九千洞・ムジュリゾート-釜山発茂朱リゾート・公州旅行記4- バスは快調にとばしている。だが、道路は、どんどん細くなる。 大丈夫だろうかと不安がよぎる。 しかし、韓国の山は高山がないので、とにかく延々と田舎道が続くのだ。 でも、さすがに、韓国のほぼ真ん中。田舎中の田舎だ。 それでも、田畑はきれいに耕されている。つまり、まだ日本と違って農村が元気なのだ。決して豊かとは言えないが、村の生活が残っている。 小さな村にもカトリックの教会があるのが日本とは違うのだが。 そして、バスは、茂朱リゾートの入り口も過ぎ、両側に山が迫った奥地の壊れかけた人気のないバスターミナルに着いた。 終点、九千洞だ。 とりあえず、無賃乗車もとがめられず、無事下車できた。少々緊張したが。 九千洞は、徳裕山国立公園の登山口だ。 とにかく、韓国は登山ブーム。 そして、九千洞には、たくさんのモーテルや食堂が店を連ねている。 こんな山奥に、人がたくさんいるというのは驚異的だ。 山の案内板があって、アジョシとアジュマの完全登山スタイルの夫婦に写真を撮ってもらう。 それにしても、日本人がこんなところまでくるとはと驚いていた。 親切にしてもらった。 実は、徳裕山の山頂と茂朱リゾートとのリフトは裏表となっている。 つまり、茂朱リゾートのリフトで登り、山頂から九千洞に降りてくることが出来るわけだ。 しかし、それは完全な登山スタイルが必要だ。 そんなことが、現地で初めてわかった。 タクシーを探していると、運良く年配のアジョシのタクシーが止まっていた。 リゾートまで行ってもらう。 当然ハングルマルモルラヨである。 助手席に乗り込む。 アジョシは、チロルホテルかという。 適当にそうだといっておく。 何とかなるだろうと。 しばらくすると、幹線に出る。そして茂朱に向かってしばらく戻ると、 モーテル街が出現する。ここが「茂朱?マウル」というらしい。 ずいぶんたくさんの数だ。 そこからしばらく山に登っていくと、山腹にチロルホテルやコンドミニアム群が見えてくる。 アジョシのチロルという発音はもうすでに忘れたがやはり違うのだ。 さらに、アジョシは、ジャンプ台があると自慢してくれた。 言葉がわからないなりに会話が弾んだみなみやまだった。 ここでも、親切にしてもらった。 タクシーは無事チロルホテルの玄関に横付けした。 運賃はメーターで7000ウォンだった。結構高いようなのか、遠いのか? ねえさんの茂朱からリゾートまで22000ウォンが、ホントと思った次第。 茂朱の町からリゾートまで約40分、大部距離があったというよりはずいぶんトーイと思う。 さて、思いの他、予定以上に早くついてしまったリゾート。 時間も6時近い。とりあえず、チロルホテルの中を散策することにした。 外はまだ明るかった。
韓国ドラマ「夏の香り」ロケ地を楽しむ。-釜山発茂朱リゾート・公州旅行記5- 当初の予定では、「夏の香り」ロケ地めぐりは、明日の朝ということになっていた。 ところが、無賃乗車も含め、トントン拍子に行程がすすんだ。 おまけに6月は昼間が長い。 とりあえず、行ってしまうことにした。 画像で紹介しよう。 モジュリゾート チロルホテルhttp://www.geocities.jp/southyamajp/200506/photo/korea0506010.jpg プロポーズルーム http://www.geocities.jp/southyamajp/200506/photo/korea0506001.jpg ドアにはこんなドラマのシーンが・・・ http://www.geocities.jp/southyamajp/200506/photo/korea0506008.jpg プロポーズルームは喫茶店になっていると聞いていた。 そこで、やってきました。 1階のカウンターにはアジョシが。 ソンイエジン、ソンスンホで通じた。 見てもいいかというと、少し不安そう。 わかってる、ドリンクを注文するのが条件。 ということで、二階へ上がり、さらに狭い螺旋階段を上ると プロポーズルーム。 黄色いバラやセットはそのまま。 意外と狭いところだった。 テレビカメラにだまされたかも。 中には、ドラマのシーンが写真で飾られている。 1かいに降りて、コーヒーを注文する。 喫茶室は2階だが、1階のテーブルでコーヒーを飲む。 ついでにアジョシと話をした。 結構盛り上がった。 彼から教えてもらったこと、モジュリゾートの麓では、今晩イベントがあるらしい。(てっきりモジュリゾートマウルだと勘違いしていた。間違いの始まり。) シャトルバスは、次は夜8時半にあるという。 モジュリゾートの概略をイラストで見せてもらった。 リフトが営業するのは明朝9時からと教えてもらった。 あとはドラマの話をした。 そこで考えた。この分だと、9時過ぎには、モジュのバスターミナルにつける。 それなら大田か錦山に泊まって、公州へ行こうと。 しかし、そんなにうまくいくはずがなかった。 シャトルバスの乗り場と時間を確認した。 間違いなさそう。 1時間の待ち時間をチロルホテルで潰すことにする。 そこで、「夏の香り」ファンの日本のおばさま方とであった。 オバハンパワーはすごい!!
画像が入りました。 上の画像は見れません。ごめんなさい。 画像はこちらでどうぞ。 http://www.geocities.jp/southyamajp/200506/jun04.html
茂朱リゾートとお別れ!!-釜山発茂朱リゾート・公州旅行記6- 茂朱リゾートは週末ということで、家族連れの宿泊客が多かった。 大部分は、自家用車での来訪だ。車社会の韓国。 当然かもしれない。 とりあえず、シャトルバスの出発地と時間の確認をする。 リゾートには、チロルホテル、コンドミニアム、レストランなどあるが、 とても健全な施設だ。 バス停は、チロルホテルとコンドミニアムの間で確認できた。 バス停の横には、小さな案内所もある。 職員が数名、ベンチにいたので声をかけると確かに夜8時半にバスが出るとのこと。 あとは1時間何をして、時間を潰すかだ。 ふと、ホテルには、2階にカウンターバーがあることを思い出した。 そこで、再びチロルホテルへ。 最初は、ファジャンシルにお世話になっただけだが、押しつけがましくなく、 落ち着けるホテルだ。 宿泊するわけでもないが、客は客だと居直って、とりあえず行ってみる。 カウンターに座ると、オッパーがメニューを見せてくれた。 英語で書いてある。 ラガービールが4500ウオン。目の前に生ビールのサーバーらしきものがある。 客は一人だけ。彼は、奥のラウンジの応対を一人でやっている。 生ビールを注文した。 正解である。 カウンターバーの横では、男性のピアノの演奏と女性のボーカルが交代で曲を奏でている。 男性は、ビートルズナンバーだった。 曲が少ないので、拍手をすると、彼女もこちらへ笑顔をくれる。 まあ貧乏な旅をしているにしては、ゆとりの時間が過ぎていく。 食べ物はないかと、オッパーに聞くとないといいながら、奥からピーナッツをつまみに持ってきてくれた。親切だ。 そのうち、話をはじめた。 何語で話したかは定かではない。 彼がヒマそうなので、カクテルはないかと聞くと、あるという。 英語のメニューにはあるが、みなみやまはカクテルは専門ではないので、ノーマルなものをつくれと彼に任せる。適当である。値段も聞かない。 それで、彼がカクテルをシェイクしはじめたので写真を撮らせてもらった。 甘いカクテルだった。 さらに、カクテルを注文すると、ドライマティーニという。 ハードとソフトというのでそれでいいといったらまた適当に彼がカクテルをつくる。 オリーブが入っていたので、間違いない。と思った。(笑) オッパーが、演奏している彼は日本に住んだことがあるなど教えてくれた。 演奏の休憩時、彼があいさつをしてくれたのでビートルズナンバー!!というと喜んでくれた。 イエスタデイとヘイジュードをリクエストしていたら、(本人はしたつもり、通じたかどうかはわからなかった)次の演奏で、2曲を演奏してくれた。 時間が来たので、カードで支払いをし、(まあまあの値段)サインをして、ホテルをあとにする。 バス停に行くと、時間通りみどりの大型バスがやってきた。 バスは、リゾートのとkちゅうで客を拾いながら、麓のマウルまで行き、さらに、茂朱のまちまで暗い夜道をひた走った。 乗客は、麓のマウルまでは観光客もいたが、リゾートのパート?のアジュマが多かったようだ。 さて、次は、大田か、手前の適当な町まで行こうと心に決めていたみなみやまだった。 それは、すぐにはかない夢と消え、泊まるところもなくなる寸前まで行ったのだ。