8.ルッカの料理学校で 翌朝、朝食をたっぷりいただいて、 10時に出発する日本人グループのバスに途中まで乗せてもらい、 近くにある料理教室へ。 お母さんが、料理好きの私のことを話して、 料理教室を見学できるようにしてくれたのです。 http://www.italiancuisine.it/ ジャンルーカ先生は、本当に日本語が上手。 日本で働いていたことがあって、今でも毎年来日していらっしゃるそうです。 この日は、1年間のコースを終了する生徒と先生たちのパーティーを夜に開催するため 日伊両方の料理を作るので、レッスンはなしですが 自由に見ていただいていいですよ、と。 十数人いる日本人生徒は、分担して餃子やお好み焼き 焼き鳥や、白玉餡蜜、抹茶ムースなどを作り、 たった1人のイタリア人生徒は、猪のワイン煮込みと りんごと洋梨とパンのケーキを作っていました。 女性の先生が、私の夫はアルジェリア人なのよ、と アルジェリアから持って来ているスパイスを見せてくれて それを用いて仔羊と野菜の煮込みのクスクスを作っていました。 クスクスは、蒸し器で蒸して、ボウルにとってから水を打ってよく混ぜ もう1度蒸して、ボウルにとって塩とバターを入れてよく混ぜるという 手の込んだことをするのでした。 仔羊の煮込みも、香味野菜とトマト、肉をよくいためてから、 その横で野菜のブロードを作りながら、水分量の加減を見てはブロードを加え、 野菜は、種類別に入れて火が通ると取り出していました。 あとで上に飾るのだそうです。 別に昼の賄いのトマトソースや、仔牛の赤ワイン漬けオーブン焼きを作っていて それも見学したり、餃子を包むのを手伝ったりしながら 先生と話したり、生徒たちを話したり。 生徒たちは来週から、イタリア各地のレストランに散り、 10ヶ月の修行をするのだとか。 先生が、お昼を一緒にどうぞ、と言ってくださって 皆さんと一緒にいただきました。 ○トマトソースのピリ辛スパゲティ ○仔牛の赤ワイン漬けオーブン焼き ○ミックスサラダ(レタスとラディッキョ) それにワインと水。 私には、おまけが付きました。 ○仔羊肉と野菜の煮込みのクスクス ○レモンの風味のカスタードプリン、オレンジソース さすがに、プロとまさにプロにならんとしている人たちが作った料理は どれも美味しく、 ジャンルーカ先生が作ったシンプルなトマトソースは抜群でした。 クスクスは、仔羊のほかに 茄子、ズッキーニ、人参、南瓜、ポテトがきれいに飾られて 見た目もきれいで、味もまた抜群。 お腹が一杯になって、お代を払おうと思ったら、 いいですよ、気にしなくて、とジャンルーカ先生。 レストランで食べたら、40ユーロ以上はしそうなのに・・・ お礼を言って、宿のお母さんに電話しようと思ったら (迎えに行くから電話してと言われていたのです) 先生が、着替えて送ってくれました。 もう、感謝感謝です。 車の中で、夏にシチリアに行く話をしたら、 親しい友だちがいるから、是非彼女のところへ行きなさい、 楽しい滞在になりますよ、と紹介してくれました。 (帰国後メールをいただきました) 宿でカフェをいただいて、自家製蜂蜜やオリーブオイルを買って荷造り。 バスでルッカに出るというと、お母さんはバス停まで送ってくれました。 駅まで行ければいいのだけど、今は私しかいないから家を空けられなくてごめんなさいと言いながら。 バス停まででも十分ありがたいのに。 ルッカから、ピサ空港行きのバスに乗り、今回の私の旅も終わりです。 短くも楽しく、たくさんの人と交流した旅でした。 最後に、パリ~成田間をビジネスクラスにアップグレードしてもらって 快適な空の旅ができ、本当にラッキーでした。
春の香り・・・。 グラツィアさん。おかえりなさい。 今回もさすがの充実の旅でしたね。 花の香り、空の色、風の匂い・・・ レポートを読んでいるだけで、 春の訪れを感じる事が出来ました。 モンテフェガテーシ・・・。グラツィアさんは、 必ずまた足をのばされる事でしょうね。楽しみです。 この町・・・覇王樹さんのHPを拝見して、 私も憧れている町なんです。 ポルティコ・ディ・ロマーニャも素敵な町のようですね。 素敵な町を教えていただいて、また楽しみが増えました。
Re: 春の香り・・・。 ネコももさん、ありがとうございます。 やはり、モンテフェガテーシに惹かれていらっしゃるのですね。 必ず、また行くと思います。 ただ、難しいのは、夏に行くとまたバスが少ないのです。 日曜でなければちょっとはあるみたいなのですが。 バーニ・ディ・ルッカに泊まるといいのでしょうね。 ポルティコは、多分冬に行きます。 年越しをここでするかも。 夏はもう行き先を決めているので無理なのです。 蛍の頃に行ってみたいですけどね・・・