ナンパ師多数 フェズの旧市街では嫌になるほど声をかけられました。 ガイドの呼び込みも多かったんですが、高校生ぐらいの男の子がやたら話し掛けてきました。理由を聞くと「ただ英語で話がしたい」と。 喋るだけ喋ったら満足したのかどこかへ消えました。 あと、たまたま道を教えてくれた人がずっと私たちの後を着いて来たんで、ちょっと気持ち悪いなぁと思ったんですが、聞くと私たちが目指していた場所付近で外国人旅行者が襲われた事があったそうで、私たちを心配してくれ着いて来たそうです。名刺を差し出しきちんと自己紹介もしてくれたので、怪しい人でない事は分かりました。 その他の都市では親日家の方々に会いました。 日本の流行モノにも詳しいし日本語も堪能。 どうしてそんなに日本が好きなのか聞いてみたら 「欧米人は草を吸ったり悪い事をしにモロッコに来るけど、日本人は遺跡とかモロッコの文化に興味を持ってくれているから好き」との事でした。 私は運良く良い人達にめぐり会えましたが、あまりにも色んな人に声をかけられるから、誰を信じていいのかちょっとわからなくなる場面もありました。 注意するのはひと気がない所は歩かない事と、勝手に案内をする人です。 勝手に案内しておいて後でお金を請求してきます。 でも、これはモロッコ人に言わせると、「そうでもしないと仕事がない」そうです。 子供でもこの仕事をしているそうですが、稼ぎが少ないと大人に怒られるそうです。 案内をお願いするなら、してもらう前に値段の交渉はしておいた方がいいと思います。 それで納得する値段なら利用する価値はあると思いますので。 外国人をもてなす風習のある国柄ですが、もてなしなのかナンパなのか、かなり判断は難しいです。 ナンパが多いのは、雇用の少ないモロッコを抜け出し、ビザやパスポートを取得しやすくするために、外国人女性との結婚を望んでナンパをするそうです。 親切に声をかけてくれる人にはそれなりに感謝の言葉を言うのみに留めておき、あまり深入りしないよう注意しておけばいいと思います。