もしたこともされたこともないことです。


    >隣の人が丸見えで「ニーハオ」と挨拶できるからついたのではないだろうかと推測する。

    ・・・ということですが、ところでpakerさんはその場で挨拶を
    されましたか。
    でなければこの説は脆くも崩れます。

    何時も不思議に思うのですが彼らが使用する紙の量があまりにも少ない
    ことです。
    あれでちゃんと拭けているのでしょうか?

    • いいね! 0
    • コメント 2件

    Re: 使用する紙の量があまりにも少ない

    さすけねえは、20年前の北京の町中で「に~はお」トイレに入りました。その当時にはまだあったのですね。

    ついでに、豚便所も大連の田舎で・・・。

    豚小屋の上にトイレがあるのです。

    「家」という漢字は、「うかんむり」に「豚」そのものです。

    『何時も不思議に思うのですが彼らが使用する紙の量があまりにも少ないことです。あれでちゃんと拭けているのでしょうか?』

    ・・・食生活によっては固いウンチが出ない地方もあるようです。

    さすけねえの父は、ロシアの捕虜でシベリア~カスピ海の港町まで移動しましたが「ロシア人はウンチを拭かない、黒パンを食べると日本人も肛門にウンチが付かなくなる、でも気持ちが悪いので値段が安く分厚い古本を買ってそれで拭いていた」と話していました。