Getxo 岬の果てまで合計10余りキロ さて、1泊なので、ピギーに詰めなおし、チェックアウトの際、 15:00頃迄、と預かってもらう。 Neguriの駅が一番近い、ということなので、宿の裏の丘の坂道を、 食後の散歩も兼ね、登る。 この坂道は、10kgs程度のピギー 引いてだと、きついな~、と思いながら、道なりにカーブを描き 進むと、何ともなしにNeguriに着いた。 ここで、5 Euros分のTravel Cardを買う。 これがあると、Bilbaoの交通網の殆ど、料金まで乗れるので、 便利なのだ。 さて、地図を見て、もうちょっと丘の上を、遠くまで行って見る事に した。ずんずん歩いて行くと、街の中心のような教会がある。 更に10分ほど進むと、Informacionがあるので、現在地を尋ねた。 しか~し、ここのInformacion、英語はてんで通じず、仕方ないので スペイン語片言に切り替えて聞いても、地図の果ての岬まで、どの程度 徒歩でかかるのか、答えられもしなかった。あれで、時間給をもらって いたら、あかんと思った。 段々、新しい住宅区域に入ってきたと思ったら、申し訳程度の砂浜がある。 ここで一息入れて、別の丘の上を見ると、Don Quixoteが飛びかかって いきそうな風車が建っている。後足のストレッチをしてから、またそこ まで登っていくと、そこは展示ギャラリーとレストランになっていた。 現在位置の特定が風車で出来たので、更に先に目を向ける。 <Forte de Galea> ガレアの砦 古代ガリアの延長線のような名前なのか、気になったので、一本道を 強風にあおられながら、進んでいくことにした。暫く行くと、砦は 別の丘の上に見えるのだが、まだ遠い。 ずんずん歩き、辿り着いた。 そこに説明書きがあるので、読んでみれば・・・何の事は無い、 古代どころか、17世紀に作られた砦の跡、ということで、がっくりした。 こんなチャチな砦で、防衛が可能だと思ったのだろうか? あっま~ぃぃぃ~、と思いながらついでに、岬の果てまで歩いてみた。 歩いてみれば、風見鶏らしき物体があるが、ベンチがあって、展望台風 になっている程度。 これが景勝地扱いだなんて・・・とトボトボと、後足で帰り道を辿る。 サングラスは無いわ、強風であおられるわ、屋台はないわ、コンビにも なくて、疲れる。こういう時に、Barも無い・・・ はぁぁ~、と思いながら40分以上歩いて、ようやく宿近所に戻ってきた。 腹が空いたので、レストランのメニューを見るが、週末特別メニューで 入りずらい。おまけに、Barは混んでいる。 一旦、宿に戻り、併設のBarに向った。 ここは簡単に座れたので、Pinxosと向き合って座り、3品+珈琲を注文。 やっと一息ついて、落ち着いたので、さ~って、Bilbaoに向うか、 とフロントに向って、入り口をくぐった途端、ペンパルおじさんと 目が合った☆ ビックリビックリ、宿は教えてあったんだけど、いつ会うとか、そういう 話はしていなかったので、驚いてしまった。
TOYOTAで、山間のバスク村へ - Montedragon - Neguriまでの登り道を探索した割りには、あっさりとピギーもクマも、 イギリス製のTOYOTAに回収してもらえた。 そのまんまBilbao方面~ Donostia方面に向う。 段々、前回辿った旅路の逆の風景になってきた。 「何か、この前エラク苦労して帰った、El Torre de Lloyolaに 行く道筋そっくりだねぇ~」 とぼやくと、ニヤ~と笑い、 ”その通り、だってここはその近所だよ!” (¬”¬。) なぁ~んだか、ちょっぴり哀しくなった。 何せ、帰りのバス停を見つけるのに、1kmは走ったんだもん。 そうこうしているうちに、山間の村に着く。 いきなり、ベレー帽の爺さまと、訳のわからん会話が始まった。 会話が終わった途端、また来た道を戻る。 「さっきって、スペイン語?」 ”あれがバスク語だよ。因みに爺さまは、西の方言だったんだよ。” かなり、母音主体の発音に聞こえたが、一言もわからなかった。 また、初めてバスク語の会話を耳にした。 今度は、高速の料金所で、”アラツァリオ~ン”と交わしている。 意味を聞いたら、Buenas tardes、こんにちは、ということだった。 そうこうしているうちに、別の山間の村に辿り着いた。 村の紋章は、山 と 竜 の印である。また、この竜が迫力の無い、 かわいらしさで、中国の龍とは大違い! 何でもここは、新しい経営で有名な会社の本社がある村で、 全国に8万人の株主兼従業員を抱える所らしい。 バスクのスポーツ、Fronton(手の甲でボールを飛ばし、得点を競う) を見ながら、会社の事、スポーツのことについて、説明をしてもらった。 そういえば、前はこういう四角い建物を目にしていたのだが、さっぱり わからず、通り過ぎた気もする。 それから、教会の鐘を聞きながら、Barで一服。 初めてのバスク地方とは、また違った、細かいバスクの伝統を見られたし、 スポーツも目にしたし、満足満足。 まぁ、難を言えば、10代の若者に、美少年がいないことなんだな。
Re: TOYOTAで、山間のバスク村へ - Montedragon - 旅クマさん、こんなとこに、と感じたけど、スペイン贔屓だったのね。 すごい駆け足だけど、とても充実した旅行が伺われます。 もうちょとと、ペンパルおじさんの描写が欲しかったが... 二年前にマドリッドとバルセロナに行っただけで、バスク地方がどんなところか想像できません。 スペインの男女は、10代の若者だけでなく、まるで美形(イケメンという言葉が使えない古い時代のわたし)に出会ったことがなかった。 フライトアテンダントやテレビのレポーターや女優も顔も化粧もきついし、肌も良くなかった(ように感じました。) マドリッドの街角で、ちょっと甘いマスクの若者に道を尋ねたら(ほんんとに道を知りたかった)、イタリアーノ、イタリアーノと言いつつ去って行ってしまった。 スペインの男は、朝のカウンターにいるオヤジまで正装し、どっちが客かわからないくらい尊大な態度が多かったなぁ。 10代の美少年を見るなら、タヒチに行きましょう。 そのうち男女の区別がつきにくくなる前の、はかない「美」を垣間見ることができますよ。 そうそう、今度スペインに行ったらコーヒーはグランデと大きな声で(なんで)元気に注文してみます。