王府井はたくさんのお店があります。北京の観光スポットは4時ぐらいにクローズしてしまうので、その後はこの王府井に来て、買い物や食事を楽しむのが良いでしょう。でも、普通のレストランは、メニューを出されてもそれがどのようなものなのかがわかりづらいという欠点があります。安心して注文し、値段もリーズナブルと言えば、王府井の大食代美食広場(王府井駅に最も近いビル・王府井駅のA口から出るとこのビルの中を通ることになる)がお奨めです(地下1階の奥の方にある)。上海料理や四川料理などの小店がずらりとあり、店の前にサンプルが並んでいて、とてもわかりやすいです。あまりにもメニューが多すぎるので、1ヶ月間、毎日3食、食べても全てのメニューを食べ尽くせないでしょう。最初にカード(JRのSUICAのようなもの)を買い、それを各お店で使うことになります。
北京は2008年にオリンピックがあるので、そのために観光スポットを整備しています。私がいったところは、あちらこちらで工事を行っていました。私が知っている限りでは、工事箇所は以下の通りです(2006年4月中旬)。(工事箇所はもちろん立ち入り禁止です。)
・故宮の中和殿等、(太和門の前の5つの橋は工事終了)
・景山公園の万春亭(頂上から眺めることができません)
・天壇の祈年殿(外からは見えます)
・正陽門
・北海公園の白搭(外からは見えます)、永安寺
これらの箇所が工事中であっても、その他の部分は普通に行けますので、楽しみが大幅に損なわれることはないと思います。
治安については、「かなりいい」と言えると思います。地下鉄構内で、男女のカップルが何か言い合っていたら、警官が駆け寄っていました。町中、観光客が行くところにはどこにでも警官が立っています。王府井も夜(10時ぐらいまで)歩いて問題ないと思います。
移動は地下鉄とバスを利用しました。嬉しいことに運賃は格安です。普通に利用する分にはまったく問題ないと思います。ただ、どんな人でも利用するので、スリ等には気をつける必要があるようです。基本的に、何もしゃべらなければ、周りの乗客はこちらが日本人であることに気づきません(女性の場合は服装でわかってしまうかも・・・)。これはこちらにとって好都合であったと思います。
あと周遊ツアーですが、中国人向けの観光バス「旅游バス」というのがあります。当初、ガイドブック等に「居庸関」が含まれると書かれてあったのですが、現在は行かなくなってしまったようです。現在は、長城は八達嶺にしか行かないようです。これは、バス会社に問い合わせると、人によって、「行きます」と答える人と「行きません」と答える人がいて、いまだにどっちなのかがわからない状態です。わりといい加減なので、行く前は複数の人に聞くのがいいと思います。バスが無い場合はタクシーをチャーターするしかないとも言っていました。ちなみに私は「游3」で八達嶺長城に行ってきました。中国語がわからないので、ガイドの話はまったくわかりませんでした。英語のツアーにすればよかったとちょっと後悔しています。
