20/03/21 15:23

朝礼暮改

という表現がまさに適切な例です。これをみても、タイに限らず世界中が混乱に陥っていることがわかります。正直言ってやりすぎなのですが、厳しい対応をしている台湾、香港、タイも封じ込め成功国で、これに失敗している日本人は何も言えません。ただし、批判の多い日本政府の対応ですが、他国が動揺して事実上の鎖国と戒厳令を出しているのに対し、かなり冷静に対応していると思います。もしかしたら、世界的感染症にはあまり強くはないが、自然災害には慣れているので、自然災害に近いとも言えなくもない新型ウイルス発生でもパニックになりにくい国民なのかも知れません。

Health certificate certifying that the passengers "pose no risk of being infected by the Coronavirus Disease (COVID-19)", issued no more than 72 hours prior to the date of travel.
PCRとは書かれていないし、日本ですら(他国はもっと低いでしょう)70%と言われている検査制度では、三割は感染してもすり抜けます。さらに、国内で本来受けねばならない人を差し置いて、単に海外渡航の直前に受けるのは、
・最悪、患者の生死にも関わる程検査体制を阻害する
・検査には危険が伴い、日本ではコンビニ検査的なものはないので、双方にとって危険が増すだけ
です。この無罪証明が熱やレントゲンだけと医師の診断だけで良いのは不明ですが、現実的にはこれで十分だと思います。

例の日本の感染地域指定時も航空会社は完全に事態を把握できなかったし、実際はしていなかったと思います。AOTのアプリも結局使っていないし。同じようなことは台湾でもありました。出国時にしっかり書かされた書類は、結局どこにも提出場所がなかったりで、現場もお上の決定に対応し切れていないのでしょう。ですから、実施されてからでないとわからないと思います。日本ではエアラインが一番信用できますが、こんなことなら、強制送還も多発するので、運行を止めるでしょう。

何度も書いていますが、最早水際作戦に金と尽力を費やすのではなく、重症化阻止と早期回復に人類の英知を結集させるときです。かかるのはある程度仕方ないが、重症化した人の命を救える機会を逃さない。現状では完治させる術を人類は知らないのですが、少なくとも早期にしかも集中的に動けばかなり救えます。情報を集約し、冷静に分析すれば、何が必要で何が不要かもわかってきます。

これもよく書くのですが、今回の新型が強毒性トリ型インスフルエンザだったら、人類はウイルスに殺される前にヒトによって滅ぼされていたでしょう。ここまで無策(はっきり言って最早その時期は過ぎた水際作戦を熱心にすれば克服できると信じている)であったのかと、正直落胆させられます。

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1件のコメント

  • 20/03/21 15:59

    回答ありがとうございます。 3月22日0時から無事タイに入国できた方の情報お待ちしてます。

    長文での回答ありがとうございます。早く落ち着いてほしいです。

    大使館や厚生省やANAに電話しても長いこと話し中やら、やっとつながってもうんざりした声で
    PCR検査?保健所に聞いてくださいと盥まわしばかり・・・。

    3月22日0時よりタイ入国での(PCR検査のない)健康診断書と旅行傷害保険でスワナプーム空港で
    (またはドンムアン空港でも)無事入国できましたという皆様からの回答をお待ちしています。

    また、タイ入国審査の所要時間も教えて頂けたら助かります。まさか2-3時間かかるとか?

    飛行機から降りた200名の乗客がPCR検査してないからタイに入国できません。
    このまま、トンボ帰りで日本にお帰り下さいはないと思うのですが。

    追加で健康に関する質問票を提出とかタイ空港公社のアプリに情報入力とか追加の作業が多いようです。

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