「何を書いてるんだ!」警察に捕まった話。(イラン・アフワーズ) アジア横断中、イランには約3週間滞在しました。 旅行しづらい国と思ってましたが、人々は優しく楽しかったですね。 ただ、「コミテ」と呼ばれる宗教警察は、別でした。 奴らは、私服なんですね。どこにいるかは分かりません。 滞在中は、ほとんど毎日、警察に捕まっていました。 原因は、カメラです。 制服の人間は、パスポートチェック程度で済みましたが、 コミテは、そうはいきませんでした。 尋問が待っていました。しつこいです。 アフワーズでは、1時間程捕まりました。 街角の工場の人々や走ってるバイク、車を撮っていた時です。 写真の枚数が多いため、何を撮ったかは、ノートに書いてました。 これが、引っ掛かったようです。 4人の男に、声を掛けられました。 「何を書いてるんだ!?」 説明しましたが、分かってもらえません。 ノートは、取られてしまいました。 さらに尋問は続きます。 パスポートをチェックされ、 「今まで、どこの国に行った?」等、色々聞かれました。 なかなか解放してもらえません。 しばらくすると、 車3台がやって来て、むさくるしい男が10人くらい降りて来ました。 ムスッとした表情です。 「こりゃ、ブタ箱かな。」 覚悟しました。 同じ様な事を聞かれましたが、 その内のひとりが、笑顔で握手を求めてきました。 そして、言いました。 「注意してね。」 指揮官でしょうか? ようやく解放され、ノートも返してもらえました。 冷や汗もんでした。