3日目 ソフィアから日帰りでヴェリコ・タルノヴォへ

某ホテルのビジネスセンターのお姉さんのお勧めでヴェリコ・タルノヴォへ行くことにした。
このお姉さんは本当に親切で、今では彼女は私のメル友である。

バス会社はBiometとEtapがお勧めとのことだったが、時間が合わないのでKubrat Avto社の
午前8時ソフィア発のバスに乗った。チケットは直接ドライバーから購入して片道10レバだった。
お客もまばらで車はボロボロだったが、なんだか楽しかった。
山道を走行中、濃霧で前後左右全然見えず、ドライバーはセンターラインのかすかな表示を頼りに
運転していた。今考えるとよく谷底に転落しなかったものだ。(怖っ)
山越えが無事に済むと、枯れ木ばかりの景色が目に入って来た。そして11時20分に目的地に到着。

ヴェリコ・タルノヴォに着いたら雨だった。傘なんて売っていないので、雨の中を濡れて歩いた。
ここにも野良犬や野良猫がいっぱいいたが、ここの猫ちゃんは警戒心が強くて側に近寄れなかった。
この町、去年訪れたトルコのサフランボルに似ている…。そんなことを感じながら2-3時間、
ぶらぶら町をさまよった。この町も一回来ればもういいかな?次回は夏にブルガリアを訪れたいな。

帰りは14:45発のETAP社のバスでソフィアに戻ることにした。(ETAP社は片道13レバ)
ところが間違えて同社の15:00発のソフィア行きバスに乗ってしまった。
ETAPのバスは全席指定なので、自分の席(と勘違いした席)には、既に007の
ピアース・ブロスナン似のイケメンが座っていた。
最初は事情が飲み込めずに困っていた私を、ピアース・ブロスナンとその妻のキャメロン・ディアスの
美男美女カップルが、チケットオフィスとドライバーに掛け合ってくれて、なんとかそのバスでソフィアに戻ってくることが出来た。

たった三日間しかブルガリアに滞在していないが、出会った人々は皆、本当にいい人ばかりだった。

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