5.ポルティコ・ディ・ロマーニャ 翌朝は普通に起きて、ブラッド・オレンジ・ジュース、 パン、生ハム、カフェ・ラッテなどの朝食をたっぷりと摂り 今日は平日でバスも走っているので、8:40のバスに乗ることに。 バス停まで歩いて10分ほどなのにお父さんが車で送ってくれました。 この日は、「地球の歩き方掲示板」で知り合ったOLMOさんに教えていただいた 田舎の小さなまち、ポルティコ・ディ・ロマーニャへ1泊旅行です。 ルッカからプラート、乗り換えてボローニャ、また乗り換えてフォルリへ。 そこからバスに乗って1時間。 なだらかな山の風景を楽しみながら、3時前にはポルティコに着きました。 14世紀の建物がそのまま残るまちです。 一緒にバスを降りた女性に場所を聞いたら、ホテルはすぐに分かりました。 Al Vecchio Convento という名前なので、 てっきり修道院(Convento)を改造したホテルなのかと思ったら、 尼僧たちが巡業用の宿にしていたので、この名が付けられたのだそうです。 でも、建物は修道院の尼僧の宿舎と言う感じで、階段の手すりも廊下も、 そしてもちろん部屋も、アンティーク家具などが飾られ、 白い壁と木、穏やかな印象の細工の鉄・・・ 見事にマッチして居心地のよい空間が作られています。 荷物を置いて、外に出てみると、すぐ近くに PONTE DI MAESTA` sec.XIVの案内表示。 宿のおやじさんが、こっちへ行くと、古い橋があり それを渡って行くとちょっとした散歩道になっていて あっちの方からまちへ入って来られるようになっていると教えてくれました。 その方向に歩いて行くと、なんとも可愛らしい通りが。 狭い道の両側に古い石造りの家々。 家の外壁や前には、花や観賞用植物がこぼれんばかりに飾られています。 頭上の木々からは、鳥たちのさえずり、近くから川の水音。 その通りから暫く離れられなくて、デジカメでしばし動画撮影。 そのまま歩を進めて行くと川に出て、 そこに石の橋、PONTE DI MAESTA`がかかっているのでした。 小さなアーチ型の橋、そのてっぺんに上ると 古い石の建物が寄り添って出来上がっている小さなまちの中心部が見渡せます。 見下ろすと大きくはないけれども、豊かな水量の澄んだ川。 川岸に咲く花々。川岸で釣りをする地元のおじさん。 橋の向こうには、小さなお堂。小さな磔刑像が飾ってあります。 しばらく川岸のベンチに腰掛けて、景色を楽しみました。 川岸には、鴨のつがいも散歩しています。 点々と小さな小屋。 これは鶏小屋のようで、大きく囲いがしてあり、 その中で鶏たちが、のびのびとえさをついばみ、歩いています。 美味しい鶏が食べられそう・・・期待大です。 ときおり、鐘の音。 耳に心地よい数々の音を聞きながら、本を読みました。 絵描きセットを持ってこなかったことを後悔。 下手は承知。それでもゆったりとした気分で描きたくなる場所なのです。
Re: 5.ポルティコ・ディ・ロマーニャ ポルティコのことをこんなに素敵に書いてくださって、ありがとうございます。 本当にこのまんまの情景で、でも表現がとても美しくて、音と光がよみがえるようです。 私が現地に居れば、もっといろいろ案内できたんですけど、、、 例えば、橋を渡ったお堂のすぐ横に夢のような庭を造っているご夫婦がいます。そこで旦那自慢のラウリーノ(リキュール)を一杯のんで庭の見学や高台での中世の町並みのパノラマを見たり。 橋を渡ってから畑の方に歩くと鶏(カラフルなロマニョ-ロの雄鶏)がいるところに来ますが、その先を川沿いに進むと人工の堰があるところにでます。今の時期きっとたくさんの水で滝がいっぱいになってることでしょう。日なたぼっこや遊泳で地元の人や近村の人たちがくつろいでいます。7月にはバーベキューディスコパーティーが開かれます。 変わって、メイン通りからまっすぐにアスファルトの道を丘の方に登っていくと10分程で雄大なパノラマが見れます。その道をどんどん登っていくと、運がよければ野生動物を見ることができます。夕食に出たノロジカもたくさん生息しているので(警戒心が強いので)遠目でしかなかなか会えませんが、かわいいですよ。その他いのししやきじ、ヤマアラシやハリネズミなども時々見ることができます。 今さら、言われても、、、って感じですいません。 でもまた次回是非来てくださいね。 私は5月の連休明けからの滞在予定です。
次回は是非! って言っても、冬は日本にもどっていらっしゃいますよね。 この夏は、多分無理だと思うのです。 (でも夏に一緒に行く友だちが興味をもっているので、ひょっとするかもしれませんが) 人口の堰のあたりは行きました。 あの近くのベンチにも腰掛けて、のんびりしました。 上って行くと、セラミックの工房(?)がありましたね。 残念ながら、閉まっていました。 夢のような庭を造っているご夫婦の家に、是非ともお邪魔してみたいです。 それから雄大なパノラマの見られるところにも。 野生動物にも遇ってみたいし。 本当に何回も通いそうです。 宿の人たち、みんな感じがよかったですから、なおさらです。