ペアチケットでも安くなるわけではなさそうですね

こんにちは

オランジュリー美術館とジヴェルニー（クロードモネ財団）のサイトを見てみました。

オランジュリー美術館のサイト（英語版あり）
http://www.musee-orangerie.fr/fr/article/tarifs-et-billetterie

ジヴェルニー（クロードモネ財団）のサイト（英語版、日本語版あり）
http://fondation-monet.com/giverny/la-maison-de-monet/


これらによると、
オランジュリーのサイト；
美術館の入場料：　9 euros
ジヴェルニーとのペアチケット：　18.5 euros

ジヴェルニーのサイト；
モネの庭（と家を含む）の入場料：　9.5 euros
オランジュリートのペアチケット（どちらの表示も同じは当然ですが）：　18.5 euros

上記から、ペアチケットの値段はそれぞれの単券を買った値段の合計に等しいので、ペアチケットを買う意味合いが、値段以外の所に（例えば利便性とか）あれば買えばいい、という解釈でいいと思います。

サイトの上記ペアチケットについて書いてある内容からは、ペアチケットの有効期間の記述は見当たりません。
別途、
オランジュリー美術館のサイトには、オルセー美術館とのペアチケットの案内もあって、こちらの方は有効期限の明示があり、
Ce billet combiné est valable 3 mois pour une visite de chacun des musées.
（このペア入場券は、どちらかに入場してから3ヶ月有効）
となっていて、目と鼻の先にある二つの美術館でさえこのように相当有効期限は長く設定されているので、オランジュリーとジヴェルニーも、距離が離れていることを考えれば、1週間やそこらは十分持つものと推定されます。


販売方法については
ジヴェルニーのサイトによると、
ペアチケットは、現地窓口でのみ販売、
単券は現地窓口以外に、オンライン販売（チケット販売の会社にアクセス）もあるが、
チケットのオンライン販売ではフランスで名の通っている fnac の該当サイトを見ると、「オンライン販売した切符は、券面に表示した日付のみ有効」、となっていて、日にちが固定される不便さがあります。


さて、
ジヴェルニーの庭は、雨天だと楽しめないので、予定した日が雨なら天気を見て順延するのがいいと思います。
それで、パリ到着から比較的早い時期をジヴェルニーに行く日として組んでおくのがいいだろうと思います。
7月頃の混み具合はわかりません。
私が行ったのは、何年も前の6月10日頃、睡蓮が満開の時期に行きました。切符売り場は、バスから降りた人たちが20人ぐらい並びましたが、10～15分ぐらいで切符は買えたと思います。
そのとき、知人のフランス人の家に投宿していたので、ジヴェルニーに行く、と言ったら、夏休み中は大変混み合い、モネの住居の建物（アトリエがある）は30分ぐらい並ばないと見学ができない、と言っていましたが、夏休み時期ではなかったので、そのときは並ばずに入れました。

オランジュリー美術館はそれほど混んでいません。
かつて、10年ぐらい前にこの美術館の建物の改修のために何年も閉館していて、再開したときには大変混み合って長蛇の列だった時期がありますが、その後3年ぐらいで落ち着いて、最近はチュイルリー公園に行くことがあったときなどその前をちらと見ても、列などできていないようです。


以上の状況から考えるに、ペアチケットの効用は、混み合うジヴェルニーの事前購入切符として使える、と言う点でしょうか。
そのためには、オランジュリー美術館へ先に行けばそのとき買えばいいし、（有効期限はそのとき確認すればいい、有効期限が短い場合は購入をあきらめる）、場合によっては、チュイルリー公園へ行く都合があれば、オランジュリー美術館をあとにしたい場合でも切符だけ購入しておく手もあると思われます。


また、
モネのファンなら、モネの画が大量にあり（花の庭や、睡蓮の池の画が多い）、「印象派」の名称の元になったモネがノルマンディーのル・アーブル港の日の出を描いた「印象・日の出」もある、マルモッタン美術館もなかなかいいです。
ジヴェルニーとマルモッタン美術館のペアチケットも、マルモッタン美術館またはジヴェルニーの窓口で販売していると、上記サイトに記されています。（こちらも、ペアで割引価格にはなっていません。


よい旅を