どこもあまり変わらない 治安の面では女性一人で危険という国は、欧州ではないと思います。 イタリアやスペインでは女性であるがためにお誘いが多いのですが、 大抵は社交辞令です。モデルとしてもすっかり有名になったナポリ出身 の某氏も父親から、手ほどきを受けたという特技を身につけているし、 スペインの小さな男の子でも、中年女性がめかし込んでいると、 「セニョーラ、今晩は一段とお美しい」と声を掛けます。 とは言うものの、上でも書いたのですが、欧州で夜間女性が一人で歩く のはあり得ないと地元の人は言います。都会の人通りが多いところなら 問題はないのですが、人の往来のないような場所は危険です。 食事も南は遅いので、深夜に外を歩かねばなりません。逆に深夜でも人で 溢れているのも南なのですが。ドイツは早いので、日本人には合うかも知れ ません。中規模な都市が多く、治安もかなり良いと思います。夜間でも安心 して歩けますが(男の場合)、ひっそりと静まりかえっているので、やはり 女性の一人は勧められません。大都市では薬が絡んでくるし、昼間とは人種 (要するに危ない人たち)が異なってきます。 どのような国にせよ夜間だけはしっかり身を守る術を身付けるべきです。 昼間は程度の差こそあれ、どこも安全です。強いて挙げれば、アムステルダ ムを除くベネルクス三国、ドイツ、北欧、オーストリア、チューリッヒの ある地域を除くスイス、滅茶苦茶安全なマルタ。東欧もかつてのブダペスト のように安全な街が多かったのですが、今は金を求めて様々な人間が流入し ているため、治安は悪くなっています。