日本でも無作為抽出で感染者数をだせば良い 上記封印成功例は感染拡大収束には役立たないし、人心を落ち着かせることにもならないのですが、現状を知ることで安心感を得ることはできるのと、より科学的な行動を可能にすると思います。100年前の新型インフルエンザのときは敵の正体がわからなかったのですが、今は実体が把握できています。しかし、見えないことには変わりなく、街は消沈し、人からは笑いが消えたように感じます。ただし、”若者は重症化しない”という報道等に強気になって、深夜早朝にたむろする若者が目に付くようになったような気がします(おじさんおばさん達が彷徨かなくなったから?)。 インフルエンザは検査が簡単なので、定点観測という手法がとられ、それで注意喚起と学級閉鎖とかがなされます。COVID-19でも、週一回数百名程度の無作為抽出でも傾向がわかるので、それで感染の度合いが把握できます。これをやっても、封じ込めにも感染防止にも全く役立ちませんが、籠城要請を受け入れているよりかは断然気が晴れます。少なくとも拡大傾向や減少傾向は把握できます。今怖いのは、100年近く前にブレヒトが書いた第三帝国の恐怖と悲惨のように周囲の人間のみならず、隣人や家族までが裏切り者ではないかと恐れ疑うこと。恐らく、公共交通機関で通勤している人は少なからず同じ気持ちを抱いているのではないのでしょうか。 日本の対策で問題なのは、要請や個人の努力に任されていて、行政が積極的に動かないことです。入国ひとつとっても、香港では1月はじめの時点で、e-道を止めました。香港人以外を有人による審査で通し、記録を残すためです。台湾でも2月の時点で香港入国記録があると入国できなくなり(14日の隔離)、鎖国直前には、入国審査までに健康状態、体温測定から渡航記録を詰問され、入国審査では過去のフライト記録を調べられ、他国への入国を根堀り葉掘り聞かれ、宿でも健康調査や他国への渡航歴を聞かれ、体温測定を経て無事チェックイン。甘いとみられていたバンコクでも、入国は勿論、出国時の空港への入場で個別の体温測定や渡航歴や健康状態調査、宿やショッピングモールの入口でも、人による差はあるものの、一人一人検査。確か公共交通機関利用にはマスク装着が義務付けられていました。一方の日本はと言うと、関空で一度、再入国時に自動ゲートが封印されていただけで、あとは全て自動ゲート。他空港は一度も有人だけになったことはありません。勿論、今年の話。酷いと思ったのが、欧州からの帰国者も自宅待機が要請されたときの羽田。なが~い入国の行列を尻目に、日本人パスポート所有者は、健康調査書提示もなく、渡航歴も聞かれることなく、自動ゲートで入国できてしまったこと。明らかにやっていることが後手後手、ちぐはぐなのです。2009年の水際作戦の失敗は何ら生かされていません。これで、強毒型トリインフルエンザがヒトへの感染能を獲得したら、世界は間違いなく破滅、人類滅亡もSFの世界ではなくなります。 マスクに関しては過信はあるし、良く見ると二割り以上は鼻が出ていたり、隙間があったりで、装着の意味にすら疑問を抱かせるものですが、しないよりかは効果は確実にあるので(特に顔を触れない←この点で通勤電車内での化粧は御法度ですよ・・・、それに車内飲食はこの際禁止にしましょう、と気道を乾燥させない)、買いだめ防止を訴えるだけではなく、国の責任で必要な所と必要としている人には届けることをすべきです。その気になれば、SIMの登録制や薬手帳みたいな形で、記録により購入制限を掛けることは可能なはずです。それで公共交通機関利用者はマスク装着義務化とか。定期券と写真付きIDでマスクが買えるようにしても良いし。 感染症か医療の専門家で、国の行政にも影響を与えられる人達が、感染初期での抗ウイルス剤投与を何故主張しないのか。研究されているのは、重症者への効果だけのようなのですが、必要なのは重症化阻止と重症化時点での治療法なのだと思います。軽症からの重症化が今の1/10にでもなれば、恐れるに足る感染症ではなくなるのです。さらに、重症化が自分自身の細胞からの攻撃と判明すれば、本人は安心します。これに日本人の生真面目さが加われば、元の生活に戻れると思います。要するに感染自体は避けられないとの覚悟ができるのです。 今、必要なのは、思いつきの自粛・自制ではなく、科学的視点、論拠をもった対策を国民に示すこと。危機を乗り越えたあとのためのバラマキではなく、今必要なところに、人的および経済手的支援をすることです。先が見えれば、日本人は耐えて復活するでしょう。
Re: 日本でも無作為抽出で感染者数をだせば良い JORGEさん、こんにちは。 今日の東京の63人とか、千葉の57人とかを見ていると、集団感染が含まれているにしても、綱渡り状態ですね。首相の会見も経済対策に重点が置かれて(もちろんこれも大事なのですが)、もうちょい踏み込んだ感染拡大防止策に言及しないと・・・この人数だと、「感染者」を病院に収容仕切れなくなるのは目に見えてますから、重症者に限定する策を取るのが喫緊のように思えます。 ダイヤモンド・プリンセスの時も思ったのですが、とりあえずオリンピック選手村だったら、首都高の湾岸線ですぐに行けるし、なぜ活用しないのだろう、と思っていたら、昔の代々木のオリンピック選手村のような牧歌的な話(?)でなく、下手に収容すると「事故物件マンション」になるのですね。・・・でも、何らかの病院以外の軽症者収容施設を用意しないと、東京はそろそろ限界ではないか、と言う気もします。 首相は「長期化」の話をしていましたが、この板に出てくる航空会社のキャンセルの話、例えばキャンセル不可チケットが(1年有効くらいの)クーポンになればとりあえずはよしでいいんじゃないの、と思っていましたが、この後の世界に(!)その航空会社が残っているか、も考えないといけないかも知れません。私はUAの株式で昔転んだし、当然JALの破綻も見てるので、どんな大きな航空会社でも分らない、とは思ってますが。 https://tokyo-haneda.com/information/2020/detail_00137.html 明日は一機でも第二ターミナルから国際線が飛ぶんですかね。・・・
本当にわかりにくい 文章の書き方が指導されていますが、本当にわかりにくいです。 重症患者に特化しろ、といいながら、軽症者にも施設を、とか、矛盾しています。何をいいたいのですか? 東京都の会見を聞いているのでしょうか。 そんなことは、すでに考えていますよ。 イタリアでは、80以上の患者は手当てしません。日本ではそんなことにならないように考えているのです。 困った人ですね。 良いご旅行を。
事故物件化で良いのでは 折角、五輪延期決定なのですし。ミドリのおばさまもそれ(選手村利用)を匂わせていますね。問題は、国は勿論、都も一切所有していないこと。民間からの借り上げなので、「事故物件化」は避けられないでしょう。ただし、このご時世、デペロッパーはまず拒否できないでしょう。したら、都民国民から総スカンをくらうので、泣く泣く了承。むしろ、積極的に名乗りを上げる。利にさとい会社なら、すでに都と交渉し、補償金みたいなものを得て、値下げに応じることを前提に差し出す。 ただし、あくまで個人的見解ですが、今の強制収容が間違っていると思います。「新型コロナウイルス感染症の指定感染症等への指定」により、 ・患者に対する入院措置や公費による適切な医療の提供 ・医師による迅速な届出による患者の把握 ・患者発生時の積極的疫学調査(接触者調査) の元に今の対応がなされています。強制入院とはないものの、現実には無症状者も入院で、しかも発見時には一回だけだったのが、退院にはPCR検査2回の陰性が必須。確か、米国ではPCR検査は公費だが、陽性になった場合の入院等は有料で、これに米国の保険制度が絡んでくるので大変。 法律の解釈でカバーできるのか否かは別にして、この即入院制度を改めることが必要なのは間違いありません。また、周囲でも言っているのは、「感染は仕方ないのかもしれないが、プライバシーを身ぐるみ剥がされてさらし者になるのが嫌だ」です。 PCR検査に関しては、知り合いの検査を指導する立場の人と話した時に検体採取法がかなり難しいと言っており、「週刊ダイアモンド」最新号にも同じことが書かれていました。”簡単で確実なPCR"と言われますが、実は検体採取は職人芸でその後はRNAなので取り扱いが杜撰なら即分解するし、専門の検査担当者の元に届くまでに相当のハードルがあります。これに検査精度の問題で偽陰性と擬陽性を入れると、無闇なPCR検査は却ってマイナスであるという主張に説得力が出てきます。日本の場合は、対象者を感染可能性の高い人に絞ることによって重症者予備軍を見いだそうとしている姿勢だと言うことです。医療現場はそうなのですが、ここに政治家が人気取りのように希望者全員のPCR検査とか言い出すと、恐らく医療現場は崩壊します。また、金持ちの道楽とも言えなくないPCR無料化提供がまさに大富豪によってなされようとしています。ビルゲイツが個人で採取し、アマゾンで送って検査を言いだしましたが、どうみても信頼できる結果がでるとは思われません。日本でも必要な人が受けられないのは解消すべきですが、手当たり次第の検査は無駄でむしろ弊害のほうが多いと思います。 これも以前から書いているのですが、制度と特異性に劣るものの簡便でスキルが不要なためクリニックでもできる抗体検査は有用だと思います。これで陽性ならPCRに回す。インフルエンザみたいな定点観測もできるようになるし、何よりも検査で陰性(偽陰性は必ず出ますが)となれば心理的にも安心できます。 まさに数年から数億年前の恒星をみているようなもので、昨日の東京の60名は先週の連休前かその中での感染を反映しているため先はもっと悪くなるだろうと誰もが思ってしまいます。これが現時点であれば、それが下がれば安心するし、上がる傾向にあれば身を引き締めます。あって欲しくないのですが、都市封鎖後の解除の目安も出てきます。また、首都圏を調べていれば、そこでの感染者が減少傾向にあるのなら、「首都圏内移動は許可」とか、大阪-神戸間は良いが、大阪-京都は封鎖とか、少しは科学的対処が可能です。しかし、空気感染し致死率50%のウイルスではないのに、限界のある都市封鎖にはさほどの効果はないでしょう。 クルーズ船での今後生かせる対策の面での感染に関する物理的対策、船内の人の生活や環境、船の設備などの情報把握と解析がなされれば感染に関する貴重な情報が得られた筈で、貴重な機会を逃したようです。通勤列車は直ぐに冷房になります。これが問題で、最近の沖縄での夏のインフルエンザ流行の要因がこれでないのかと言われています。一方、SARSでは主な感染環境の一つであった機内が、今回のウイルスでは今のところ例に挙がっていません。乾燥に弱いというこれまでのインフルエンザとは違う点があるようなので、是非、通勤列車での感染を調査・予測して欲しいのです。 政府の対策は、収束(終息はしないでしょう)してからのバラマキではなく、今をどう乗り切るかと、社会の閉塞停滞を阻止することに尽力とともに希望を与える内容は欠けています。メルケルやクオモのように自分の言葉で真摯に語り掛け科学的確証のある事実をもとに今後の展望を開けば、人の心も落ち着き、都内で感染者が100名を超えても浮き足立つことはないでしょう。