レポート

早足猫のトホホなイタリア・ブルガリア13日間一人旅

公開日 : 2006年04月02日
最終更新 :

3月中旬に13日間でイタリアとブルガリアを旅して来ました。
予想通りの駆け足旅行でしたが、まあ楽しかったです。

残念なのはイタリア語ができずに十分イタリアを堪能できなかった事。
先ほどグラツィアさんの旅行記を読ませて頂いてさらに強く感じました。
ほんとは読んだ後、ちょっと涙が…。(理由はまた後で)

「これだからイタリアはやってられん!」って溜め息をつくことも一杯あったけど
それを補って余りある、良いこと事も一杯ありました。
「これだからイタリアはやめられん!」ですね。

多分こんなスタンプラリー旅行なんて、誰の参考にもならないだろうけど
とりあえず書いてみます。

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15件のコメント

  • 10日目 いよいよポルチコへ

    13日間も一人旅をしているとだんだん精神的に疲れてくる。
    私は一人が好きなので一人が寂しいということは全くないのだが、
    日本の家族を思い出して寂しくなることはある。
    そのタイミングがこの日やって来た。

    あても無くForliの町を彷徨って軽く食事をした後、バスターミナルに戻った。
    一本早いバスが途中のRocca S Cascianoまで行くので、そこからポルチコ行きのバスに乗り継ぐことにした。
    バスにはお客が3人しかいなかった。
    Rocch S Cascianoのバスターミナルは村のはずれにあり、
    まわりには何もない寒村と言う印象だった。ここで少しぶらぶらすることにした。

    この村では今夜お祭りがあるらしく、村の男衆が木の枝をクリスマスツリーのように高く積み上げていた。
    どうやらこのツリーに火をつけて燃やすらしい。

    そうしているうちにやっとポルチコ行きのバスに乗ることが出来た。
    バスの運転手さんは親切な人でポルチコのバス停で一緒に降りて、ホテルを教えてくれた。
    ホテルに入ると宿の女将さんがこぼれんばかりの笑顔とイタリア語で迎えてくれた。
    「OLMOさんの友達か?」と聞かれているようなので英語で事情を説明したが、
    どこまで通じていたのか不明。(^^;

    お部屋はベッドも大きくてしっかりしており、家具も落ち着いていてなかなかよかった。
    私は神経質なので部屋との相性が悪いと熟睡できないのだが、ここは直感でOKだと思えた。
    ここの洗面所のお水が温泉のようにヌメヌメしていたのは何故なのだろうか?

    宿の息子さんが橋の方へ行ってみたら?と勧めてくれたので早速行ってみることに。
    わあ~、乳白色の川が流れていてとてものどか。
    橋を渡って鶏小屋の方に行ってみると見事に番犬にほえられてしまい、それ以上近づけなかった。
    鐘の音があまりにも近くで聞こえるので、神経質な私は鐘がなる度、ビクッとしてしまった。
    何とも平和な光景に日本での楽しい日々を思い出し、寂寥感が募った。

    食事に関してはこのトピの中で既に書いたので省きますが、早とちりで本当にすみません。m<_ _>m

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    06/04/10 00:56

    Re: 10日目 いよいよポルチコへ

    お疲れ様でした。
    でも、なんだか最終的に自分自身を振り返れるような旅をされたように私は読ませていただきました。
    私もポルティコの風景に一人でいると感傷的になる時もあります。

    ROCCA のお祭のことは、後で 言いわすれてた と思ってたのですが、小さな街にしてはとても大きな素晴らしい祭だと思います。
    ROCCA の住民が2つに分かれて競い合うお祭なのですが、木の枝を高く積み上げて、燃やし、どちらが長く燃えているかを競います。川を挟んで2つの火の山が立ち上るので、すごい迫力と美しさです。
     その後、街の住民の仮装山車引き回し踊り(と言うのでしょうか?)要するに小規模のリオのカーニバルです。2つのグループがそれぞれのテーマで仮装し踊ります。広場が満杯の人になり踊り子と観客が一緒になって踊ります。

    ホテルの洗面所の水がヌメヌメしていたのは、なんでしょう、、?
    よくわかりませんが、石灰質が強いのかな? でも問題ないとは思います。

    食事の関しては、特に朝食では、早とちりといっても、やはり損した気分になるのは仕方ないですよね。
    また、是非次回ゆっくりと滞在してください。私がご一緒できたら、いろんな穴場を紹介させていただきたいです。

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  • 10 日目 ボローニャからポルチコへ、トホホの連発

    宿をチェックアウト後、ボローニャ駅の販売機に10ユーロ札を差し込んでForliまでの切符を買おうとした。
    ところがあれれ…切符が出てこない。
    しばらく待っていると画面に「故障中」の表示が出た。きゃい~ん!

    あわてて係員呼び出しボタンを押したが、
    やってきた修理人はイタリア語しか理解できなかった。
    お金を返して欲しいと訴えても、淡々と修理をしてどこか行ってしまった。
    は~っ、またしてもやられた。
    まわりの人に聞いても皆一様に「あきらめろ」と言う。そんな馬鹿な!
    日本でオヤジのように働いて稼いだ10ユーロを捨てるなんて私には出来ないのである。

    事情を説明する為、仕方なく切符売り場の列に並びかけたその時、
    例の販売機で切符を買おうとしている人が目に入った。
    何故かいきなりその人のところへ駆け寄り、
    「10ユーロ余分に出てきたら私のお金だから返して」なんてアホなことを言ってしまった。

    驚いたことにそのイタリア人(熊さんと呼ばせてもらおう)は英語も日本語もペラペラだった。
    熊さんはゲイパーティに参加する為にボローニャにやって来たらしい。
    しばらく日本語で世間話をして楽しいひと時をすごした後、
    一緒に切符売り場に行ってもらい、すったもんだの末、
    やっと10ユーロ返してもらうことが出来た。
    熊さん、本当にありがとう。

    熊さんに見送られて乗った列車はやがてForli駅に到着。
    ここでポルチコ行きのバスに乗るのだが、またしてもあれれ?
    バスが無い…。

    チケット売りのおねえさんによると今日は休日だから、
    ポルチコへ行くバスは2便しかないという。
    何ということだ、そうだ忘れていた。
    私の持っている時刻表は平日のものだった。またしてもガ~ン。
    2便あるといっても早朝のバスはもう出てしまったので
    次のバスは午後2時15分。現在の時刻は午前9時30分。
    5時間近くForliで何をしたらいいのだ、しかも休日に。
    トレンイタリアパスも今日は使用予定日ではないので
    テキトーに電車でぶらぶらもできない。

    トホホのまま、荷物をチケットオフィスで預かってもらい、
    Forliの町を見学することにした。

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    06/04/05 20:08

    Re: 10 日目 ボローニャからポルチコへ、トホホの連発

    こねこ*ねこねこさん、休日のバスの時刻について、事前に教えてさしあげられなかったことが、残念です。
    FORLI はパッと見ただけではあまり、、、という感じですよね。
    5時間の時間つぶし大変だったのでは、、、

    でも、10ユーロ戻ってきた事は良かったですね。
    結局はとても良い人たちに出会ってますよね。

     私も一人旅は数年前までよくやってました。
    一人だとこねこさんのようにトホホなことばかりが多かったです。
    そして、落ち込むと立ち直るのに時間がかかるし、、、
    でも、いろんな出会いがあるからいい人に出会うと本当にありがたかった。
    人の余裕や心の温かさが身にしみたりしますよね。
     最近は泊りではほとんど行かなくなりました。
    レストランで一人で食べるのが苦手なんです。淋しがり屋で。

    次はいよいよポルティコですね。
    驚きませんので、何でも書いてくださいね。
    楽しみにしています。

  • 9日目 ポンペイからボローニャへ、ちょっとだけフィレンツェ

    今日も朝から大移動。ポンペイからナポリへ出て、そのあとユーロスターでフィレンツェへ。
    トレンイタリアの一等パスを持っていても、ESは追加料金が必要なので15ユーロ払う。
    ユーロスターではドリンクとスナックのサービスがあったので、ピーチティとクッキーを頂く。

    フィレンツェ駅の荷物預かりにスーツケースを預け、早足で市内観光にでかけた。
    うひゃあ、いるいる、日本人観光客がうじゃうじゃ。
    タオルミーナでも日本人を見かけたが、こんなに大勢見たのは今日がはじめてだ。
    さすがフィレンツェ。
    フィレンツェはもう何度も来ているので、ドーモのあたりをぶらぶらしてすぐ駅に戻った。

    フィレンツェからボローニャへ行く電車はECなので追加料金なしで乗れるはずなのだが
    あれれ??よく見たらチザルピーノだ…。ES同様、パス所有でも追加料金がかかるはず。
    げげっ!ここでさらに15ユーロとられるのだろうか?
    あわててローカル列車をさがしたのだが、時刻表にのってない。
    この区間はユーロスターばかりである。
    えいや~っとまたしても勢いでチザルピーノに乗ってしまった。

    午前中、15ユーロの追加料金を払って乗ったユーロスターの予約は、
    ナポリからボローニャまで入れてあったので、この券でボローニャまで乗れるかどうか車掌に聞いてみた。
    ダメだと言われたら、あらためて車内で追加料金を払おうと思ったのだが、なんとOKとのこと。
    本当にいいのかなあ…と半信半疑のまま、ボローニャで降りた。
    が、やはり気になって後で調べてみた。本当はいけないらしい。
    (イタリア国鉄さん、ごめんなさい。)

    しかし、翌日そのイタリア国鉄より報いを受けてしまった。
    この日はボローニャ泊。

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  • 8日目 シラクーサからポンペイへ

    シラクーサ朝8時発ローマ行きのICに乗るために朝食もとらずに7時に宿を出た。
    オーナーとアゲルにお別れを言えなかった。落ち着いたら日本からお礼の手紙を書こう。

    今日も1等車両は満席だった。すし詰め状態の電車は沢山のアメリカ人観光客を乗せて動き出した。
    お昼は食堂車でのんびり食べようと思ったら、この電車には食堂車はなかった。トホホ…。
    ということは朝も昼も抜きか? せっかくイタリアに来たのに何てこったい。
    社内販売のサンドイッチじゃ物足りない。きちんと食事がしたい。ああ、わがままな私。

    このままローマまで乗っていたら空腹で死んでしまうので途中でおりることに決めた。
    自分の忍耐力のなさと計画性のなさにあきれながら15:40にサレルノ駅で降りてポンペイまで行くことにした。本当はナポリに行ってピッツアを食べ、プロチーダ島に行く予定だったが、日程的にどうしても無理なので泣く泣くあきらめた。

    ポンペイ駅から新市街の中心まで数百メートルなので移動が楽だった。
    早速夕食をとりに開いてるレストランへ。
    野菜スープ、ピッツアマルガリータ、魚介のスパゲッティ、デザートにパイナップル、そしてビール。いやあ、食べた食べた。これだけ食べても20ユーロ。

    夜食べ過ぎて苦しくて目が覚めた。そして気がついた。そういえば全然観光していない。
    明日、ポンペイからボローニャへ移動する途中、フィレンツェにでも寄ってみるか。

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    退会ユーザ @*******
    06/04/04 11:53

    Re: 8日目 シラクーサからポンペイへ/目を白黒!

    実際に体験されたこねこ*ねこねこさんには失礼かもしれないんですけれど、本当におかしくて楽しくて、パソコンの前で、ひとりにやにやしながら読ませていただいています。
    &膝の上には我が家のボスのシャムが、ときどき独り笑いしている私を不思議そうに見上げています~

    それにしても、すごい行動力ですね!驚嘆です。

    雲丹のスパゲティは、私好きで、日本でもちょくちょく注文しますよ。
    でも雲丹丼で経験したことありますけど、あれは、ものがよくないと胸にもたれますね~。本当にお気の毒でした。

    ポルチコのこと、グラツィアさんのご報告を読んだばかりでした。
    う~む。
    グラツィアさんのイタリア記は、読んでいるだけで≪美食の罪≫をおかしてしまったような気になってしまいますよね。
    それとおっしゃるように、やはりコミュニケーションがうまくとれるのとそうでないのとでは.........私も、今シチリアを狙っているところなのですが、忙しくて、買ってきた『一ヶ月でイタリア語』も最初の数ページ目をここ何週間もさまよっている始末です。
    そうかあ.......イタリア語が喋れるときっともっともっといいことがあるのでしょうね?(しょぼん。)

    私は、体力がついてこなくなって、一気呵成のスタンプラリーは段々無理になってきましたが、性格的にはどちらかというとそのタイプかなと思います。ですから、こねこ*ねこねこさんの体験を読ませていただいていますととても羨ましくて、一緒に息切れしながら追体験している気分ですよ。

    続編も期待しております。

    (ところで、いつも海外旅行にはキャットフードを持っていかれるのですか??)




  • 雲丹恐るべし?

    こねこさん、Caio~(lll)

    楽しく、グラ姐さまの、豪快食事物語と平行して、読んでおります。
    それにしても、イタリア物価高!!!
    はぁぁ、Copertoをきちんと盗る/取るんですね。
    初回~3回目のスペインって、確かテーブル席と、バー席(立ち飲み)
    の値段がはっきり違っていたんですが、最近は同じ値段なので、
    空いていれば、遠慮なく、テーブル席で珈琲飲んでいます。
    いつのまに、こうなったんだろう???

    雲丹スパゲッティーって、生臭いんですか?
    パスタって、基本的に、単純な味が好みなんで、凝った味をオーダー
    した覚えがないような・・・? あのトマト味がいいんです。

    それにしても、イタリアとブルガリアの組み合わせって、
    パスタとヨーグルトのように思える。

    続編待ってます(lll)

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    Re: 雲丹恐るべし?

    クマさん、お久しぶりです。

    同時期にスペインにいらしたのね~。
    でもヨーロッパのどこかでオフ会っていうのも、今回はお互い無理でしたね。(^^;

    そうそうグラ様と内容が正反対でしょ?
    全く視点が異なるので驚きながら面白がっています。
    例のホテルの朝食描写では悔しさのあまり倒れそうになりましたが、
    早とちりとわかって安心しました。

    ウニパスタはオリーブオイルべちょべちょでウニが溺れていました。
    やっぱり私もトマト系が好きです。

    後でトホホな料理と景色の写真をアップします。
    (そのうちグラツィア様からも、よだれじゅるじゅる美味豪快料理の数々がアップされるんだろうな~。)

  • 7日目 シラクーサで食い倒れならぬ行き倒れ?

    朝起きたらものすごくだるくてしかたがなかったが、朝食は8時からとお願いしてしまったので
    律儀な私は無理やり起きて屋上へ行った。(ここが朝食の場所なのだ)
    案の定、オーナーもアゲルも寝ていて起きてこない。

    この屋上での朝食は素晴らしかった。この宿は海に近いので、屋上からはシチリアの海が一望でき、海風がとても気持ちよかった。快晴のシチリアは最高だった。
    ここでは血統書付のセレブな猫ちゃんが飼われているのだが、
    この猫ちゃんは私が日本から持参したキャットフードをえらく気に入ってくれて、
    私の姿を見かけるたびにおねだりに来てくれた。

    しばらく屋上でカプチーノをのみながらボーっとした後、シラクーサの市場へでかけたり
    旧市街をぶらいついてのんびりした。

    お昼はMinosseというレストランでタコのサラダ、トマトと海老のパスタ、炭酸入りミネラルウォータを注文して全部で16ユーロ。
    胃腸が心配で恐る恐る食べたが、味付けも量もちょうどよく美味しかった。
    私は昼食も夕食もいつも開店と同時に入るので、店の人がまかない食を食べていたりする。
    そしてしばらくの間、お客さんは自分ひとりってことが多い。
    イタリア人て、なんでそんなに遅くなってから食事をスタートさせるのか不思議だ~。

    この後、ホテルに戻り午後から翌朝まで寝てしまった。えらく疲れが溜まっていたらしい。

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    06/04/03 00:36

    まだ途中ですいません

    それにしても、面白い旅だったんですね。
    なかなか、味わえない体験だと思います。
    続きを楽しみにしています。

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  • 6日目 シラクーサのアグリで夕食(最低で最高の日)

    もう一つの宿は同じ通りの端にあってここも貸し部屋だった。
    これから二人でシラクーサ郊外のアグリツーリズモに車で食事に行くという。
    よかったら一緒に行かないかと誘ってくれた。
    本当は体調もよくないし、帰りは夜中になるのでどうしようかと迷ったのだが
    宿にたった一人残されるのも怖いし、アグリにも興味があったのでついていくことにした。

    オーナーと一緒にいた女性はアゲルと言う名前のローマ在住ギリシャ人で、
    父親がオーナーの知り合いで女優のオーディション受けにシラクーサに来たという。
    TVではなくて劇場で演じるらしい。芸術に興味の無い私にはよくわからないのだが、
    シチリアの劇場遺跡でギリシャ悲劇でも演じるのだろうか?

    車の中でいろいろな話をしているうちに車の調子が悪くなって来て、ついに道端で動かなくなってしまった。
    あたりは真っ暗でまわりにはオレンジ畑しかない。
    しかし、オーナーもアゲルもあわてることなく笑いながら「no problem」を繰り返すのみ。
    いいなあ、このめでたさ加減。一人心配そうな私に「Take it easy」を連発して安心させてくれる。
    そのうちだましだましエンジンをスタートさせてなんとかアグリについたのは夜9時過ぎだった。

    実はここも宿のオーナーが経営しているアグリツーリズモであった。雇われていたのはフランス人の
    女性でこの女性は英語もペラペラなのだが、ここではイタリア語以外禁止と言われてしまい
    その後、すべての会話がイタリア語になってしまった。
    これは非常に辛いことである。せっかく皆で食事をしていても、コミュニケーションがとれないと
    楽しみが半減してしまう。
    ここで飼われているワンちゃんでさえ、オーナーとイタリア語で会話ができるのに。トホホ。

    その後、オーナーが兄と慕う州議員のオジサマが加わって、宴はさらに楽しいものとなった。
    お料理はとても美味しかったのだが、何せ昼間のウニパスタで胃腸をやられているので、あまり
    たくさんは食べられなかった。すべてオーナーのおごりだった。
    帰りにフランス人の女性が「料理教室もやっているから、今度習いにおいで」と誘ってくれた。
    ごめんなさい、私、食べる方専門なんです。

    イタリアって国はマイナスなことがあっても次に必ずブラスなことがあって、
    でもプラマイゼロじゃなくて、プラスが大きい国だなあとしみじみ思った。

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    退会ユーザ @*******
    06/04/03 06:54

    素晴らしい!

    タオルミーナは、散々でしたね。
    イタリアって、たった1皿でもコペルトはつくし、水もたのまなくちゃっって状況だから、
    小食の人、とくに1人の場合には、割高感があります。

    それにしても高いところに入っちゃいましたね。
    雲丹パスタは、やはりいつの日かプローチダを訪れる日までとっておくべきでした。

    胃腸の具合が悪くなったのは、大変なことでしたし、
    宿が閉まっている、というのもとんでもないことですが、
    (小さな宿だと、6時過ぎる場合は、連絡しないとおぶないですね)
    それ以上にその続きの素晴らしい体験!

    >イタリアって国はマイナスなことがあっても次に必ずブラスなことがあって、
    >でもプラマイゼロじゃなくて、プラスが大きい国だなあとしみじみ思った。

    でしょ。ほんとにそうなんです。
    こねこさんも、イタリアにはまっちゃってください。

  • 6日目 タオルミーナからシラクーサへ(最低で最高の日)

    タオルミーナは観光客がうじゃうじゃいてしかも物価が高い。
    なんとも居心地が悪いのでお昼を食べたらすぐにシラクーサに移動することに決めた。
    日本人向けの雑誌によくでている某レストランでウニのパスタ(14ユーロ)を注文した。
    ミネラルウォータが6ユーロでコペルトが5ユーロで計25ユーロだって。うひゃあ、高い!

    しかもこのウニパスタにやられたらしく、食後、胃の調子が悪くなり、
    時おり刺すような痛みで倒れそうになった。もう少しで病院に行くところであった。
    ここでふとまた、2004年の食い倒れツアーを思い出した。あの時は何を食べてもうまかったし、
    料理の値段と味が一致していた。考えてみたら今回はまだイタリアでうまいものを一度も食べていない。
    なのに胃腸の具合が悪くなるとは、なんとも悔しいことである。

    這うようにしてタオルミーナ駅に行き、シラクーサに着いたのは日も暮れかかった夕方7時頃だった。
    ウニが悪かったのかそれともオリーブオイルかガーリックか、今度は胃がムカムカして仕方がない。
    倒れそうな体を支えながら駅から30分以上歩いて、予約しておいた宿に着いたが門が閉まっていた。
    街灯も少ない暗く寂しい旧市街で公衆電話から宿に電話をしたのだが、イタリア語なので何を言っているのか全然わからない。
    どうやら5分後にまたかけろと言っているらしい。「チンコミニ」だけわかった。
    予約をとってくれたマリアはもう帰宅してしまったようだ。ああ、またやられた!!

    そうしているうちに日が暮れてしまった。途方にくれてまた宿にもどり門を叩いていると、
    親子ほど年の離れた男女が通りかかった。
    事情を説明して代わりに電話をかけてくれるようにお願いした。
    が、何と彼はこの宿のオーナーであった。食事に行くのにここを通って偶然、私と遭遇したのだ。
    しかし彼はオーナーなのに門の鍵を持っていないと言う。すべてマリアに一任しているそうだ。
    ここでもまた食い倒れ道中の「アルバの貸し部屋事件」を思い出した。

    ああ、全くイタリアって国は!とがっかりしていたら、彼の所有するもう一つの宿に泊まらないかと勧められた。
    いまさら新しい宿をさがすのも面倒だったし、体力も限界だったのでそうすることにした。

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  • 5日目 ローマからシチリアへ

    実は毎日、移動ばかりで疲れていて今日シチリアに行くべきかどうしようか迷ってのだが
    なぜか、えいや~っでシチリア行きの電車に乗ってしまった。
    が、1等車は満席でローマからシラクーサまで、全く空いていないという。
    ガ~ン!またしてもやられた…。これじゃ何の為のトレンイタリア・1等パスよ~。

    仕方なく2等車に乗ったらこれが大当たり!
    ナポリからタオルミーナまでコンパートメント一人貸切状態で快適そのもの。
    芋の子洗いの1等車に乗れなくてよかった。
    しかしナポリ以南、物乞いや、にわか物売りが何度かやって来た。これじゃまるでインドだ…。

    10時間近く電車に乗ってやっとタオルミーナに着いた。
    寒い。シチリアは暖かいと思ったらはずれた。海風が吹いてすごく寒い。
    ああ、ババシャツとカイロを捨てないでよかった。ブルガリアより寒いかも?

    ジャルディーニ・ナクソスに宿をとり、バスでタオミナールに通うことにした。
    ホテルはオフシーズン料金でしかもオーシャンフロントで眺めは最高。
    それだけで幸せな単純な私。でも寒い~。

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    退会ユーザ @*******
    06/04/02 19:40

    途中ですが

    ここまで読ませていただき、
    やっぱりイタリアね、と笑ってしまいました。
    続きも楽しみにしています。

    ポルティコでのお食事、ミスっちゃった?

  • 06/04/02 19:21

    こんにちは、OLMOです

    ちょっと、お詫びを言いたくて。
    2月にあるトピでイタリアのホテルに関して質問をしてくださってたのに、気づいたのが3月後半で、出発されてたので遅すぎました。
    その後どうされたか、気になっていたのです。
    イタリアでの旅、また聞かせてください。

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    行って来ました

    例のポルチコにグラツィアさんの一週間前に行って来ました。
    詳細はレポートに書きますが
    宿のおかみさんや、近所の数本歯のないオジサン(失礼)に
    「OLMOさんの友達かい?」と聞かれました。

    私はイタリア語が全然できないので
    皆とコミュニケーションがとれずに残念でした。

    ホテルはすぐにみつかりました。バスのドライバーさんが
    バールの前のバス停で車を停めて、降りて案内してくれました。
    食事に関してはグラツィアさんのレポートを読んでちょっと【涙】です。理由はまたのちほど。

    気にかけて下さってありがとうございます。

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  • 4日目 ソフィアからローマへ

    朝、起きたら雪だった。今日はソフィアからローマに移動する日。
    まさか飛行機が飛ばないなんてことはないよね~?

    午前中ソフィア市内をぶらぶらする予定だったが、雪がやみそうにないので朝食後、
    チェックアウトまでホテルのコーヒーショップで人間ウォッチングをすることにした。
    結構雪が降っているのに傘をさしていない人が多い。傘も折りたたみ傘ばかりだ。
    あとスーパー等のビニール袋をカバン代わりに持っている人も多い。

    帰りもまたホテルの車で空港まで送ってもらい、天候不良で飛べるかどうか心配したローマ便は、
    15分遅れでフェミチーノ空港に到着した。今夜はローマ市内に泊まることにした。

    トレインイタリアの一等パスを持っていたので、ヴァリデーション・スタンプを押してもらいに
    テルミニ駅の窓口へ。ここでイタリア国鉄(FS)職員5人に場所を聞いたのだが、5人とも違うことを言うのである。
    「レオナルド・エクスプレスの窓口へ行け」「わからないのであそこで聞いてみろ」「スタンプなんて必要ない」
    「空港で押してもらえ」「インターナショナルのカウンターへ行け」等。
    結局、インターナショナルのカウンターに「EURAIL PASS」の表示があり、
    そこでスタンプを押してもらうことができたのだが、いやあ~、恐るべしイタリア。
    誰も信用できない。(^^;

    翌日からパスを使用してシチリアへ。

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  • 3日目 ソフィアから日帰りでヴェリコ・タルノヴォへ

    某ホテルのビジネスセンターのお姉さんのお勧めでヴェリコ・タルノヴォへ行くことにした。
    このお姉さんは本当に親切で、今では彼女は私のメル友である。

    バス会社はBiometとEtapがお勧めとのことだったが、時間が合わないのでKubrat Avto社の
    午前8時ソフィア発のバスに乗った。チケットは直接ドライバーから購入して片道10レバだった。
    お客もまばらで車はボロボロだったが、なんだか楽しかった。
    山道を走行中、濃霧で前後左右全然見えず、ドライバーはセンターラインのかすかな表示を頼りに
    運転していた。今考えるとよく谷底に転落しなかったものだ。(怖っ)
    山越えが無事に済むと、枯れ木ばかりの景色が目に入って来た。そして11時20分に目的地に到着。

    ヴェリコ・タルノヴォに着いたら雨だった。傘なんて売っていないので、雨の中を濡れて歩いた。
    ここにも野良犬や野良猫がいっぱいいたが、ここの猫ちゃんは警戒心が強くて側に近寄れなかった。
    この町、去年訪れたトルコのサフランボルに似ている…。そんなことを感じながら2-3時間、
    ぶらぶら町をさまよった。この町も一回来ればもういいかな?次回は夏にブルガリアを訪れたいな。

    帰りは14:45発のETAP社のバスでソフィアに戻ることにした。(ETAP社は片道13レバ)
    ところが間違えて同社の15:00発のソフィア行きバスに乗ってしまった。
    ETAPのバスは全席指定なので、自分の席(と勘違いした席)には、既に007の
    ピアース・ブロスナン似のイケメンが座っていた。
    最初は事情が飲み込めずに困っていた私を、ピアース・ブロスナンとその妻のキャメロン・ディアスの
    美男美女カップルが、チケットオフィスとドライバーに掛け合ってくれて、なんとかそのバスでソフィアに戻ってくることが出来た。

    たった三日間しかブルガリアに滞在していないが、出会った人々は皆、本当にいい人ばかりだった。

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  • 2日日目 ソフィアの街中で

    3月のブルガリアは寒いだろうと、ババシャツとモモヒキ、カイロなどの防寒対策は
    ばっちりだったのだが、以外にもそれほど寒くなかった。

    ソフィアの街中にはATMがたくさんあって、苦労せずに現金を引き出せた。
    アジア人だからといってジロジロみられることもなく、旧体制の化石のような人に会うこともなく、
    出会った人々は皆とても親切だった。

    ホテルからソフィア中央駅とバスステーションまで散歩がてら歩いて行ったのだが、
    昼間だったせいか、それほど治安が悪いとは思わなかった。
    むしろミラノ中央駅のほうが得体の知れない人がいて怖かった。

    街中には物乞い、花売り、車磨きをする子供や野良犬が多かったが、害はなかった。
    (私は日が暮れたら一人で出歩かない主義なので夜は知りません。)
    まるでどこかの東南アジアの国みたいだった。

    市内の旅行会社でもらったCity Info Guideという英語のガイドブックに【Beggars】の記載があり、
    「経済的困窮により、様々な物乞いがいます。助けてあげて下さい。」みたいなことが書いてあった。
    物乞いの一部にジXXXという表現も記載されていた。

    翌日はソフィアからバスでヴェリコ・タルノヴォへ行くことにした。

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  • 二日目 ミラノからソフィアへ

    本当なら掲示板の東欧に引っ越して書き込むべきなのだろうけど
    面倒なのでこのままイタリア旅行記に続けて書き込みます。

    翌朝、ミラノからブルガリアのソフィアへ飛んだ。
    これじゃあ、何の為にミラノに一泊したのか分からないが
    「移動は昼間の明るいうちに」というのが私の旅のモットーなので仕方がない。

    ミラノからソフィアなんぞに行く人がいるのか?という勝手な予想に反して飛行機は満席だった。
    ソフィア空港は田舎のローカル空港といった感じで、入国審査もそれほど時間はかからなかった。
    笑えたのは入国審査官の横に数ヶ国語で「ここではお金を払いません」と記してあったこと。
    賄賂を要求する審査官がいるってことかいな?

    荷物を受け取って到ロビーに出ると、予約していたホテルのお兄さんが迎えに来ていた。
    空港からソフィア市内への道路はつぎはぎだらけで、ところどころ穴もあいている。
    あたりまえだがミラノと比べておしゃれな人がいない。
    キリル文字ばかりかと思ったら街中は意外とローマ字表記もあって苦労しそうもない。
    そんなことを考えているうちに20分でホテルに到着。

    ホテルはLIONでバス付きシングル57ユーロ。空港送迎は片道10ユーロ。
    新しくて綺麗でなかなか快適なホテルだった。ホテルの人も皆親切だった。

    チェックインして早速ソフィア市内見学へ。

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  • 一日目 成田からミラノ

    搭乗して席に着いたら、綺麗なスッチーのお嬢さんたちが近くの席に大勢座っている。嬉しい~…。 (^^v
    偉そうなビジネスオヤジの隣にならなくてよかった。(ちなみに私、女です。)
    12時間のフライトを快適に過ごしたあと、いよいよミラノへ。

    2004年の秋の「食い倒れ旅行」以来の思い出のミラノなので懐かしい。
    ミラノに着いたら美味いものをたらふく食ってやるという計画を立てていたのだが、
    機内食を食べ過ぎたせいか全く食欲がない。
    仕方がないのでラウンジでもらったアンパンと水がイタリア初日の夕食となった。

    これが「トホホな一人旅」のはじまりだった。

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    こねこ*ねこねこさん、ブルガリアの旅の難易度はどの程度でしょうか?

    ブルガリアは私がヨーロッパで行ったことのない
    数少ない国の一つです。
    近くのルーマニア、ギリシア、トルコには
    個人旅行をしました。
    ブルガリアの旅の難易度についてお教え下さい。