4.ポルト・ヴェーネレ ルッカに戻ったものの、このまちはすでに3回来ているので 新しいところが見たいと思い、 現地滞在時間が短いのは承知で、ポルトヴェーネレへ行くことに。 まずはピサまで出て、ここで食事をしないとお昼を食べ損ないそうだったので 駅ちかくで店を探して、適当に入りました。 メニュー・フィッソ(定食)が10.99ユーロだったので、 時間もないしそれでいいかと。 ありきたりのメニューから、 ○ スパゲティ・アッラマトリチャーナ ○ コトレッタ ○ インサラータ・ミスタ ○ 水(水かワインも付いているのです) を選びました。追加でワイン1/4Lも。 これがなかなか美味しかったので驚き。 何の期待もしていなかったのに、 アマトリチャーナの味付けも、麺の茹で具合も抜群。 コトレッタもサクッと揚がっていて、塩加減も程好い。 インサラータのトマトのなんと美味しいこと! 時間が無かったので、40分という、 イタリアでは考えられないスピードの昼食でしたが それではもったいないと思わせられた店でした。 ICに乗って、ラ・スペツィアへ。 ここからのバスの時刻表は、 もしかして時間がるときのために持って行っていたのですが 時間短縮のためタクシーで30分ほど。 運転手は、けっこうなボリュームでサッカー中継をかけているニイチャン。 ジェノアがゴールを上げると片腕で力強くガッツポーズ。 けっこうくねくねした道なので心配しましたが無事到着。30ユーロ。 ポルトヴェーネレは、チンクエテッレと一緒に 世界遺産に指定されている小さな港町。 色とりどりの建物が海に面して並んでいます。 対岸には、手が届きそうなほどの距離にパルマリア島。 永沢まことさんの絵を見てから、 行きたい…とずっと思っていたまちです。 でもね。すごい人出。 そうか、日曜日だったのだわ。 5時近くになると、お約束のイタリアお散歩&ジェラートタイム。 とりあえず、崖っぷちのサンピエトロ教会を見て 細いメインストリートを歩き、 色とりどりの建物群を眺めて現地滞在時間1時間半。 帰りもタクシーなんていう気はなかったので バスに揺られてラ・スペツィアまで。 帰りの列車を確認し、宿に8時半頃帰ると電話をしました。 モンテフェガテーシに行っていると思ったお母さんに、 ラ・スペツィアにいると言うと、 「なんてこと! 日本人は、パッツァ(狂っている)だわ!」とあきれられましたが 手が空いているからと駅まで迎えに来てくれました。 この日の夕食は ラグーのパスタと、生ハムやサラミ、サラダとオリーブの簡単なもの。 でもどれも美味しくて、たくさんいただきました。 長く、たくさん動いた1日だったので、ちょっと疲れました。 体というより、気持ちが。 やはり忙しい旅行は私の性に合っていないのだわ。 1日1イベントをのんびりと楽しむのがちょうどいいみたいです。