18/07/07 14:48

4)「フランスの美しい村」ユナヴィル Hunawihr に行く (その1)

アルザス地方のストラスブールからコルマールにかけての地区には、「フランスの美しい村」のリストに掲載されている村がいくつかあり、ユナヴィル Hunawihr もその一つである。位置的には、リクヴィルとリボーヴィレの中間で、バスもコルマールからリクヴィル経由でリボーヴィレに行くバスで行ける。

コルマール駅前のバス停で11時過ぎのバスに乗り、運転手に、ユナヴィルに行きたいというと、往復の切符にしますか、と尋ねるので、往復にします、というと、今日は学校が休みの日なので(まだ復活祭前後の学校休みの期間だった)、帰りは夕方18時半までありませんがいいですか、といわれた。時刻表には、3時のバスがあったので、それで戻ろうと考えていたのだが、「フランスの美しい村」で現地6時間はなかなか過ごすのがたいへんだ。

始発バス停の駅前からの乗客は私一人で、発車まで時間があり、運転手と話していても差し支えない雰囲気で、運転手は、ユナヴィルで時間があったら、今日は天気がいいので、リクヴィルかリボーヴィレまで歩いて行き、そこからバスに乗ってもいいですよ、という。
どちらも歩いて40分ぐらいです、という。バスの往復チケットは、帰りはそれらの村からはどこからでも乗れると言うことだったので、往復切符を買って、ユナヴィルからどちらかに歩いて別の村を観光して、夕方のバスで戻ることにした。

リクヴィルもリボーヴィレもかつて行ったことはあるが、もう一回行ってもいいだろう。
どちらが行きやすいか尋ねると、リクヴィルは登りになっているから、平坦な道のりを選ぶなら、リボーヴィレの方が楽に歩けるでしょう、という。

12時少し前にユナヴィルに着いた。
バス停の前には、山水を引いた共同洗濯場の跡が残っていて、全体を木造の屋根でカバーした休憩所となっていた。昼頃で、2家族が屋根の下に設けられたテーブルで、昼食を広げ始めたところだった。ピクニックにはちょうどよい場所となっていた。

村は比較的小さく、商品を売る店はなく、カフェ兼軽食を出す店が1軒あるのみだった。村のたたずまいは、昔の状態を保ったまま現代まで続いた感じで、雰囲気はよく、家々は空き家もなく、手入れされていて、住民は「フランスの美しい村」の状態を維持しながらそれぞれの生活をしている感じだった。
商業化された、店の多い「フランスの美しい村」とは対極にある村だった。

村の中や、周囲の畑のあぜ道などを歩いて元の洗濯場の休憩所に戻ってきた。まだ、5時間ぐらいある。
さて、リクヴィルとリボーヴィレのどちらに行こうか、、、。
リクヴィルは、上品な美しさがあって、もう一度尋ねてもいいと思う雰囲気がある。
リボーヴィレは中心の道のみが観光場所で、裏通りは観光の雰囲気はなく、中心の通りは商業化されすぎの感じだ。「フランスの美しい村」にも登録されていない。

リクヴィルは多少登り道らしいが、時間もあるのでリクヴィルに行くことにした。
村に、周辺の地図を書いた看板があり、リクヴィルに行く道、リボーヴィレに行く道も表示されている。
矢印で示された道に入ると、舗装されているし、ハイキングにちょうどよい幅である。車が通る道は、別の所に広い道があり、この道は農道で、一般の車は入ってこないようであった。

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