PIE と Cape Breton

てっきり赤毛のアンつながりなのかと思ってしまい、すみません。
PEIを訪れる日本人は圧倒的にアンのファンなのです。現地の人の話しでも「訪れる日本人は若い女性ばかりで、みんななぜそんなに赤毛のアンが好きなのかね?ただの緑の屋根の家なのに」と首を傾げます。

PEIはのんびりしたカントリームードが漂います。
赤茶けた土の色や、牧畜の様子、森や湖の風景。ジャガイモやロブスター・・・北海道っぽいかもしれませんね。(北海道に行ったことがあるか知りませんが・・・)
大自然でもとりわけカントリー風がお好みならオススメです。ただ、観光が全体的に、モンゴメリーとアンを中心に作られているのでまったく興味がないとなると魅力は半減かも・・・。

ポイントを絞って、キャベンディッシュとシャーロットタウンのみ、という感じで訪れてはいかがでしょうか。

車を降りて、グリーンゲイブルスや物語にでてくる小道を散策するのはとても気持ちがよく、のんびりした気持ちになれます。また、PEIの人々の暮らしを感じられます。


ハリファックスを北へ東へと走る旅では、Cape Bretonをはじめ、東海岸特有の雄大な景色に出会えます。大西洋の蒼さ、濃い緑。岬の風。そしてロブスターを取る籠網。(これはどこに行ってもある(笑))

ガイドブックに載っていると思いますが、カボットトレイルやルーネンバーグは東海岸ならではの美しい風景です。

基本的には「何かがある」という観光地ではありません。
むしろ、何もないところこそ、美しいのがこのあたりの魅力です。

好奇心旺盛な方なら、道すがら看板にしたがって、田舎町のカフェや雑貨屋に立寄るのも面白いものです。超ローカルなカントリー雑貨の店自体も面白いですし、そこへ続く細いローカル道も味があります。

それと、湖が無数にあるので、ゆるゆると森に吸い込まれるようにローカルな湖を覗きにいくのも個人的には好きでした。
運がよければ野生のブルーべりーが実っていたりして。

文化的にはスコットランド系移民とフランス系の文化が本当に交じり合っているのを感じることができます。キルトにバグパイプのみやげ物やがあるかと思えば、フランス国旗を掲げる村あり、で。

日程延長が無理であれば、PEIに1泊、Cape Bretonに1泊、であと一泊はその時の気分でどこにするか決める!って感じでどうでしょう?

ところどころの案内所や店で情報を仕入れ、地元のオススメをききながら旅するのが一番ですよ。






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1件のコメント

  • レスありがとうございます。Cape Bretonに魅力感じます。 

    マッリー様、丁寧なレスをいただきありがとうございます。

    PEIは、ある写真集で見た「緑の平原の中にたたずむ白い一軒家」の写真に魅せられ、行ってみたいと思うようになりました。外国の田舎って結構好きなんです。オーストラリア、アイスランド、ニュージーランド、トルコなどの辺鄙な所でボーとしていたことがあります。

    レスを拝見して、相対的にCape Bretonの魅力が増してきました。Cape Breton-PEIの移動も途中フェリーを介して1日あれば充分できそうですので、両方行くことは現実的であるようです。
    まだ出発まで3ヶ月もありますので、じっくりと行程を考えてみたいと思います。

    有益な情報をいただき、重ねてお礼申しあげます。

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    長々とすいませんでした

    長いレスにもかかわらずお読みくださってありがとうございます。

    今はPEIと本土の間に橋もできて、24時間往来可能になったはずです。
    フェリーに比べて、橋でPEIにわたる場合は確か15分くらいで向こうへ着くのでは?

    移動も楽になったので、選択肢も広がることと思います。

    ぜひステキな旅をしてきてくださいね。