9月26日から10月3日の間、マドリッド(3泊)-セビリア(2泊)-バレンシア(1泊)-バルセロナ(1泊)で行きました。行って判ったことは、「この掲示板による情報とガイドブック地球の歩き方の情報は正しかった」ということです。この観点で思いつくままに書いておきます。
●タクシーについて
マドリッド到着は飛行機が遅れ23時になってしまった。エアポートシャトルでホテルに向かうことを考えていたが、朝起きてからすでに25時間を経過しており、相当疲れていたのでタクシーを利用した。かつてローマでボラれたことがあって以来、タクシー利用は慎重になっている。タクシーに乗り、行き先を告げると運転手はカーナビに行先を入力し、カーナビの指示とおりに走っていた。27ユーロ。リーズナブルな価格で、良心的な運転手にあたったようだ。どの程度悪質な運転手がいるか知りたいところ。なお、セビリアでも2回タクシーを利用したが、問題なかった。
●列車予約と英語について
列車予約は、アトーチャ駅で行った。朝9時頃に行くと待時間は2~3分だった。30分位待つことは覚悟していたが。まず、スペインパスのバリデーションをお願いしたが、「〇*△■……」と言いバリデーションしてくれない…。しばらく睨み合っていると、英語を少し話す人が来て、「今日から有効で良いか」とのこと。「OK」と答えようやくバリデーション完了。「英語は日本と同じくらいしか通じない」という書きこみがあったが本当だと思った。それはいろいろなところで感じた。
つぎに列車予約、マドリッド-セビリア往復AVE、マドリッド-バレンシア Alaris、バレンシア-バルセロナ EMの4列車を予約した。それぞれ第3希望まで考えておいたが、いずれも第1希望がとれた。「多客期以外の列車予約は容易」であるというのも本当のようだ。なお、本件について以下のトピでご教示いただき回答者各位には改めて感謝いたします。
http://bbs.arukikata.co.jp/bbs/tree.php/id/141213/-/parent_contribution_id/141213/
●治安について
掲示板では「現在はだいぶ良くなっている」旨の書き込みがあった。確かに、街中では警察、駅やホテルなどにはセキュリティの人を多く見かけ、治安維持に注力しているらしいことがうかがえた。一人で路地を歩き回ったり、夜間地下鉄を利用したりしたが、スリ、置き引き、かっぱらい、首締め強盗には一度も遭遇しなかった。治安については過剰に神経質になる必要はないと感じた。
●気候について
夜明けが8時頃である。朝7時は真っ暗であり、朝の散歩ができない。これは驚いた。と言うよりも調べていかなかった方が悪い。
この時期(9月末-10月初)は、まだ夏である。コルドバで34℃、バレンシアでは36℃。マドリッドではMadridVISIONというオープントップバスに乗ったが、気温は30℃いかないものの日射がきつく暑くてまいった。夏は結構きつい乗り物である。同様の観光バスが各都市にもあったが暑そうなので乗らなかった。
●列車について
マドリッド-セビリア間は、風景に変化があり退屈しなかった。往復との空いておりAVEは快適。想像していた通りTGVやタリスと同じであった。時間は正確と言うよりも、往復とも5分早着した。
マドリッド-バレンシア Alarisはヨーロッパでは珍しく電車(動力分散方式、AVEは動力集中方式の機関車列車)であった。振動が激くうるさい。特に先頭車は警笛が車内に轟きわたる。「バレンシアは見所が少なく、わざわざ行くところではない」という意見があったが、その通りであった。私はユーロメドとAlarisに乗るだけのためにバレンシアに寄った。
バレンシア-バルセロナのユーロメドはAVEと同じだが速度が遅い。地中海の風光明媚な景色を期待したが、地中海が見えたのは、バルセロナ近くだけであり、少々がっかり。
●トレドについて
AVEでマドリッドから日帰りした。往復13.3ユーロ。帰りのキップを買う時行きのキップを見せると割引きになる。所要30分で5分早着。
トレド駅から「地球の歩き方」に従いバス(0.85ユーロ)で中心部へいった。路地を歩き回っていると居場所が判らなくなり右往左往さまよった。「地球の歩き方」の地図では役に立たない。狭い道にも車が走っており、ミラーでぶつけられた。散々だった。
●コルドバについて
セビリアに午前中に到着したので、午後からコルドバに行った。「地球の歩き方」に「駅前のバス停から3番に乗る。…中略…川に突き当たる所で十字架が見えたら、次の川沿いの停留所で降りよう」と記述されており、そのとおりにしたら本当にメスキータに着いた。ただしバスの中から十字架は判らなかったが降りて納得した。「地球の歩き方」は正しかった。バス運賃は0.95ユーロ。