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06/04/02 00:04

6.ポルティコの夕食

宿のレストランは、7時半から。
こちらの内装も素敵です。
ここは、料理学校もやっているような、料理自慢の宿。
伝統的な料理が自慢のようです。

笑顔の素敵な女将さんが席に案内してくれて、
何を召し上がりますか。うちのスペシャルなんていかが?

ということでお任せコースにしました。
お昼が、パニーノと果物だけだったので、お腹ぺこぺこ。

○ポルチーニと玉葱のタルト。
 パイ生地の間に十分にソテーして甘みを引き出した玉葱と
 ポルチーニを入れて薄焼きに仕立ててあります。
 パイ生地のさっくりと美味しいこと。
 粉もバターもよいものに違いありません。

○アスパラガスのタリアテッレ
 これが、初体験の美味しさ。
 タリアテッレとメニューにはありますが、ピーチに近いような
 太目の手打ちうどんのようなパスタ。
 短く切ってあって、刀削麺のような印象もあります。
 鶏肉を細かく切ったものとアスパラガスを
 鶏のブロード(ブイヨン)で煮込み、パスタを入れて
 そのスープを吸わせた感じのもの。
 イタリア風、煮込みうどん、つゆなし、と言ったところでしょうか。
 もちろん、アスパラガスの味がよく出ているのだけれども
 ベースになっている鶏のブロードの美味しいことといったら!
 もう溜息ものです・・・滋味溢れる、という言葉がぴったりの。
 川岸の鶏たちを思い出してしまいました。

○カプリオーロ・アル・ヴィノ・ロッソ、ポルチーニ添え
 辞書で引いたら、カプリオーロはノロシカというのだそうで
 初めて食べました。 http://www.stelviopark.it/italiano/Fauna/Mammiferi/Capriolo.html
 骨付きの塊を赤ワインに浸して、オーブンで焼き煮にしている感じ。
 ポルチーニのソテーがたっぷり添えられています。
 うんまい! そしてなかなかのボリューム。

○りんごのムースとマスカルポーネのムース
 ここで女将さんに、ドルチェはりんごのムースと、
 マスカルポーネのムースのどちらがいい?
 と聞かれ、ほんの束の間迷っていたら
 じゃあ、両方ちょっとずつにしましょう、と言ってくれて
 半部ずつ盛ってきてくれました。
 片方にはチョコレートの、もう片方にはベリー系のソースが添えられていますが
 ムースのほんのりしたいい香りを楽しみたくて、
 ソースはほとんどつけませんでした。

ここまでで、赤ワイン0.5Lを2つとガス入りの水。
そしてカフェ。これで〆ようかと思っていたところへ
女将さんがリモンチェッロかグラッパでもいかが?
と声をかけてくれたので、グラッパをいただきました。

別の客には、何の変哲もない普通のを出していたのに、
私はOLMOさんの友だちだからなのか、
たくさんある中から選んで、色が黄色がかっているのを持ってきてくれました。
アルコール度数は高いのに、口当たりがマイルド。
ボトルを置いて行ってくれたので、
調子に乗ってもう1杯。

部屋に帰ってぐっすり眠りました。

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