レポート

モルドヴァにて「僕の旧ソ連旅行」

公開日 : 2007年01月05日
最終更新 :

2006年末から行っていた、モルドヴァ&ウクライナ旅行から昨日帰国しました。

ウクライナ国境ではあわや刑務所送りにされそうになったりなど、苦い体験もありましたが、一応計画通りに旅行して無事に帰国しました。

今回書く予定の僕の旅行記は、3日間を過ごしたモルドヴァの首都キシニョフでの体験です。

ルーマニアとウクライナの間に挟まれるようにして、存在している旧ソ連の小国モルドヴァ。僕は一昔前まで国の名前はもちろん、存在さえも知りませんでした。


数年前のロシア旅行の際に購入したガイドブックに情報が載っていたので、そこで初めてモルドヴァという国の存在を知りましたが、パッとした観光の目玉もなさそうで、今まで旅行の対象として頭に入れた事はありませんでした。



そんなモルドヴァの存在に興味を持ち始めたのは、一昔前に「恋のマイアヒ」という歌を日本で発売し、スマッシュヒットを飛ばした

「O-ZONE」

というグループ歌手の存在。

最初、ルーマニアがどうとかテレビで言っていたのでルーマニア人かと思っていたら、モルドヴァ出身のミュージシャンだった。

恋のマイアヒを最初聞いた時、

「ええ歌やん」

と素直に思いました。
物議を醸した「のまネコ」も、面白いと思った。

で、昨年初夏のノルウェー旅行帰国後に決めた、年末年始の旅行先のウクライナに隣国モルドヴァをついでに組みこんでみました。



しょーもない理由付けですが、モルドヴァに行こうと思ったのはそんな小さなきっかけからでした。



今回の旅行、普段の生活が結構忙しかった為か、モルドヴァとウクライナに対する旅行の下調べにあまり時間をかけられなかった。

旅行の荷造りを始めたのも旅行前日で仕事帰りの夜。
翌日仕事に行って、直で関空から出発した超あわただしい旅行でしたので、正直疲れましたが。


ウクライナでの旅行記は書くかどうか未定ですが、ウクライナ陸路国境で体験したトラブルだけは書いておきたいので、モルドヴァ旅行記だけは少しずつですけど書いていきます。


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3件のコメント

  • キシニョフについて

    首都キシニョフについて、いくつか。

    空港でモルドヴァビザを取得した後、税関申告があったため、一応所持金だけ書いて提出したのですが、「必要ない、通っていいよ」とのことでした。

    夜九時頃にキシニョフ空港に降り立ったのですが、市内に出るマルシルートカもバスも営業を終了していました。

    当然白タクしか市内に出る選択肢がありませんが、何人かと交渉した所、20ドルが相場のようでした。


    地球の歩き方に記載のある安宿、ホテル・メリディアン、ナイトクラブのブラックエレファント、シュテファンチェルマレ通り沿いの中華料理屋、友誼酒店などは、今回見つけられなかった。

    中心部の安宿、ホテル・メリディアンがない、というのは痛かったです。
    歩き方記載の住所はJIHINA通り42となっていますが、正しくはTIHINA通り42です。

    この場所を隈なく探すも、市場の延長のようになっており、営業していない商店がいくつか入っている雑居ビルしかなかった。

    僕が今回泊まったのは「ナツィオナ-ル」という解放広場に面した大きなホテル。オフシーズンの為か客は少なかった。

    朝食は別館の方にあるレストランで食べるのですが、自分の宿泊階(15階)にあったカフェ&バーと書かれた小さな食堂でも食べられた。
    宿泊階のバーの方がいいモノが出た。



    解放広場周辺には航空券を売るオフィスや旅行会社が何軒かあります。

    僕が今回、旧オルへイ行きに利用した旅行会社はホテル・ナツィオナ-ル内の「モルドヴァ・ツアー」

    レセプション左手の小さなドアがオフィスになっており、英語OK。

    旧オルヘイまでの車とドライバー、英語ガイド付きで80ドルでした。
    (モルドヴァレイでの支払いも可)



    市内に中華料理店は一軒も見当たらなかったが、プーシキン通り沿いに「海苔」という日本料理店がありました。

    そもそも市内にあるレストランそのものが少ない印象がありましたが、中央市場内に指差しで料理を注文できる軽食スタンドや一杯飲み屋が何軒がありますので、食べるものには困りません。


    僕の一押しレストランは解放広場からホテル・コスモス方面に少し下った所にある「ビア・ハウス」

    自家醸造ビールという、酒好きにはたまらない響きのビールが飲めるレストランです。モルドヴァ料理というより、ステーキなどのアメリカっぽい料理を出してる店で、大ビール五杯とビーフステーキ、フレンチフライを食べて5000円くらい。

    ビンビール一本100円もしないモルドヴァの物価を考えれば全然安くないですが、店員はエクセレントな英語を操り、気取った所もなく居心地はいいです。

    市内には24時間営業のコンビニのようなスーパーがいくつかあり、ビールやハムなどの惣菜が気軽に買えます。


    博物館の入場料は歩き方の記載とは全然違った。
    国立博物館の入場料は2レイ、と記載されていたが、15レイでした。

    国立美術館なども15レイ、民族歴史博物館も15レイでした。
    値上げされていただけなのか、外国人料金だったのかは不明。

    クリスマス前後の短い滞在でしたが、その期間のみオペラハウスも市内の劇場も軒並み公演がなかったです、残念。


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    退会ユーザ @*******
    07/01/17 15:29

    Re: キシニョフについて

    駱駝シァンズさん、こんにちは。

    私達のキシニョフ到着も21:40です。
    空港近くにはホテルが無いのでしょうか?
    ホテルが無いようならUS$20を覚悟しなければならないようですね。

    市内のホテルで、お勧めの良いホテルは有りますか?

    市内の見所は博物館、民族博物館程度でしょうか?
    私達は博物館にあまり興味がありませんので、自然の良い所へ行きたいのですが、キシニョフ周辺に有りますか?

    私達はアルコールが飲めないので食べる方だけですが、美味しい食べ物はどの様なものがありますか?

    ステーキは美味しかったでしょうか?(私達はロシアや東欧諸国の肉は余り美味しい肉に行き当たっていません。)
    昨年末に行ったコロンビアのサンアンドレスではTボーンや子牛のフィレ肉ステーキを食べましたが全く美味しくありませんでした。
    寧ろ日本からサンフランシスコ往きの機内食のステーキ(ビジネスクラス用)の方が美味しい位でした。

  • モルドヴァ旅行について

    旅行する国を選ぶにあたり、最も大事な要素はなんといっても魅力ある観光地や名スポットがあるかどうか、という事が大事ではないでしょうか。

    エジプトならピラミッド、中国なら万里の長城など。
    またはユネスコ世界遺産がある国とか。

    モルドヴァに関してはどうでしょう?
    僕の個人的な考察を述べますと、歩き方にも掲載されている首都キシニョフにいたっては、

    「目を引くようなモノはありません」

    と、断言できます。

    街並みが美しいわけでもなく、歴史も感じない。
    博物館は軒並み小規模で、目玉となるような展示物といえば旧オルヘイなどから集められたモルドヴァのイコンくらいでしょうか。


    見所はキシニョフ市内よりも、むしろ郊外にあります。

    ヨーロッパ最大級といわれる、クリコヴァの地下ワインカーヴ。
    いにしえの原風景を残す、旧オルヘイ(オルへユル・ヴェク)の洞窟修道院など。

    今回のモルドヴァ観光の目玉として、このどちらかに行く予定で計画を立てました。

    結局僕が行ったのは、旧オルヘイの洞窟修道院。

    そもそもウクライナを含む今回の旧ソ連旅行の真の目的は、ロシア正教教会のオニオンドームと内部のイコンだった為、修道院のほうにした。


    ワインカーヴのほうも捨てがたかったのですが。

    なんといってもモルドヴァが誇るクリコヴァワインはとても飲みやすく、うまかった。
    値段も非常に安く、50年以上前のヴィンテージワインでも一万数千円ほどでボトル一本買えます。

    モルドヴァ郊外の観光地はキシニョフからのアクセスが理論上は可能ですが、やはり交通の便はよくなく、現地旅行会社に手配をお願いしていく事になると思います。僕も今回そうしました。



    治安についてですが、少なくともキシニョフ市内の治安はそんなに悪くはなかったです。

    朝晩問わず警官が大勢、街中をウロウロしていますので。

    ロシアを初めとする旧ソ連の国々の警官は、権力をカサに賄賂を要求する極悪な輩が多いという認識を僕は今でも持っていますが、キシニョフ市内の警官は真面目に仕事してました。


    ちなみにこの国、やっぱりというかなんというか、ほとんど英語は通じませんでした。
    高級レストランやホテル、目抜き通りの一部のカフェなどを覗いてはロシア語に頼る事になると思います。

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    モルドヴァのワイン

    私の生徒たちも「モルドヴァのワインはとても有名です!」と誇らしげに話していました。
    そんなに美味しいんですかぁ。ああ、飲みたいなあ。

    観光地については、やはり「山も海もないから、、、」とのこと。
    国土も狭いですからね~。
    せめて黒海に面していれば、、。

    食べ物はどうでしたか?
    やはり主食はママリーガですか?

  • Re: モルドヴァにて「僕の旧ソ連旅行」

    駱駝シァンズさん

    私は海外から日本に来る方に日本語を教える日本語教師をしています。
    昨年、モルドヴァからの技術研修生10名を教えました。

    その時まで、私も場所どころか「モルドヴァ」という国名すら聞いたことがありませんでした。彼らとの交流でモルドヴァに興味を持ちましたが、ガイドブック等はほとんどなく情報がありません。日本にはまだ大使館すらなく、ウクライナの大使館が業務を代行しています。

    なかなか旅行される方のいない国ですから、旅行記をとても楽しみにしています!
    ちなみに、生徒たちも日本人が「マイアヒ~」と歌っているのを聞いてとても嬉しそうでした。授業中にみんなで踊りましたよ。

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    ありがとうございます

    僕のトピックスへのお返事、ありがとうございます。
    土日は少々忙しかったので、返事が遅れてしまいました。
    申し訳ありませんでした。

    そうなんですか、日本にくるモルドヴァの人達も予想より多そうですね。
    今回の僕のモルドヴァ滞在、オフシーズンという事もあってか、日本人はおろか東洋人さえも僕以外は1度も見かけませんでした。

    しかしキシニョフの街中には結構日本語が見られ、モルドヴァの人達の日本に対する興味のようなものは感じられました。

    電化製品の店がそのまま「一本」という店名だったり、極真会館の某有名空手家のポスターが街中に貼られていたり。

    モルドヴァは今年から既にビザも免除になっているようで、日本人旅行者も訪れやすい下地が出来つつあるようです。

    観光地としてはまだまだ整備不足の感は否めませんが、逆に言えば観光地ズレしていない国で、西ヨーロッパなどでは味わえない新鮮な経験が出来る国だと思います。


    僕の旅行記のほうはボチボチ・・・という事で勘弁してください。
    昨今の「景気回復?」とやらで仕事が忙しく、旅行資料の整理もまだ出来ていませんので。。。


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