前日になって、運休の表示がなければ、遅れるかもしれないが､運行はあると思ってよい

こんにちは

タイトルに書いた理解でいいだろうと思います。

タリスはSNCFとほかの企業が共同出資して作った会社です。SNCFとは会社が別です。
従って、タリスに乗務する運転手や車掌は今回のSNCFの組合のストには参加しません。
走行する線路はTGVの線路を使わせてもらうので、地上でポイント切り替えや信号の管理をするSNCFの職員がストで人数が不足すると､運行できません。

ストに参加したSNCFの組合員の割合は、スト開始からまもなくの4月上旬は､全組合員の40％ぐらいありましたが、先週木曜日（6月8日）のスト日には、13.68％に下がっているとの報道が見られます。
http://www.linternaute.com/sortir/magazine/1400252-greve-sncf-ce-mardi-12-juin-une-date-sans-trains-le-calendrier/

経営側（国、SNCF）の法律改正案では、乗務員（運転手と車掌）の定年の年齢を引き上げることが主な改正点で、運転手と車掌のスト参加率が高くなっています。
6月8日の職種別スト参加率
運転手　43.7％
車掌　　42.1％
ポイント切り替え係（地上での切り替え係、昔は「転轍」と言った）　20.2％

ポイント切り替え係のスト参加率は20％程度なので、タリスは､運休が少なくてすんでいるものと思われます。
ただし、タリスが時間通り運行できるように、最優先で作業してくれるわけではないので、多少遅れることは考慮に入れておく方がよい。


4月23日のスト日に、ドイツのICEでシュトットガルトからフランスのストラスブールまで乗りましたが（このICEはパリ行き）、50分ぐらい遅れました。そのときのレポートをここの掲示板に書いておいたので参考に↓
https://bbs.arukikata.co.jp/bbs/tree.php/id/988140/-/parent_contribution_id/479090/


よい旅を