レポート

桂林最大の洞窟冠岩(かんがん)へ

公開日 : 2005年08月12日
最終更新 :

冠岩は1995年に正式に対外開放された観光用の洞窟で、場所は桂林から29キロ離れた漓江東岸の草坪回族郷にあります。
前回は、桂林からバスで行ったのですが、今回は漓江下りの途中で寄ることにしました。
冠岩は桂林最大の鍾乳洞洞窟で、全長は12キロ。内部は2,3階くらいの高さがあり、とても広く感じます。
3層に分かれた内部の最下部には水量豊富な地下川が流れていて、川は漓江と繋がっています。
地下川というと流れが穏やかなイメージがありますが、ここ冠岩の地下川は水量が多く、また最近の大雨の影響で激流となっていて、ここを船で下るときはスリルがあります。
桂林市内にある鍾乳洞洞窟の芦笛岩にはこのような地下川がなく、やや単調な感じですが、冠岩は風景にバリエーションがあるので、お勧めです。

遊覧時間は約1時間で、洞窟内を歩いて見学するほか、トロッコ鉄道、船にも乗ります。
また、巨大な高さの透明エレベーターがあり、内部からライトアップされた洞窟内を見ることもできます。
洞窟内の鍾乳石にはそれぞれ名前がついており、冠岩内部の中国語ガイドが説明してくれます。
”熊と一休さん”などと名づけられた鍾乳石もありました。
冠岩の周りのカルスト地形の風景もすばらしく、山水画の世界をバックに、春には菜の花、桃の花が咲き乱れます。

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