退会ユーザ @*******
18/04/06 21:50

老人と他の世代との扱いが異なるかどうかが不明です

それがよくわからないので正確にお答えできるかどうか・・。

しかし、外国人専用の不動産屋では簡単にアパートを借りることができるのです。これは毎日大量の外国人観光客が押し寄せるイタリアならではのことなのかも知れません。私の経験でも、仲介手数料と家賃1ヶ月分の保証金だけを払えば即決で契約でき借りられました。何の審査もなく保証人もなしです。日本よりも手続が簡単でした(当時私は働いていないただの学生でした)。家賃も毎月家主に手渡しで、領収書もありませんでした。これは大家によって異なると思います。
イタリアも本来はフランス同様、重要な契約は必ず公証人が介在して公正証書を作成するはずなのですが、それをしないということは、無届の賃貸でしょう。領収書を出してと大家さんに言ったら、税金を払ってないから出せないといわれましたから。
イタリアはこのように税金を逃れている業種が多くて経済統計には全く出てこないのです。摘発のための財務警察はあるのですが・・。
だから、需要のあるところには供給がありということで、恐らくはですが、お金をちゃんと払えば相手が老人であろうがそれ以外の世代であろうが、外国人に部屋を貸してくれるでしょう。フランスにも同じだろうと思いこんでおりましたが、もっと厳格なのでしょうか。

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1件のコメント

  • イタリアの税逃れってすごいですね

    以前ギリシアの借金問題の際に、ギリシアと並んでイタリアの一部の業種がきちんと税金を払っていないかというのを紹介していたのを覚えています。フランスは言語はラテン系ですが、南フランスを除けば人種はケルト系ですし、革命までは上流階級はゲルマン系が占めていたので、文化的にはそこまでいい加減ではないのでそれほど簡単には税逃れは出来ません。(ただし、夏の1−2ヶ月間家や部屋を貸す場合は申告しても無税扱いか、申告しなくても良いと聞いた事があります。)また、長期の外国人専用の不動産はパリにはあるかもしれませんが、他の都市には需要もそれほどないのでないと思います。(週単位の短期でしたら、観光地にはありますが値段がある程度高いし、契約的にも長期向けではありません)

    またフランスが特別なのかもしれませんが、借り主が家賃を払わなくてもオーナーが勝手に家賃未払いの借り主を追い出す事が出来ない事情があります。(もちろん裁判所から内務省管轄の県庁に連絡が行き、その後に警察が法執行人と共に、家賃未払いの借り主を追い出す事が出来るのですが、そこまで行くのに2−3年待たなければならない様です。また冬は追い出し禁止期間になります)そのために、オーナーは借り主の家賃未払い保険をかけるのですが、その条件として借り主の収入が家賃の3倍以上あるか、その借り主が同条件の保証人をたてる事が出来るかが必要になります。そう言う理由から外国人の借り主は収入があっても多少敬遠されます。また借り主が65歳以上の場合は、オーナー側から借り主に契約終了(つまり引っ越してほしい)をお願いする場合は同条件の代わりの物件をオーナーサイドから提供する義務があります。これが難しいので、オーナーはその物件を売却したいのになかなか出来ないというかなり面倒な事が起きる危険がある様です。

    ちなみに外国人学生向けだと、学生向けの生協のような機関が扱っている物件だと保証人関係が煩くない事がある様です。また、民間や大学運営の学生寮や学生とのシェアーマンション等、外国人学生でも簡単に保証人なしでも入居出来る様です。また稀に不動産屋でも外国人学生で保証人なしで大丈夫な所がある様です。語学学校ならば、学校が住居を提供してくれる例が多い様です。(話はずれますが、親が保証人になるフランス人学生は、学業が終われば引っ越してくれるとわかっているので、不動産屋やオーナーにとっては良い借り主と考えられている様です)

    イタリアの事情はわからないのですが、フランスは大都市は新築物件が非常に少ないという事で中古物件の価格が下がる事が珍しく、インフレ率以上に価格が上がる傾向があります。
    例えば南フランスのある都市の中央部のマンションが60平米で20万ユーロで購入した場合でも5年後の価格が25万ユーロになっているという事が珍しくありません。(もちろん購入時に公証人にマンション名義の書き換え並び県に払う税金と、売却時に不動産屋に払う手数料がかかるようです)2−3年の中期滞在ならば別ですが、5年以上住むならば不動産購入の方が、質の悪い貸し物件で無駄に家賃を払う方が良いかなと思います。

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    退会ユーザ @*******
    18/04/08 22:20

    裏経済・地下経済

    お隣の国なので事情は似たようなものだろうと勝手に思いこんでおりましたが、何と、全く違うのですね。驚きましたし勉強になりました。
    フランス人をラテン系と思ってはいけないということは肝に銘じます。確かにフランク人とガリア人の子孫なので、ローマ系の南仏人とは違いますが、制度にまで影響しているとは・・。

    イタリアは統計に現れない地下経済とか裏経済とかいわれるものがあって、これが国の底力となっていると良く言われます。マフィアの闇経済とは違います、念のため。
    要は正式な記録を残さずに取引し税金を逃れる仕事です。各部門にはびこっていて、公務員でも裏でやっているそうです。税金を払うのはバカらしいし無駄、という共通認識が普及しているからです。政治が二流なら行政も二流という国柄を反映しているからでしょう。政府の税金泥棒という決まり文句があるぐらいです。それと、家族経営の企業がとても多いことも理由として挙げられます。経営に公私の区別がないのです。有名なブランド企業もほとんどが家族経営です。
    真面目な北欧の国や西欧の国の人達から見れば信じられない事態だと思います。しかしこれのお陰で経済の破綻を免れられるとも言われます。

    そういう背景があるので、賃貸も私的な取引で済ませることが多いのでしょう。我々外国人にとっては大変助かります。ただしこの反面、大家との間にトラブルが起きると泣き寝入りになるリスクも存在するということでもあります。幸い私はそのようなことはありませんでしたが、たまに追い出されたとかひどい話も聞きます。

    ということは、イタリア的感覚で他のヨーロッパ諸国に行って家を借りようとすると苦労するということになりますね。なるほど・・。
    老後は住むとしても短期でイタリアという話に固まってきました。