リクシャーワーラー

 おっしゃるとおりリクシャーワーラーは、交渉の末に旅行者を安い値段で運ぶことになっても、土産物屋に連れていくだけで10ルピーくらいずつもらえるようでした。
 アグラでは、一日中、一人のおじさんリクシャーワーラーにいろんなところへ行ってもらい、途中、運転を交代したり雑談するうちに仲良くなりました。
 おじさんは、「土産物屋に行けば稼げるから行ってくれないか」と素直に頼んできたので時間もあったこともあり、4、5軒の店を巡りをしました。「買わなくてもいいんだよ」というので、ホントに何も買いませんでしたが、彼はニコニコ嬉しそうでした。少々店でのやり取りと、断るのが面倒でしたが、二人で組んで稼いでいるような一体感がなぜかいい思い出になりました。
 次の日も駅までタダで連れて行ってくれましたが、別れ際に「子供にペンをくれないか」と言われたのが印象的でした。
 うるさいインド人が多い中で唯一ほっとするインド人でした。

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