良い写真が撮れる事をお祈りしております

こんにちわ、ニュージーランド南端でオーロラを撮っているラクダです。北半球のオーロラを撮った事が無いので、参考程度にされて下さい。私からは、大きな失敗をしないための予習アドバイスを差し上げておきたいと思います。

まずは露出です。多くの方が露出不足で現像後撃沈されています。そのレンズの28ミリ時の最小開放値(F値)を教えて下さい。それによってはシャッター開放時間が違ってきます。

出来ればズームではなく、もう少し広角の短焦点レンズが良いのですが・・・。

次にピントです。暗いオーロラだと、ファインダーを見ながらのピント合わせが難しい時があります。また、他社製レンズなので、無限大が微妙に手前だったりしますので、出発前にどこでピントが合うのかを確認されておいた方が宜しいかと。
明るいのだと問題ないと思います。

それとフィルムですが、フジのヴィーナスは「ネガフィルム」ですよね。これは問題ないと思いますが、先頃販売を開始したフジのISO400のスライドフィルムが、非常に細かい粒子だとの事。

今までポジの高感度フィルムは粒子が粗くて、全く使い物になりませんでしたが、今回のXとかいうフィルムはISO100のポジ並みに粒子が細かいそうです。

ポジで撮られると、もっと奇麗に撮れますよ。しかし、ポジは露出時間がドンピシャでないと、失敗が多くなりますけど。

次に12月の何日のご出発ですか?
月があるのと無いのとでは、少し情況が違ってきますので。

また、フィルムがカメラ内で波を打つことを避ける為に、いつもフィルムをピンと張った状態で撮影されて下さい。巻き戻しノブにガムテープを貼ったり(巻き上げのことを考えると面倒ですが)、その他の方法を使って下さい。

それと、フィルムがカメラの中で凍っている可能性がありますので、巻き上げはゆっくりするのと、撮影後室内への持込みにご注意下さい。この辺りはご存知だとは思います。

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1件のコメント

  • ラクダおやじ様へ

    ありがとうございます。

    ニュージーランドでもオーロラ見れるんでしたね。10月に南島に行ったのですが完全にオーロラの事は失念しておりました。クイーンズタウンも行きました。
    もしよろしければ今後の為にNZのどの辺りで見れるのか、どの時期に見れるのか、等教えていただければ嬉しいです。

    さてF値の件ですが、28mmでは3.5です。

    また、今回はマニュアルでの撮影が実に10年ぶりくらいなのでミスもすると思いますので、ポジではなくネガで行こうと思っております。

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    F3.5のレンズでの露出時間

    お持ちのレンズは28ミリの時にF3.5ですね。
    写真の縁の解像度は如何ですか?中心部と比べて、ボケ気味ではありませんか?もし解像度が悪い時は、一絞り欲しい所ですが、開放値がF3.5なので、オーロラが暗い時は開放で行くしかないと思います。
    周辺の解像度が良ければ問題ありませんが・・。

    ISO800フィルムでF3.5だと、オーロラが暗い時は30秒以上の露出が必要です。しかし、余りにも長すぎるとカーテンは動きますので、ぼーっとした画像になります。これは仕方がありません。
    私なら、30、45、60、75、90秒と開けます。

    もし、カーテンをくっきりと表現されたい時は、もっと明るい、早い話高額なレンズが必要になります。

    もしオーロラが明るい時は、F3.5で15秒、30秒、45秒で良いと思います。ネガフィルムなので、少し位の調整が効きますのでご安心を。しかし露出が足りない時はかなり厳しいですが。

    また明るい/暗いの加減が微妙なので、とにかく露出時間を変えてたっぷりと撮って下さい。でも巻き上げが大変なんですよね。ここNZでは考えられませんが。

    それと言い忘れましたが、バルブ開放時でもバッテリーが必要なカメラでしょうか?出来れば機械式のカメラが良いのですが・・・。

    それとカメラのオーバーホールはされていますか?モルトといって、遮光材がバラバラになっていたりしていませんか?フィルムに付着して、黒い点になったりしますので。
    確かEOS650も、年季入ったカメラですよね。

    残念ながらご出発日をお知らせ頂けなかったのですが、12月は6日が
    満月です。満月だと露出が微妙になります。開け過ぎると、昼間みたいに写りますし、暗いオーロラは中々目立たなくなります。
    とにかく露出時間をを変えながら、数ショットを撮るしかないです。

    さて話は変わりますが、そうですか、先月ここにお越しになられていたんですね。今現在、ワカティプ湖が増水して溢れそうになっています。11月は雨が多かったんですよ。

    ところでジルルカさんもオーロラは寒い時にしか出現しないと思っておられませんよね?強い太陽風が酸素、窒素と衝突して発光する現象、これがオーロラです。1年365日にチャンスがあります。
    まあ強いて言えば春分・秋分の日前後が良いですね。

    ここクィーンズタウンのオーロラは、白夜が無いので一年中見張っていないといけません。その分、楽しいですよ。
    またやはりオーロラは極地に近い方が良いので、南に行けば行くほどチャンスが上がります。その点、クィーンズタウンは南の空が開けた高所に行く事が出来るのでラッキーです。星空も凄いですし。

    ちなみに、クィーンズタンの磁気緯度は53度です。オーロラ帯の中心部が67.5度ですので、かなり端っこになります。カナダ・イエローナイフ、アラスカ・フェアバンクスが、この67.5度だと思います。

    しかし、余りにもオーロラ帯の中心過ぎて、低いオーロラ、早い話、白いオーロラ(写真だと緑色)が多くて、私には物足りません。クィーンズタウンのオーロラは極彩色になりますから。

    その点、スカンジナビアの磁気緯度は中心より離れているので、高所の赤や紫、その上の青色が見え安くなります。

    私なら、北米には行かないですね。やはりスカンジナビアですね。しかし、オーロラ帯の中心では無いので、出現確立が減るかも知れませせんが。

    では、沢山のフィルムを持って行きましょう。空港のX線は絶対に避けて下さいね。