レポート

北京観光 9月16から18日

公開日 : 2006年09月19日
最終更新 :

今回4回目の中国で初めて家族(夫と娘1歳)と訪問しました。天気は3日間とも良く(9月16から18日)、30度前後で半袖で十分でした。

前回来たのは3年前でわずか3年間でも北京の発展は目を見張るもがありましたが、大気汚染のひどさで空気はよどみ、鼻の中は真っ黒になりました。

今回はホテルと航空券のみ手配し、あとはフリーで廻ったので現地の中国の方とたくさんのふれあいを楽しむことができました。初めはスリや物取りとかが多いという情報があったので緊張し、お金や貴重品に最大の注意を払っていたのですが、日本人はあまりに日本で無防備すぎるので海外で注意が必要であるが、必要以上に構えるほどのことはない様に感じました。

まず空港からリムジン(16元)で西単のバス停まで向かったのですが、リムジンバスは分かりやすく、数字と漢字で行き先が書かれているため間違えることもなくスムーズに行けました。しかし、市街に入ってからの渋滞のすごさに驚きました。その後一時間ほどでバス停に着き、西単のショッピングセンターを見て、地下鉄で王府井まで向かい、そこから徒歩でホテルへ向かいました。

土日の地下鉄は比較的込み合っていて、日本のさしずめ通勤ラッシュ並でしたが、子連れの私たちを見ると、若者でも中年の方でも皆さん席を譲ってくれたり、本当に親切でした。周りを見ると老人の方に皆席を譲っていて、老人や子供を大切にする心を多くの人が持ち合わせていることに感心しました。

実質一日しか観光の時間が取れなかったのですが、翌日の朝ホテルで朝食をとり(24時間営業との事、朝食は6時前から食べれた)、八達嶺へ向かった。徳勝門まではタクシーで向かったが、行きのタクシーで長城までタクシーに乗らないかとしつこく勧誘されたがことわった。そして919のバス(7元)で一時間半で長城へ到着した。バスの中では周りを見渡すと乗っているの中国人ばかりで、外国人はおらず不安が募ったが、バスの券を売る女性は親切で気にかけてくれた。八達嶺で下車し、ロープウェーに乗ったがこの時も周りは中国の方ばかりで外国人の人はいなかった。どこに行っても、子供づれなので話しかけてきてくれたが、中国語があまり出来なかったのでまともに会話できなくてとても残念だった。長城付近では子供づれの家族が結構いて、子供を抱きかかえて登っていて、私も抱っこ紐を付け、娘を抱いて100メートルほど登り、写真だけ撮って戻ってきました。帰りは快速バス(14元)で一時間ほどで徳勝門へ戻り、地下鉄で故宮へ向かいました。

故宮は工事中で残念ながら門を入ってすぐのところから囲いがされており、メインの太和殿には入れず、また乾清宮の中も見れず、臨時の展示施設もあったのですが、あまり興味をそそる展示物はなく少し拍子抜けしました。ただ、故宮の広さを実感し、内廷の庭などゆっくり見ることができたので満足しました。

北側から出て、景山公園の展望塔から故宮を眺めようとして入園したのですが、工事中で塔には登れず、せっかく山を登っても景色を見ることも出来ませんでした。しかし、景山公園もとても広く若者から老夫婦まで沢山の市民でにぎわっていて、同い年ぐらいの子供を連れた祖父母が子供を遊ばせており、娘も一緒に遊ぶことができ、子供の息抜きに役立ちました。

夕食は大三元酒家でいただき、どれもこれも美味しく値段は日本と変わらないほど払いましたが、帰りに月餅を購入し満足でした。娘はここでも結構暴れて、おとなしくご飯を食べてくれなかったのですが、ウエイトレスの若いお姉さんは娘を一生懸命あやしてくれて、一緒に遊んでくれたり、おかげでゆっくり味わっていただくことが出来本当に感謝しました。

帰り、空港へはタクシーを利用したのですが、観光ではほとんど路線バス(2元)と地下鉄(3元)を利用していたので不安だった。ガイド本には100元+高速代10元と書かれていたし、乗る前に値段交渉をすると100元ぐらいと言ったが、全部で140元請求された。高いのではないかと運転手に交渉したがそんなことはないの一点張りで、5つ星のホテルだったので高級タクシーに乗ってしまったので高かったのか、タクシー代が若干上がったのがそう考えざるをえなかった。こんな時は旅慣れた人ならどうするのだろうか。

なんだか最後に予想外に払わされた気がして、納得いかない気持ちになったが、また是非訪れてみたいと思ったし、人の温かさや優しさを実感できて日本人が忘れていた何かを思い起こさせてくれる人間味を味わうことが出来てとても嬉しかった。本やテレビニュースで見る中国人の印象と実際の印象は全く違い、中国が大好きになりました。

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2件のコメント

  • 06/09/19 23:22

    Re: 北京観光 9月16から18日

    短いながら中身の詰まった3日間でしたね。小さなお子さん連れだと大変だったでしょうが、それでもちゃんと回られたこと、とても感心しています。

    中国に旅行して良かったと思うことは、率直で素直な中国の人たちとのちょっとした触れ合いですよね。あれだけの人口の人たちが集まった国ですからいい人も悪い人もいますが、多くの人は善良だと思います。

    大三元酒家はいいですね。私は去年の5月、北京大学の短期語学研修に参加して知り合った人たちと一緒に、景山公園の上から黄昏で陽が沈んでいく中の故宮を見た後でこのレストランに行きました。広東料理の店で、朝はワゴンサービスの飲茶が有名です。

    タクシーについては、先月、私がホテルから空港へ行った時は110元でした。でもそれは白タクで、分乗した別のタクシーと同じ料金だったら払ってもいいという条件で乗ったものです。北京は市内と言っても広く、運転手によって走る経路もバラバラで、近くの環状道路まで出て、それから目的地に向かうという性質の人が多いように感じます。結果、遠回りしてしまうことになる場合もあるので、30元程度なら誤差の範囲かと思いますがどうでしょう。ちなみに数年前まではタクシーも黒塗りの高級車とかいろいろタイプがあって料金も違っていましたが、今は均一になっているそうです。

    また、機会があって中国に行かれることがあったら、地方の都市にも行ってみてください。また違った味があって、いいと思いますよ。

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    Re^2: 北京観光 9月16から18日

    xiong2さん、タクシーに関する情報どうもありがとうございました。

    残念ながら私が乗ったタクシーは白タクではなく、番号登録している正規タクシ-だったのですがやはり料金的には高かったのかもしれませんが、いい勉強になりました。

    今度行く時はもっと中国語を勉強して、色んな地方都市に行ってみたいです。

    また色々教えてください。ありがとうございました。

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  • タクシー

    来月早々に行きますが 故宮 とっても残念です。

    北京のタクシー・・・いろんなタクシーに出会いました。
    ハイアットに泊まってましたが ここから乗るのには大丈夫と思ってましたが そうではなかったようです。

    乗ってホテルの裏に行ったとたん、TAXIとある看板?とはずしたタクシー。メーターがあるのに降りる時 足元から取り出して××元と言ったタクシー。かちゃかちゃ早くメーターが上がるタクシー。

    一番ひっくり返ったのが 帰り 空港までのタクシー。
    行きが つるちゃんさんのおっしゃる140元くらいで、ガイドブックに書いてある金額で「まずまずの出だしだね」とホテルに行ったのです。(これは100元前後と書いてあった。)
    で、滞在期間 「あ~、またかあ」と友達を話してたんです。

    なのに 帰りの空港までが、ホテルからでなんと70元くらいに高速代。思わず「この空港で合ってるよね」と心配しました。

    (以前 大阪空港のグランドスタッフに 伊丹と関空を間違えてくるお客さんが多いと聞いたからです。)
    が、ちゃんと北京首都空港でした。だったら 今までのタクシー代は何だったん?

    今思うに ホテルでは必ず車のナンバーの控えをくれます。あれをもっと活用したらよかった。あの頃は まだ アジアに未熟でした。
    この夏 大連で取られそうになりましたが しっかりナンバーをメモしようとすると 誤りながらおつりをくれました。

    上海の車は色でわかる安心タクシー?があります。北京にもあるのではないかしらと思います。

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    Re: タクシー

    タクシーのナンバーをメモするという方法は思いつきませんでした。今度行った時はやってみます。タクシーの運転手にとってやはり公安は怖い存在ですものね。

    アジア諸国での色んな体験を教えていただき、感謝しています。
    今後の中国旅行に役立てたいと思います。

    今、北京の天安門広場の廻りは中国の人だらけで、国慶節前で賑わっています。垂れ幕や仮設のステージなどできていて12月に行った時とは場所が違うのかというくらい雰囲気が違います。

    デパートやそこらじゅうのお店では月餅がきらびやかに飾られていました。結構中国の方にとっては値段の張るものですが、やっぱり特別なんでしょうね。私も買ってきた月餅を早速家で食べてみました。味はお店によって違うのでしょうが、日本の中華街で売っているものより外の皮が薄く、中の餡が濃厚で好みは分かれるところですがそれぞれ入っているものが違い楽しみながら食べました。

    また是非中国に行きたいです。

    こーぐんさん、沢山の情報をどうもありがとうございました。